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収集がつかない⑴

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「で、僕に言うことは?」

仁王立ちしているユーリお兄さまの前に揃って座っている僕とリアン。

「これから兄弟になるね。ユーリ。」

「違うでしょ!もう!僕に内緒でディを誑かしていたなんて!僕の大切なディが…こんな裏表の激しい奴とくっついちゃうなんて…ディ!本当にいいの?」

「うぇっ!あ、はい…」

いきなり矛先が自分に向いて驚く。勢いで頷いたみたいになっちゃった。

「はぁ、ディがいいなら僕からは何も言えないな…でも、一度でも泣かせたら、いくらリアンでも承知しないよ。」

ジトリとリアンを睨み上げるユーリお兄さま。僕のこと、大切に思ってくれているんだなって分かるから胸がジーンってする。

「ディを泣かせることは絶対にない。もう絶対に傷つけさせない。誰にも。」

「…頼んだぞ。」

目の前で宣言されると恥ずかしいけど、嬉しく感じる。
うん、僕も精一杯リアンを手助けできるように頑張ろう!






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感想 17

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