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仲直り⑺
しおりを挟む「…そんなに頑張ったんですか?」
「もちろん。私の頑張りが見せられないのが残念なくらい。」
「それじゃあ、疲れてますよね?」
「あぁ、業務だけでなくディといられなかったから疲れが回復してないんだ…」
僕は回復薬か何かかな。あ、でもいいこと思いついた!
「それなら、ちょっとだけ腕緩めてくれませんか?」
「………………………ちょっとだけね?」
「ちょっとだけ!」
しぶしぶ腕を緩めてくれたから、僕は背を向けていたリアンに向き合う。そして正面から抱き着く。
「っ!」
リアンが息をのむのが分かる。
「お疲れ様です。僕は何も知らないけれど、国のために学園のためにいつも頑張っているリアンのこと本当に尊敬しています。またお茶会できるの楽しみしています。」
リアンの背中に腕を回して背中をポンッポンッとリズムよく撫でる。
そうするとおずおずと僕の背中にリアンの腕が回るのが分かる。
「はぁ~~~~~」
右肩にリアンの大きなため息がこもる。
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