上 下
17 / 38

*欲情⑶

しおりを挟む



伊澤は蕩けそうな表情で私の股のところに顔を近づける。

「っ!どこ見て!みないで…」

「見ますよ。美味しそうですもん。」

男同士がそこを使うことは知っている。でも、オジサンのそんなところ見たら、絶対萎えるに決まってる。あぁ、折角求めて貰えたのに…

「肇さん、俺は貴方に欲情してるんですよ。」

「え?」

熱を孕んだ視線で私を射抜き、視線を逸らさずそのまま舐めた。

「なめっ、汚いから!」

「汚くないですよ。こんなピンク色して、ヒクヒクさせて…」

視覚も感覚も支配されているようでゾワゾワした感じが腰に走って来て、身体をくねらせる。

「肇さん、なんかここ柔らかいですね。これなら…」

ズチュリ

音を立てて、身体に中に入ってくる伊澤の指はそのまま何かに触れる。

「コリッとした感覚、ここが…」

「っ!!~~っあ!あぁ、あっんっんぅっ」

コリコリと指先でいじられているのは恐らく前立腺。触られるたびに今まで感じたことのない感覚が全身を走る。声を出ないようにしたいのに、我慢できなくて…

「やっ、まってぇ…まだイキたくなっ、一緒がいい。」

「っ、だから煽らないでくださいよ。もう、どうなっても知りませんよ。」

指が抜けたと思ったら、指とは比べ物にならない質量がお腹を一気に突き上げる。

「っ~~~~~~ッアあ‶ぁぁぁぁぁっ」

目の前がチカチカして何も考えられなくなる。

「っ、きっつ…もしかして、今のでイキました?って聞こえてなさそう…チュッ」

苦しい、痛い…でも幸せに感じる。


布団を握っていた手に伊澤の手が添えられたのに気づき、自分がとんでいたことに気づく。
指を絡めて恋人繋ぎをして、そのまま伊澤が動き始める。





しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

バイト先のお客さんに電車で痴漢され続けてたDDの話

ルシーアンナ
BL
イケメンなのに痴漢常習な攻めと、戸惑いながらも無抵抗な受け。 大学生×大学生

ダメですお義父さん! 妻が起きてしまいます……

周防
BL
居候は肩身が狭い

少年野球で知り合ってやけに懐いてきた後輩のあえぎ声が頭から離れない

ベータヴィレッジ 現実沈殿村落
BL
少年野球で知り合い、やたら懐いてきた後輩がいた。 ある日、彼にちょっとしたイタズラをした。何気なく出したちょっかいだった。 だがそのときに発せられたあえぎ声が頭から離れなくなり、俺の行為はどんどんエスカレートしていく。

平凡な男子高校生が、素敵な、ある意味必然的な運命をつかむお話。

しゅ
BL
平凡な男子高校生が、非凡な男子高校生にベタベタで甘々に可愛がられて、ただただ幸せになる話です。 基本主人公目線で進行しますが、1部友人達の目線になることがあります。 一部ファンタジー。基本ありきたりな話です。 それでも宜しければどうぞ。

エレベーターで一緒になった男の子がやけにモジモジしているので

こじらせた処女
BL
 大学生になり、一人暮らしを始めた荒井は、今日も今日とて買い物を済ませて、下宿先のエレベーターを待っていた。そこに偶然居合わせた中学生になりたての男の子。やけにソワソワしていて、我慢しているというのは明白だった。  とてつもなく短いエレベーターの移動時間に繰り広げられる、激しいおしっこダンス。果たして彼は間に合うのだろうか…

僕を拾ってくれたのはイケメン社長さんでした

なの
BL
社長になって1年、父の葬儀でその少年に出会った。 「あんたのせいよ。あんたさえいなかったら、あの人は死なずに済んだのに…」 高校にも通わせてもらえず、実母の恋人にいいように身体を弄ばれていたことを知った。 そんな理不尽なことがあっていいのか、人は誰でも幸せになる権利があるのに… その少年は昔、誰よりも可愛がってた犬に似ていた。 ついその犬を思い出してしまい、その少年を幸せにしたいと思うようになった。 かわいそうな人生を送ってきた少年とイケメン社長が出会い、恋に落ちるまで… ハッピーエンドです。 R18の場面には※をつけます。

後輩が二人がかりで、俺をどんどん責めてくるー快楽地獄だー

天知 カナイ
BL
イケメン後輩二人があやしく先輩に迫って、おいしくいただいちゃう話です。

えっちな美形男子〇校生が出会い系ではじめてあった男の人に疑似孕ませっくすされて雌墜ちしてしまう回

朝井染両
BL
タイトルのままです。 男子高校生(16)が欲望のまま大学生と偽り、出会い系に登録してそのまま疑似孕ませっくるする話です。 続き御座います。 『ぞくぞく!えっち祭り』という短編集の二番目に載せてありますので、よろしければそちらもどうぞ。 本作はガバガバスター制度をとっております。別作品と同じ名前の登場人物がおりますが、別人としてお楽しみ下さい。 前回は様々な人に読んで頂けて驚きました。稚拙な文ではありますが、感想、次のシチュのリクエストなど頂けると嬉しいです。

処理中です...