無自覚魔法士団長は今日も美しい

クレールだけ⑷

クレールを想って反応してしまっている俺のそこを恍惚とした表情で見つめて、舌を這わせる。

「それは、しなくていい。それより、聖女様の」

「和真って呼んでください。」

「…カズマ。」

「はい。僕は大丈夫です。もう解してきたんで。」

「そ、うか…」

要望のままに名前を呼ぶと、雰囲気に似合わない爽やかな笑顔で返される。
聖女は私の上に跨り先ほどまで咥えていたそれを自身の秘部にあてがうと、そのまま一思いに深くまで繋がった。

「っ！……っあ、ぅんん」

いきなり押し寄せたであろう快感に身体を震わせ喘ぐ姿は年齢以上の色気を感じる。
色気は感じるが、それまでだ。

「大丈夫か？」

聖女も身体を張って請け負ってくれているため、最低限の礼儀として身体をいたわり、腰を動かさないよう身体を引き寄せ耳元で問いかける。

「っ！なっ、みみっ！ダあぁっ」

逆効果だったみたいだ。

「辛くないか？」

「っいい、からぁっ！もっと！あっ、激しく動いてっ…」

俺の上でよがる聖女をどこか一歩引いた目で見てしまう。
やはり俺が欲情するのはクレールだけなんだ…