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ジレンマ⑶
しおりを挟む洗い合いっこって、その流れで色々触られちゃうんじゃ…
って思ってた私はただの変態なのかもしれない。何事もなくキレイに洗われて終わってしまった。
大の大人が二人で入るとちょっとだけ狭く感じる湯船に、私は達哉に背中を向けて座る。
「それで?今日はどうしたんですか?随分積極的で。」「えっ!?な、何もない。そう、何もない。」
「フーーン、いつもと違って積極的で嬉しかったのに…」
ブスッとした様子でそう言う達哉はいつもより年相応に見えて可愛い。
その様子にほだされた私の口は軽くなってしまうのは惚れた弱みだろう。
「た、たまには私にも甘えて欲しいと思ったんだ。いつも甘えさせてもらってばかりいるだろう?だから…その、」
「あぁ―――もう、なんでそんなに可愛いんですか!!」
ガバァッと後ろから抱き着いて背中に頭をグリグリされる。
「なんか悩んでるなぁって思ってましたけど、そんなに可愛い悩みなら大歓迎です。もう、すぐに上がりましょう。」
ノーブレスで言い切った達哉は手を引いてお風呂を上がろうと急かす。
「そんなに慌てなくても時間はいっぱいあるぞ?」
「そうですけど、して欲しいことがあるんです。俺のこと甘やかしてくれるんですよね?」
そう言われてしまったら仕方がない。
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