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伊澤サイド⑵
しおりを挟む「分かりました。俺も服脱いでおきますね。」
そう言って、素早く服を脱いで肇さんを堪能する。
俺が見てないと思っているはずなのに、自分から言いだして恥ずかしくなったのか、その白い肌が徐々に紅く色づいて行く様は見ていて理性がブチ切れそうになる。
「達哉、先に入って…ってみ、見てたのか?」
「すみません、つい。でも、俺は見てないのに、段々と肇さんの肌が紅く染まっていくのに目が離せなくて…」
「い、言わなくていいから!!」
そんなこんなでお風呂に入る。
洗い合いと称して身体を愛撫しようとしたけど、これで終わってしまっても嫌だしな…と思って我慢する。
「それで?今日はどうしたんですか?随分積極的で。」
「えっ!?な、何もない。そう、何もない。」
「フーーン、いつもと違って積極的で嬉しかったのに…」
最近の悩みと今日のいつもと違う様子は何か関係があるんだろうなぁとは思ってたけど、そんな簡単に答えてくれそうにない。そう思うと、自然と口を尖らせてしまう。
「た、たまには私にも甘えて欲しいと思ったんだ。いつも甘えさせてもらってばかりいるだろう?だから…その、」
俺を甘えさせたいと。それで忙しいはずなのに頑張って仕事早く終わらせて、色々と用意をしてくれたと。
「あぁ―――もう、なんでそんなに可愛いんですか!!」
なんでそんなに健気で、可愛いの?内から愛おしいという感情が溢れて、そのまま後ろから抱きしめてしまう。
あぁ、俺幸せだなぁ。
「なんか悩んでるなぁって思ってましたけど、そんなに可愛い悩みなら大歓迎です。もう、すぐに上がりましょう。」
幸せだけど、欲情してしまったからには我慢なんて出来ない。
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