【完結】無自覚魔法士団長は今日も美しい

抹茶らて

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真意⑵

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「今考えたって仕方ないですよね!」

「あぁ!」

本当に優しい人だ。

「クレールは、その…大丈夫なのか?」

「何がですか?」

「バシュロ卿が聖女と、その…」

「セックスしていることですか?」

「っそんなド直球に!」

どうしてドニスが照れてるんだろう。

「大丈夫も何も、私には関係ないことなのですが…」

「え?でも、バシュロ卿もセフレだろう?何か思うところはないのか?」

「思うところ…(聖女とバシュロ卿がセックスをしていることに対して?)聖女の力が発現したらいいなぁって思ってします。じゃないと聖女召喚に対する手当が出ないので困ります。」

「う、うん、それはそうなんだが。そういうことじゃ……いや、うん、俺が悪かった。忘れてくれ。」

「?」

「(これは…俺は喜ぶべきなのか?それともバシュロ卿を憐れむべきなのか…なんかすまんな、バシュロ卿。)」


















一方その頃、神殿にて…

「ハックシュッ!」

「大丈夫ですか?寒いですか?」

「問題ない。」

なぜかくしゃみが止まらないバシュロ卿だった。





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