上 下
19 / 61

風鷲の翼色

しおりを挟む



 朝、目覚めてルファは思った。


(……あれ。私、いつ布団に入ったっけ?)

 手編みの上衣ストールが身体に巻きついていた。

(おかしいな、記憶が………。記憶はあの花酒の香りがあるけど……)

「夢だったのかな。まあ、いいか。いくら考えても判らないもの」

 ルファは猫のように伸びをして、寝台を下りた。

 そして濃い緑の窓掛カーテンけを開けて、その向こうのバルコニーに目をやると。

(あれ⁉)

 露台にはノートや星図書や筆記用具が散乱していた。

「おはよ、ルファ」

 ココアがもぞもぞと布団の中から這い出してきた。

「おはよう、ココア。ねぇ」

「あんた大丈夫?」

 ルファが尋ねる前に、ココアの声がさえぎる。

「え、なにが?」

「風邪ひいてない?」

「大丈夫よ?」

「あっそ」

「それより私、夕べ観測していたはずなんだけど、何時頃どうやって布団に入ったのか全然記憶がないの。ココア知ってる?」

「知ってる。あんたバルコニーで熟睡してたんだよ。あたいが呼んでもちっとも起きないんだから。風邪ひくといけないと思って死神に頼んで運んでもらったのよ。お礼言っときなさいよ」

「えっ、アルザークさんに⁉」

(じゃあ、やっぱりあの香りは……)

「コルドじゃなかったのね」

「はあ? アレがここに居るわけないだろ」

「そりゃそうだけど。ココアが起こしてくれたらよかったのに」

 溜め息をつくルファにココアは言った。

「なによ、家じゃよくあることだったでしょ。コルドの親父がアルザークに変わっただけで。恥ずかしいと思うならさ、ルファ。あんたもっと警戒心とか持つべきよ。世の中、何が起こるかわからないんだからね」

「でも真夜中に起きるつもりでいたのよ。一度起きようって決めてて」

「そのわりにはぐーすか寝てたくせに。昨日、森で彷徨い過ぎて疲れたんだよ。お昼寝もしてなかったから」

「そうかな……」

 ルファが鏡台の前に座ると、ココアが傍に寄って言った。

「ねぇ、その髪どうすんの? いつにも増して、なんかスゴイよ。爆発してる」

「そうかな」

 ぼんやり顏で髪を梳く。

 白金で長い髪はくせっけの猫っ毛で、ふわふわといつも上手くまとまらない。

 それに昨日はラアナに一房捧げてしまった。

 切った部分は左耳の裏辺り。

 中途半端な長さで跳ねていた。

「髪留め使ったら?」

「持ってこなかったもの」

「じゃあ縛る?」

「いっそ短く切っちゃおうか」

「なに言ってんの⁉ そんなことしたらルセル様もコルドの親父も泣くぞ! 自慢の髪だろ!」

「……はいはい。これはどう?」

 ルファは不自然な部分だけをすくい上げ、色紐で縛ってみた。

「片耳ウサギの出来上がりだな。いいじゃん、可愛いよそれ」

「ならこれで決まりね」

「お腹空いたよ」

「うん。支度済んだら今朝は食堂行こうね」

 顔を洗い着替えながらルファは言った。

「ね、ココア。アルザークさんのこと死神って呼ぶのやめよう。彼、今は星護りなんだから」

「そうだな。ルファの星護りだもんな。じゃあ、アー坊とか」

「本気で言ってるの?」

「冗談よ。アルにする」

(そういえば昨日、レフさんはアルちゃんとか呼んでた)

 その呼び方に二人がとても親しい間柄なのだと感じて。

 それってなんだかいいなぁと、ルファは思った。


 ♢♢♢


「アルのやついなかったね」

 食堂で朝ご飯を済ませて部屋へ戻るとココアが言った。

「まだ寝てるのかも」

「夕べ遅かったからな。で?今日はどうすんのさ」

 ココアが予定を聞いた。

「ん~、まだ考え中。その前に私、洗い場へ行ってくる。ココアも一緒に行く?」

「行かない。あたいは食後の朝寝」

「まだ寝るの?」

 呆れるルファにココアは、ふわぁと欠伸をしてのろのろと布団に上り丸くなった。

「じゃあ行ってくるね」

 ルファは荷物を持って洗い場へ向かった。


 洗い場とは別名『洗濯場』だ。

 ルファ達のように仕事などで滞在が長期化する場合のある客用に、このような洗い場や浴場が備わっている宿館はとても有難いものだった。

 洗った衣類を物干し場で干していると、楽し気に笑い合う声が近付いてきた。


「あら」

「ほら」

「まあ、若いお嫁さんだこと」

(お嫁さん?)

 誰のことか判らず、ルファは辺りを見回したのだが。

 宿館の客人らしき中年女性の三人と目が合った。

「まあ、可愛らしい」

「旦那さんとはいくつほどの年の差かしら」

「いいわねぇ。あんな色男、どこで捕まえたの?」

 一人の女性がルファに訊いた。

「は?」

「素敵な旦那様じゃないの~。いいわねぇ、若いって」

(素敵な、旦那様⁉)

 女性たちの賑やかな笑い声の中、ルファは只々、困惑するばかりで。

「もしかして新婚旅行とか?」

(これってもしや、私とアルザークさんのこと⁉)

「あ、あのっ、違います! 私たち、そういう関係ではなくて。部屋も別ですしっ」

「あら。だってよく食堂で見かけるからつい」

「でも恋人なんでしょ? もしかして婚前旅行かしら」

「うふふ。いいわねぇ、若いって!」

 おほほほほ~。と、甲高いその笑い声はまるで鳥たちのさえずりのように響いて。ルファは目眩がしそうだった。


「それにしても。あなたのその髪、綺麗な色ねぇ」

「本当に。星屑みたいにキラキラしていて」

「まるで風鷲かぜわしの色ね」

 ひとりの婦人が言った。

「私、南方の出身なんだけど。故郷では白金プラチナを風鷲の翼色とも言うのよ」

「あの。それって、優れた剣術の使い手や武勲をたてた者に国王から授けられる位の、あの〈風鷲〉のことですか?」

 尋ねたルファに夫人は頷きを返した。

「そうね、今はそんな使われ方をしているけど。風鷲というのは風の獣だと聞いたことがあるわ」

「えっ。風の獣は四季を運ぶ霊獣のことですよね。それなら四種の中の一つですか?鳥だから秋の霊獣?」

「いいえ、確か風鷲はその四種を統べる長だという話よ」

(えぇっ⁉ それって初めて聞くかもっ)

「あの!もう少し詳しく教えてもらえませんか?」

「………ああ、ごめんなさいね。詳しかったら教えてあげられたのでしょうけど」

 夫人は申し訳なさそうな顔で言った。

「南方の古い伝説のような話は、ほとんどが口伝だから。知らない者も多いし、私も詳しくはないの」

「口伝?」

「ええ。南方の昔語りの中にはね、文字を使って書物に伝えを遺すのではなく口伝くちづたえで遺していく教えがあるそうなの。詩が多いそうよ。でも今でも継がれてる語りや詩はもうかなり少ないとも言われているわ」

「そうですか………」

「でも本当に美しくていいわねぇ、あなたの髪。眠り夜空のせいでしばらく星空見てないから、なんだか嬉しくなる色だわ」

 別の婦人がルファに明るく声をかけた。

「嬉しい、ですか?」

「ええ、そうよ。異国の人にはわからないだろうけど、天に月星が輝いていてこそのエナシスですもの。見えないとね、この国の民はみんな不安になるのよ。当たり前のようにあったものが急に消えてしまったら、誰だってそう思うでしょう」

 三人の御婦人たちは、この後なぜか全く違う話題に移りルファから離れて行った。

 そんなおば様たちの切り替えの早さにルファはとてもついていけず、またついていこうとも思わず、素早く洗濯干しを終わらせ、引きつった笑顔でおば様たちに挨拶をして逃げるように洗い場から離れた。


 南方の昔語り。そして詩。

 詳しい内容が判らなかったことは残念だが、調べることはできるはずだ。

 けれど別件では誤解されたままのような気がする。

(私がアルザークさんの嫁だとか!……そんなふうに見えるのか、私たち。………気をつけよう)

 とはいえ何をどう気をつけたらいいのかも判らずに、考えたことのない、想ったこともない、感じたこともない、そんな複雑な感覚を受けている心にルファは戸惑う。

(なんだろ。モヤモヤする………)


「ルファ」

「っひゃ⁉」

 洗い場からの帰り。突然後ろから呼ばれた声に、ぼんやり歩いていたルファは素っ頓狂な声をあげた。

「あ……」

 見るといつもの仏頂面でアルザークが立っていた。

「お、はようございますっ。アルザークさん、どうしてここに?」

「焦げネコに聞いた」

「………あ、あの、夕べのこと! そのっ、ココアに聞いて。運んでもらってすみません。なんかご迷惑かけたみたいで」

「ほんとにな、呆れる。ふつう寝るか、あんなところで」

「ほんとにすみません」

「 おまえ……。なんだか顔が赤いぞ」

「え………?」

「やっぱりあんなところで寝てたせいで風邪でもひいたんじゃないのか?」

「そんなことは」

(ないと思うのに。私の顔、赤い?)

 自分ではよくわからないと思いながら、ルファは自分の手をおでこに当てる仕草をした。

「熱はないですよ」

 こう言って笑うルファを見て、アルザークは仏頂面のまま近寄り、手を伸ばしルファのおでこに触れた。

「………ん。ないか」

「なッ、ないですよね⁉」


 冷たい手だった。

 そして大きな手だな、と思った。

 そして────なぜなのか、ルファはこの場から逃げ出したくなった。


「今日はどうするんだ。予定は?」

「ぁあ、はい。今日は調べたいことがいろいろあるので、午前中は街の図書館へ行って、午後は星見師のイシュノワさんを訪ねようと思ってます」

「そうか。じゃあ食事を済ませてくる。今日は馬で移動だ」

 くるりと向きを変え食堂へ向かうアルザークの後ろ姿をルファは見送った。

 熱もないのにどうして顔が赤くなるんだろうと。

 そんなことを考えながら……。

しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

『収納』は異世界最強です 正直すまんかったと思ってる

農民ヤズ―
ファンタジー
「ようこそおいでくださいました。勇者さま」 そんな言葉から始まった異世界召喚。 呼び出された他の勇者は複数の<スキル>を持っているはずなのに俺は収納スキル一つだけ!? そんなふざけた事になったうえ俺たちを呼び出した国はなんだか色々とヤバそう! このままじゃ俺は殺されてしまう。そうなる前にこの国から逃げ出さないといけない。 勇者なら全員が使える収納スキルのみしか使うことのできない勇者の出来損ないと呼ばれた男が収納スキルで無双して世界を旅する物語(予定 私のメンタルは金魚掬いのポイと同じ脆さなので感想を送っていただける際は語調が強くないと嬉しく思います。 ただそれでも初心者故、度々間違えることがあるとは思いますので感想にて教えていただけるとありがたいです。 他にも今後の進展や投稿済みの箇所でこうしたほうがいいと思われた方がいらっしゃったら感想にて待ってます。 なお、書籍化に伴い内容の齟齬がありますがご了承ください。

【完結】ご都合主義で生きてます。-商売の力で世界を変える。カスタマイズ可能なストレージで世の中を変えていく-

ジェルミ
ファンタジー
28歳でこの世を去った佐藤は、異世界の女神により転移を誘われる。 その条件として女神に『面白楽しく生活でき、苦労をせずお金を稼いで生きていくスキルがほしい』と無理難題を言うのだった。 困った女神が授けたのは、想像した事を実現できる創生魔法だった。 この味気ない世界を、創生魔法とカスタマイズ可能なストレージを使い、美味しくなる調味料や料理を作り世界を変えて行く。 はい、ご注文は? 調味料、それとも武器ですか? カスタマイズ可能なストレージで世の中を変えていく。 村を開拓し仲間を集め国を巻き込む産業を起こす。 いずれは世界へ通じる道を繋げるために。 ※本作はカクヨム様にも掲載しております。

異世界着ぐるみ転生

こまちゃも
ファンタジー
旧題:着ぐるみ転生 どこにでもいる、普通のOLだった。 会社と部屋を往復する毎日。趣味と言えば、十年以上続けているRPGオンラインゲーム。 ある日気が付くと、森の中だった。 誘拐?ちょっと待て、何この全身モフモフ! 自分の姿が、ゲームで使っていたアバター・・・二足歩行の巨大猫になっていた。 幸い、ゲームで培ったスキルや能力はそのまま。使っていたアイテムバッグも中身入り! 冒険者?そんな怖い事はしません! 目指せ、自給自足! *小説家になろう様でも掲載中です

【完結】神から貰ったスキルが強すぎなので、異世界で楽しく生活します!

桜もふ
恋愛
神の『ある行動』のせいで死んだらしい。私の人生を奪った神様に便利なスキルを貰い、転生した異世界で使えるチートの魔法が強すぎて楽しくて便利なの。でもね、ここは異世界。地球のように安全で自由な世界ではない、魔物やモンスターが襲って来る危険な世界……。 「生きたければ魔物やモンスターを倒せ!!」倒さなければ自分が死ぬ世界だからだ。 異世界で過ごす中で仲間ができ、時には可愛がられながら魔物を倒し、食料確保をし、この世界での生活を楽しく生き抜いて行こうと思います。 初めはファンタジー要素が多いが、中盤あたりから恋愛に入ります!!

勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!

よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です! 僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。 つねやま  じゅんぺいと読む。 何処にでもいる普通のサラリーマン。 仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・ 突然気分が悪くなり、倒れそうになる。 周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。 何が起こったか分からないまま、気を失う。 気が付けば電車ではなく、どこかの建物。 周りにも人が倒れている。 僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。 気が付けば誰かがしゃべってる。 どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。 そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。 想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。 どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。 一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・ ですが、ここで問題が。 スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・ より良いスキルは早い者勝ち。 我も我もと群がる人々。 そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。 僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。 気が付けば2人だけになっていて・・・・ スキルも2つしか残っていない。 一つは鑑定。 もう一つは家事全般。 両方とも微妙だ・・・・ 彼女の名は才村 友郁 さいむら ゆか。 23歳。 今年社会人になりたて。 取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。

【完結】神様と呼ばれた医師の異世界転生物語 ~胸を張って彼女と再会するために自分磨きの旅へ!~

川原源明
ファンタジー
 秋津直人、85歳。  50年前に彼女の進藤茜を亡くして以来ずっと独身を貫いてきた。彼の傍らには彼女がなくなった日に出会った白い小さな子犬?の、ちび助がいた。  嘗ては、救命救急センターや外科で医師として活動し、多くの命を救って来た直人、人々に神様と呼ばれるようになっていたが、定年を迎えると同時に山を買いプライベートキャンプ場をつくり余生はほとんどここで過ごしていた。  彼女がなくなって50年目の命日の夜ちび助とキャンプを楽しんでいると意識が遠のき、気づけば辺りが真っ白な空間にいた。  白い空間では、創造神を名乗るネアという女性と、今までずっとそばに居たちび助が人の子の姿で土下座していた。ちび助の不注意で茜君が命を落とし、謝罪の意味を込めて、創造神ネアの創る世界に、茜君がすでに転移していることを教えてくれた。そして自分もその世界に転生させてもらえることになった。  胸を張って彼女と再会できるようにと、彼女が降り立つより30年前に転生するように創造神ネアに願った。  そして転生した直人は、新しい家庭でナットという名前を与えられ、ネア様と、阿修羅様から貰った加護と学生時代からやっていた格闘技や、仕事にしていた医術、そして趣味の物作りやサバイバル技術を活かし冒険者兼医師として旅にでるのであった。  まずは最強の称号を得よう!  地球では神様と呼ばれた医師の異世界転生物語 ※元ヤンナース異世界生活 ヒロイン茜ちゃんの彼氏編 ※医療現場の恋物語 馴れ初め編

引きこもり転生エルフ、仕方なく旅に出る

Greis
ファンタジー
旧題:引きこもり転生エルフ、強制的に旅に出される ・2021/10/29 第14回ファンタジー小説大賞 奨励賞 こちらの賞をアルファポリス様から頂く事が出来ました。 実家暮らし、25歳のぽっちゃり会社員の俺は、日ごろの不摂生がたたり、読書中に死亡。転生先は、剣と魔法の世界の一種族、エルフだ。一分一秒も無駄にできない前世に比べると、だいぶのんびりしている今世の生活の方が、自分に合っていた。次第に、兄や姉、友人などが、見分のために外に出ていくのを見送る俺を、心配しだす両親や師匠たち。そしてついに、(強制的に)旅に出ることになりました。 ※のんびり進むので、戦闘に関しては、話数が進んでからになりますので、ご注意ください。

ダンジョンで有名モデルを助けたら公式配信に映っていたようでバズってしまいました。

夜兎ましろ
ファンタジー
 高校を卒業したばかりの少年――夜見ユウは今まで鍛えてきた自分がダンジョンでも通用するのかを知るために、はじめてのダンジョンへと向かう。もし、上手くいけば冒険者にもなれるかもしれないと考えたからだ。  ダンジョンに足を踏み入れたユウはとある女性が魔物に襲われそうになっているところに遭遇し、魔法などを使って女性を助けたのだが、偶然にもその瞬間がダンジョンの公式配信に映ってしまっており、ユウはバズってしまうことになる。  バズってしまったならしょうがないと思い、ユウは配信活動をはじめることにするのだが、何故か助けた女性と共に配信を始めることになるのだった。

処理中です...