無自覚魔法士団長は今日も美しい

突拍子のない討伐隊編成⑷

殺伐とした空気の中、陛下がその他諸々と細かいところまで決めて解散に。
とんでもない面々の魔物討伐隊が結成されてしまった。







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「クレールよ。」

「はい、陛下。」

討伐隊が編成され、会議が無事？終了したあと、陛下に呼ばれ、執務室へ来ていた。

「すまないが愚息や聖女達を頼んだ。」

「御意に。」

「手当も聖女召喚の儀に加えて弾んでおく。」

「陛下！ありがとうございます。」

「いや、おぬしには悪いことをした。聖女召喚に加えて、討伐隊のお守りまで。いつもの仕事も、苦労を掛けておるな。」

「いえ、私は陛下のもとで働けて幸せです。」

ソッと首輪を一撫でして答える。そんな私を見て、陛下の表情が陰ったことに気づかず…

「それは……いや、何でもない。儂が頼り過ぎているのだな。討伐ついでに帝都以外の空気も吸って息抜きをしてきなさい。」

「お気遣い、ありがとうございます。必ず全員をお守りいたします。」

「…あぁ、頼んだぞ。(もう、なんと声を掛けたらいいか儂には…)」