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誕生日パーティー当日

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誕生日パーティー当日。







3年生になっても変わらない日常を繰り返していた今日この頃。

今日はシガンたんの誕生日パーティーの日だ。厳密にいうと誕生日は今日じゃないんだけどね。っていうのも、学園に通っているため休日に合わせて開くためなのだ。

「シガン様、おはようございます!本日はパーティーですよ。支度が必要なので起きてください。」

今日の主役なんだからたくさんおめかししないとね!いや、シガンたんは毎日主役なんだけどね!

「んー、あとちょっと……ね、る…」

起こしても秒で寝てしまうシガンたんも可愛いんだけどね。いつも眠そうなシガンたんを起こすのに罪悪感が…心を鬼にして起こすんだ!

「シガン様、本日の主役ですよ。カッコいい姿を見せてくださいませ。」

耳元でボソリと呟く。

ガバッ!

勢いよく飛び起きたシガンたんの頬が心なしか少し赤い気がするけど、ちょっとだけムッとなってるからかな。

「ベル!どこでそんなこと覚えてきて…いや、ベルだしな…天然ものか…」

「ほら、早く用意しませんとパーティーに間に合わなくなりますよ。」

そう言ってシガンたんを促す。

パーティーのため休日に帰宅しているシガンたん。部屋に入って来たメイドたちに色々といじられて気分は沈み気味の様だ。

「私は後ほどまた参ります。」

支度が終わる頃にまたシガンたんへ会いにこよう。そのときは誕生日プレゼントを持って。

今日のパーティーでいろんな人からプレゼントを貰うだろう。だから、その前に渡しておこうと思って。一介の騎士が貴族が用意するような高価なものなど買えないからね。









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