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不穏な…⑴
しおりを挟むホールの中は人がまだまばらで先に集まった生徒や先生たちが各々の時間を軽食や飲み物片手に楽しんでいる。
そんな中ひと際人口密度が高い一角がある。
「おぉ凄いな、生徒会は。」
「うん、周りに人が多いね。」
そう、生徒会の皆が集まっているところに人だかりが出来ている。
そこにはもちろんユーリお兄さまやリアン、ベルもいるんだけど…いつもと違うことが一つ。
「あ?生徒会ってあんな女子生徒いたっけ?」
「いや、いないよ。」
そう、女子生徒なんて生徒会にいない。ユーリお兄さまとリアン、ベル以外に5人の上位貴族の令息で構成されているのだ。
初めて見るあの女子生徒は生徒会メンバーに囲まれて花が咲く様に笑っている。
「あれは 伯爵家の令嬢ですね。」
「っ!アダム先生!」
アレクと二人して生徒会の人たちのことを見ていると、後ろから思わぬ人物に話しかけられる。
「こんばんは、ディディエ様。ご機嫌麗しゅう。」
「こ、こんばんは。アダム先生。」
「先生、俺を忘れてますよー。」
「おや、アレク=ローデリアいたのですか。」
「ずっといましたよ。最初からね。」
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