【完結】引きこもり陰キャの僕が美形に転生したら

抹茶らて

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告白⑵

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それに、前世の記憶を持っているって知って、異端だと思われたら…お母さまはあぁ言ってくれたけど、皆がみんなそう考えるかは分からない。どんなことを言われても受け止める覚悟が出来たんだ。それにもうこれ以上黙っていて大切な人達を傷つけたくない。

そう思って俯いたままギュッと目を瞑って反応を待つ。

「まずは話してくれてありがとう。ディのことが知れて嬉しいよ。」

誰も口を開かずに沈黙が続いた。それは数秒だったかもしれないし、数分だったかもしれない。でも、僕にとっては途方もなく長く感じた。

そんな中、いつも通りのトーンで話し始めたのはお父さま。

「相当辛い思いをしてきたんだね。多分、俺たちが思っているよりもずっと…そして俺たちの子どもに生まれてきてからも、その記憶でしんどい思いをしてきたんだろう。今まで気づいあげられなくてごめん。ここではそんな思いをさせる人はいないから安心してほしいって言っても、戸惑わせるだけ、だな…でも、ディは俺の大切な息子だから、これからは少しずつでいいから遠慮なく頼って欲しい。今まで出来なかったこと、遠慮して言えなかったこと、一つずつしていこう。家族なんだから。」

「お、とうさま…おとうさまぁ…」

お父さまの温かい言葉で完全に涙腺が崩壊してしまった僕は、多分初めてこんなに泣きじゃくったと思う。お父さまに抱き着いて溢れてくる涙を止めることもなく、ただただその温もりを感じて泣いた。







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