【完結】総受け主人公のはずの推しに外堀を埋められた!?

抹茶らて

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推しは何を着ても可愛いの!

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そうして迎えた学園入学の日。

「ベルー!どう?僕の制服姿!」

朝から支度をしていたシガンたんは、学園の黒を基調とした制服を着ておりセットされた銀髪が真夜中に浮かぶ月の様に神秘的に際立っている。
この制服はシガンたんの為に作られたようなものだ。

「とても似合っています。シガン様の晴れ姿を見ることが出来て、私は幸せ者です。」

「制服だけでそんなに感極まらなくても…ベルは用意できた?そろそろ出発みたいだけど。」

「はい、いつでも大丈夫です。」

学園では寮生活のため貴族の為に世話係など連れてきて一緒に暮らせる制度があるのだ。シガンたんは世話係の執事ではなく、何故か護衛の俺を選んだためもれなく俺も寮生活となるのだ。

「ベル…いやだった?僕と一緒に暮らすの…」

馬車までの道のり、ふとシガンたんが眉を下げながらそう問いかけられた。
嫌なんてもっての他なのに…むしろご褒美ですか?ありがとうございます!

「そんなことありません。シガン様のお近くで仕えさせていただけるのならどこへでも行きましょう。」

「っ!良かった!」

さっきまでの様子はどこへやら、俺の返事を聞いて元気が出たらしいシガンたんはルンルンで馬車へ乗りこむ。あぁ、こんなに可愛いシガンたんを学園に放り込んだら変な虫がいっぱいついてしまう。俺が認めるのは攻め要員までだ。それ以外は何としてでも阻止してやる。






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