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暴かれる⑶
しおりを挟む「よい、些細なことではあるがその者の底が知れるではないか。それがここに集まった貴族たちにも説明せずとも理解できるのだから話が早い。」
……………………つまりは、マナーがなっていない令嬢を見て、どれほど教養がなっていないか、この元伯爵家の者たちが底辺であるかが見て分かるから、そのままにしておけと?百聞は一見に如かずってこと?
言いたいことは分かるけど、口で言っちゃうあたり陛下たちも相当きているのかもしれない。
「そして、私アドリアン=アレグレ=ビエノに対して学園での旅行の最中に、毒を盛ったことも証拠をおさえています。」
「えっ…毒?」
思わず反応してしまった僕の声は、同じく反応した会場の喧騒に飲み込まれた。
この国のたった一人の皇位継承者に毒を盛ったとなれば、あの令嬢もただではすまないだろう。
「ど!毒だなんて!私はそんなもの殿下に使ってしませんわ!」
毒の言葉に反応したのは貴族だけではなかった。その当事者とされる令嬢もまた驚いているようで…
「使用された毒の入手経路です。伯爵が隣国より取り寄せている裏が取れました。」
そんな令嬢の言葉が聞こえていないのか、そのまま話を進めるリアン。
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