【完結】引きこもり陰キャの僕が美形に転生したら

僕は運動神経がいいほうだ

「ディってダンス上手かったんだな。」

「えぇ？僕のこと運動神経悪いと思ってたんだ。」

アレクったら失礼だ。体育の護身術の授業では成績はいいほうだもん。

前世では運動はまったくもって出来なかった。よくある学生の時は運動ができる人がモテる謎の方程式からはもちろん除外、カースト下位はそのせいもあったのかな…？

この体になってから自然と身体が動くのだ。まぁ、家でお父さまやお兄さまたちに扱かれてたっていうのもあると思うけど。

「見てた時から思ってた。綺麗に踊るなって。でも、一緒に踊ると目が離せないくらい…ボソッ)綺麗すぎて困る。」

現金な僕は、ダンスが綺麗って言われただけで機嫌が元に戻った。

「ほんと？よかった～練習したんだよ！」

「そ、そうか…(それは、あの教師と踊る約束をしていたからか？なんて、格好悪いな俺)」

僕を褒めてくれるアレクだけど、アレクもとっても上手！やっぱりイケメンは何しても上手いんだ。(偏見です)
そんな僕たちを見ている視線に気づかないまま、初めて友達と踊るダンスを楽しんでいた。


















「そこは私の場所、私が来たんだからあるべき状態に戻さないと、ね？」