異世界に転移したら、女魔族の将軍と旅をすることになった件。

「本当に異世界に来てしまったんだなあ……」


 ホームセンターに勤務する榎本孝司は休日の日、趣味のサバイバルゲーム中に突如発生した濃霧に迷い込んでしまう――――そして霧の先にいたのはこの世の者とは思えない絶世の美女であった。


『儂の世界を調べてもらえぬか?』


 半ば強引に拉致同然に連れてこられたのは地球でも異世界でもない神の領域。
 彼女は自身を異世界の神だと名乗り、自分が作り上げた世界に発生した異常を調べて欲しいと言う。
 そして、


『お主には無名の神によって地球から無断で連れて来られた被召喚者たる日本人を探し出し、元の世界に送り返して欲しいのじゃ』


 そう言われて異世界と地球を管理するそれぞれの神様によって依頼されて送り込まれた先は神が作った異世界。魔法と科学が混在し、文化や技術の差が著しく異なる国同士がひしめき合う箱庭のようなどことなく地球と似た文化や文明が存在する不思議な世界だった……





 これは異世界各地を渡り歩き、世界を管理する神に代わって異世界の危機を解決する冒険譚。
 剣と銃、魔法と科学、正義と謀略、神々と人々の思惑が交錯する異世界ファンタジー物語である。
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