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イケメンとヤリ放題万歳!
しおりを挟む「(やっぱりこの世界は最高だ!さすが18禁のBLゲームだ!僕こそこの世界にふさわしい人間はいないね。)」
この世界での初夜を終えて、まだ興奮も収まらない中、横で天井を眺めているギスランさんの横顔盗み見しながらそんなことを考えていた。
神殿のステントグラスから差し込む月の光に、ギスランさんの深い紺色の髪が照らされている。そして、見事なシックスパックに影を落としている。
「(こんな超絶イケメンとエッチできるなんて、日本じゃありえないでしょ。未成年じゃ変態おじさんしか相手にしてもらえないし。)」
それにしても…
蘇る情事での視覚的暴力。暴力的な美しさの肉体に顔貌。今思い出しただけでもイキそう。
「身体は大丈夫か?」
「へっ!?…あ、はい。大丈夫です。」
天井を眺めていたのに、いきなりこちらを向いて問いかけてくるもんだから、だらしない表情を見られたかと思って焦った。
「あの、そんなに気を遣って頂かなくても大丈夫ですよ。むしろ僕、この立場になって嬉しいですし。(イケメンとヤリ放題万歳!)」
「そう…なのか。それでもいきなり知らない土地に来て、知らない男とこのようなことをすることになって戸惑うこともあるだろう。何かあればいつでも言ってほしい。」
「ありがとうございます。」
バシュロ卿は本当に律儀というか誠実な人なんだ。ゲームの設定通りすぎて内心にやけてしまう。これコンプリート楽勝なんじゃ…?
どっちにしろ、僕のやることはヤルことだけだ!
イケメン達とヤリまくって、イケメン達のステータスを上げたらいいだけ。そして体の関係から始まる恋!
これからの楽しみを考えウキウキしながら、久しぶりの情事に疲れた身体はそのまま夢に誘われていった。
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