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【二年前】夜
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「は~……エラい目に遭った……」
来たのとは逆方向に山を下り、馴染みのないコンビニの駐車場へバイクをいれた清高は、疲れ切ったようにハンドルに上体を預けた。宮脇はバイクのシートに尻を引っかけたまま、不機嫌と疲労の滲む声で、。
「金谷はもうアカンな。クスリやっとるやろ、アレは」
と言った。清高もそれに同意する。
「うん……もうダメだね」
「どないすんねん。お前、アレ野放しにしとったらまた標的にされるんちゃうんか」
清高は伏せていた上体を起こして肩をすくめかけ、さっき傷めたばかりなのを思い出して顔をしかめた。
「まあ、なんとかなるよ。多分大丈夫」
「適当すぎやろ! さっきかて刺されかけたのに」
「ああ、さっきはホントにヤバかった。宮脇が間に合ってくれて良かった~。一瞬刺される覚悟決めてたけど、やっぱ痛いのはヤダからさ」
「何ヘラヘラしとんねん。またやられたらどないする? カノジョ連れの時に囲まれたら逃げられるんか?」
「わお、心配してくれてんの?」
清高は宮脇に向き直って微笑し、あざとく首を傾げた。コンビニの看板の色が清高の白い肌を青白く光らせる。宮脇は胸の底がざわめくのを押さえつけるように渋面を作り、腕組みをした。
「普通……心配するやろ」
目線を逸らす宮脇に、清高は笑みを一段深くする。宮脇はお人好しだ。自分が闇討ちされたって、彼には何の関係もないだろうに。
「や~さしー。囲まれたら怖いから、明日から送り迎えしてよっつったら?」
身体を大げさに傾けて、視線を逸らす宮脇の顔を下から覗き込む。
「アホか! 自分とこのガッコの誰かに頼めや」
「宮脇のがツエ~じゃん。これも何かの縁だしさ、頼らせてよ」
両手を合わせて憐れっぽく頼む振りをする。宮脇は太い眉を寄せて下唇を突き出している。不満げな顔を作っているが、頬が笑い出しそうにヒクついていて、内心まんざらでもないと思っているのが清高には手に取るように分かった。
「……どうしても、て言うんやったら……」
仕方なさを装いつつ嬉しさを隠しきれない様子の宮脇に、清高は我慢できずに笑いを弾けさせた。
「ウソウソ! ごめん全然大丈夫! さっきのパトカー呼んだのオレだから、今頃アイツら全員しょっ引かれてるはずだよ」
「ハア!? 」
宮脇は一瞬何を言われたのか理解できない様子で目を丸くする。清高は腹を抱えて笑い崩れた。
「ひひひひ……おもしれ~。オマエまじ単純過ぎん? よっく今まで変なヤツに欺されずにいられたなあ」
「どういうこっちゃねん! オマエ、ワシのこと欺したんか!? 根性悪! エエ加減にせえよ!?」
「ごめんて! 心配されるの嬉しくて、思わずからかった。ごめんな」
地面にしゃがみ込んだ清高は、まだ笑いつつ手を合わせて謝っている。
クシャクシャに笑った顔で見上げられて、宮脇は振り上げた拳の行き場を失ってしまい、無意味に何度かグーパーした後に、結局元通り胸の前で組みなおした。
「どういうことか説明せえ」
不貞腐れたように口元をへの字にした宮脇を見上げ、清高はペラペラと事の経緯を説明し始めた。
「こないだ言ったじゃん? 有香の父親が長山署の生活安全課で刑事やってんのね。それで、昼に聞いたサシムラって名前をチクったら、どうもサシムラってのが向こうで内偵やってる最中の半グレ集団のリーダーだったみたいでさあ。情報くれって言うから、夜八時過ぎに長山公園に巡回行ったら良いことあるよって教えといた。金谷は絶対クスリやってるし、そっから金谷の店にガサ入ったら違法薬物関係で取引あるヤツ全員パクれるでしょ」
「……それお前もしょっ引かれる可能性あるんちゃうんか?」
「ないない! オレはクリーンだし、警察は身内に甘いから」
清高はヘラリと笑う。脳天気そうな顔に何故か猛烈に腹が立ち、
「アホ! ボケカス! そういうことは先に知らせとけ!」
と宮脇は吐き捨てた。
自分と清高は別に信頼しあう仲間というわけではない。
ちょっと前に出会ったばかりで、偶然利害が一致しただけの知り合いだ。作戦を全部知らせておく義理なんてない。けれど、事前に何の相談もなく巻き込まれたのには腹が立った。
「あー、安心したら腹減ったな。なんか食いもん買おうよ」
清高は宮脇の不機嫌に気がつかないのか、気がついてわざと無視しているのか、平気な顔でコンビニへと歩き出す。
宮脇はまだムカムカしながらその後を追った。
「イラッシャッ……ひぃ」
店の自動扉を潜ると、レジに一人で立っていた外国人の店員が、入ってきた二人を見て顔を引きつらせた。それも無理はない。
明るい照明の下で見ると、お互いそこそこ酷い格好になっていた。。
宮脇の制服は埃まみれになって、顔は殴られた跡が痣になり始めているし、拳は切れて血が滲んでいる。清高の方も似たようなものだ。
「怖がらせてゴメンねえ。これと、あとチキン二つと肉まん二つずつくれます?」
清高は「新発売!期間限定」と書かれたラベルのペットボトルをカウンターに置いて、店員に向かってヘラヘラ笑っている。
宮脇が「コイツ見た目によらず結構食うな」と思っていると、買ったばかりのチキンと肉まんを一つずつに手渡された。
「何やこれ」
「なんやて、チキンと肉まん。食うデショ?」
「いやまあ食うけども……ワシもう金ないぞ」
「おごりだよ。助けてくれたお礼」
清高はそう言って自動ドアを潜って外へ出る。
「礼される筋合いはないで」
「そうかも。じゃあプレゼントってことで」
ヘラリと笑う顔を見ると、さっきまでの苛立ちは消え、宮脇の胸はほんのり温かくなった。
駐車場で、バイクの横に二人してしゃがみ込んで、買ったものを口へ運ぶ。
清高は見慣れないペットボトルのキャップを捻って一口含み、盛大に顔をしかめた。
「マッズ……ちょ、飲んでみコレ」
ほとんど中身の減っていないボトルを押しつけられ、宮脇は困惑する。
「いらん。なんでマズいモン飲まなアカンねん」
「いや、ちょっと記念に飲んでみなって。すごい味だから!」
「やめえや! オイ……!」
無理矢理口元に飲み口を宛がわれ、ボトルを傾けられる。強炭酸が一気に口に流し込まれ、咽せて口元から溢れた。
「ゲホッ……オェッ! マッズ!!」
「な!? すげー味するよな!?」
清高は苦しむ宮脇を見て手を打って喜んでいる。
「何しよんじゃアホ! クソマズ! 最悪!」
宮脇が口元を手で拭っていると、清高は宮脇の買ったコーラを悠々と口に運んでいた。
「オマッ……! 頭イカれとんか!? そりゃワシのコーラやろがい!」
「半分分けて。そのマズいのあげるから」
「いらんわボケ!」
宮脇は、さっきまで人を殴っていたのがウソのような清高の細い指からコーラを取り返して中身を一気に飲み干す。
意趣返ししたつもりで清高を睨むと、思いのほか柔らかな顔で笑いかけられて、喉が詰まりそうになった。こうも面が良いと、ある意味視覚への暴力だ。
「食ったら帰ろーぜ」
清高は肉まんを囓りながら飄々と言う。
コイツといるとペースを乱されてばかりだ、と宮脇はやけくそのように肉まんにかじりついた。
家路につく頃には真夜中を回っていた。
深夜、山沿いの県道にはほとんど車は走っていない。清高は制限速度を無視してバイクを飛ばす。今度はちゃんとヘルメットを被っているが、免許取り立ての二人乗りの上に制限速度は無視。規則を守る気があるのかないのか分からない。
お互いの学校の真ん中くらいに位置する駅のロータリーで、清高はバイクを止めた。
「じゃ……」
「おう……」
軽く手を挙げて別れようとして、お互いに口ごもる。今回限りの共闘だ。別れてしまえばもう会う口実もない。それがなんとなく惜しいような気がした。
終電後の駅前はしんと静かで、風はひんやりと冷たい。下水の臭いに混じって植え込みのキンモクセイが香る。
「じゃあね。助太刀サンキュウ。助かった。今度は普通に遊ぼうぜ」
先に手を振って背を向けたのは、清高の方だった。
振り返ることもなく静かにバイクに跨がり、エンジンをかける。割れたテールランプはアッサリと遠ざかっていった。
宮脇は見えなくなるまでそれを見送り、何か惜しいような、清々したような、釈然としない気持ちで家路についた。
来たのとは逆方向に山を下り、馴染みのないコンビニの駐車場へバイクをいれた清高は、疲れ切ったようにハンドルに上体を預けた。宮脇はバイクのシートに尻を引っかけたまま、不機嫌と疲労の滲む声で、。
「金谷はもうアカンな。クスリやっとるやろ、アレは」
と言った。清高もそれに同意する。
「うん……もうダメだね」
「どないすんねん。お前、アレ野放しにしとったらまた標的にされるんちゃうんか」
清高は伏せていた上体を起こして肩をすくめかけ、さっき傷めたばかりなのを思い出して顔をしかめた。
「まあ、なんとかなるよ。多分大丈夫」
「適当すぎやろ! さっきかて刺されかけたのに」
「ああ、さっきはホントにヤバかった。宮脇が間に合ってくれて良かった~。一瞬刺される覚悟決めてたけど、やっぱ痛いのはヤダからさ」
「何ヘラヘラしとんねん。またやられたらどないする? カノジョ連れの時に囲まれたら逃げられるんか?」
「わお、心配してくれてんの?」
清高は宮脇に向き直って微笑し、あざとく首を傾げた。コンビニの看板の色が清高の白い肌を青白く光らせる。宮脇は胸の底がざわめくのを押さえつけるように渋面を作り、腕組みをした。
「普通……心配するやろ」
目線を逸らす宮脇に、清高は笑みを一段深くする。宮脇はお人好しだ。自分が闇討ちされたって、彼には何の関係もないだろうに。
「や~さしー。囲まれたら怖いから、明日から送り迎えしてよっつったら?」
身体を大げさに傾けて、視線を逸らす宮脇の顔を下から覗き込む。
「アホか! 自分とこのガッコの誰かに頼めや」
「宮脇のがツエ~じゃん。これも何かの縁だしさ、頼らせてよ」
両手を合わせて憐れっぽく頼む振りをする。宮脇は太い眉を寄せて下唇を突き出している。不満げな顔を作っているが、頬が笑い出しそうにヒクついていて、内心まんざらでもないと思っているのが清高には手に取るように分かった。
「……どうしても、て言うんやったら……」
仕方なさを装いつつ嬉しさを隠しきれない様子の宮脇に、清高は我慢できずに笑いを弾けさせた。
「ウソウソ! ごめん全然大丈夫! さっきのパトカー呼んだのオレだから、今頃アイツら全員しょっ引かれてるはずだよ」
「ハア!? 」
宮脇は一瞬何を言われたのか理解できない様子で目を丸くする。清高は腹を抱えて笑い崩れた。
「ひひひひ……おもしれ~。オマエまじ単純過ぎん? よっく今まで変なヤツに欺されずにいられたなあ」
「どういうこっちゃねん! オマエ、ワシのこと欺したんか!? 根性悪! エエ加減にせえよ!?」
「ごめんて! 心配されるの嬉しくて、思わずからかった。ごめんな」
地面にしゃがみ込んだ清高は、まだ笑いつつ手を合わせて謝っている。
クシャクシャに笑った顔で見上げられて、宮脇は振り上げた拳の行き場を失ってしまい、無意味に何度かグーパーした後に、結局元通り胸の前で組みなおした。
「どういうことか説明せえ」
不貞腐れたように口元をへの字にした宮脇を見上げ、清高はペラペラと事の経緯を説明し始めた。
「こないだ言ったじゃん? 有香の父親が長山署の生活安全課で刑事やってんのね。それで、昼に聞いたサシムラって名前をチクったら、どうもサシムラってのが向こうで内偵やってる最中の半グレ集団のリーダーだったみたいでさあ。情報くれって言うから、夜八時過ぎに長山公園に巡回行ったら良いことあるよって教えといた。金谷は絶対クスリやってるし、そっから金谷の店にガサ入ったら違法薬物関係で取引あるヤツ全員パクれるでしょ」
「……それお前もしょっ引かれる可能性あるんちゃうんか?」
「ないない! オレはクリーンだし、警察は身内に甘いから」
清高はヘラリと笑う。脳天気そうな顔に何故か猛烈に腹が立ち、
「アホ! ボケカス! そういうことは先に知らせとけ!」
と宮脇は吐き捨てた。
自分と清高は別に信頼しあう仲間というわけではない。
ちょっと前に出会ったばかりで、偶然利害が一致しただけの知り合いだ。作戦を全部知らせておく義理なんてない。けれど、事前に何の相談もなく巻き込まれたのには腹が立った。
「あー、安心したら腹減ったな。なんか食いもん買おうよ」
清高は宮脇の不機嫌に気がつかないのか、気がついてわざと無視しているのか、平気な顔でコンビニへと歩き出す。
宮脇はまだムカムカしながらその後を追った。
「イラッシャッ……ひぃ」
店の自動扉を潜ると、レジに一人で立っていた外国人の店員が、入ってきた二人を見て顔を引きつらせた。それも無理はない。
明るい照明の下で見ると、お互いそこそこ酷い格好になっていた。。
宮脇の制服は埃まみれになって、顔は殴られた跡が痣になり始めているし、拳は切れて血が滲んでいる。清高の方も似たようなものだ。
「怖がらせてゴメンねえ。これと、あとチキン二つと肉まん二つずつくれます?」
清高は「新発売!期間限定」と書かれたラベルのペットボトルをカウンターに置いて、店員に向かってヘラヘラ笑っている。
宮脇が「コイツ見た目によらず結構食うな」と思っていると、買ったばかりのチキンと肉まんを一つずつに手渡された。
「何やこれ」
「なんやて、チキンと肉まん。食うデショ?」
「いやまあ食うけども……ワシもう金ないぞ」
「おごりだよ。助けてくれたお礼」
清高はそう言って自動ドアを潜って外へ出る。
「礼される筋合いはないで」
「そうかも。じゃあプレゼントってことで」
ヘラリと笑う顔を見ると、さっきまでの苛立ちは消え、宮脇の胸はほんのり温かくなった。
駐車場で、バイクの横に二人してしゃがみ込んで、買ったものを口へ運ぶ。
清高は見慣れないペットボトルのキャップを捻って一口含み、盛大に顔をしかめた。
「マッズ……ちょ、飲んでみコレ」
ほとんど中身の減っていないボトルを押しつけられ、宮脇は困惑する。
「いらん。なんでマズいモン飲まなアカンねん」
「いや、ちょっと記念に飲んでみなって。すごい味だから!」
「やめえや! オイ……!」
無理矢理口元に飲み口を宛がわれ、ボトルを傾けられる。強炭酸が一気に口に流し込まれ、咽せて口元から溢れた。
「ゲホッ……オェッ! マッズ!!」
「な!? すげー味するよな!?」
清高は苦しむ宮脇を見て手を打って喜んでいる。
「何しよんじゃアホ! クソマズ! 最悪!」
宮脇が口元を手で拭っていると、清高は宮脇の買ったコーラを悠々と口に運んでいた。
「オマッ……! 頭イカれとんか!? そりゃワシのコーラやろがい!」
「半分分けて。そのマズいのあげるから」
「いらんわボケ!」
宮脇は、さっきまで人を殴っていたのがウソのような清高の細い指からコーラを取り返して中身を一気に飲み干す。
意趣返ししたつもりで清高を睨むと、思いのほか柔らかな顔で笑いかけられて、喉が詰まりそうになった。こうも面が良いと、ある意味視覚への暴力だ。
「食ったら帰ろーぜ」
清高は肉まんを囓りながら飄々と言う。
コイツといるとペースを乱されてばかりだ、と宮脇はやけくそのように肉まんにかじりついた。
家路につく頃には真夜中を回っていた。
深夜、山沿いの県道にはほとんど車は走っていない。清高は制限速度を無視してバイクを飛ばす。今度はちゃんとヘルメットを被っているが、免許取り立ての二人乗りの上に制限速度は無視。規則を守る気があるのかないのか分からない。
お互いの学校の真ん中くらいに位置する駅のロータリーで、清高はバイクを止めた。
「じゃ……」
「おう……」
軽く手を挙げて別れようとして、お互いに口ごもる。今回限りの共闘だ。別れてしまえばもう会う口実もない。それがなんとなく惜しいような気がした。
終電後の駅前はしんと静かで、風はひんやりと冷たい。下水の臭いに混じって植え込みのキンモクセイが香る。
「じゃあね。助太刀サンキュウ。助かった。今度は普通に遊ぼうぜ」
先に手を振って背を向けたのは、清高の方だった。
振り返ることもなく静かにバイクに跨がり、エンジンをかける。割れたテールランプはアッサリと遠ざかっていった。
宮脇は見えなくなるまでそれを見送り、何か惜しいような、清々したような、釈然としない気持ちで家路についた。
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