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アレクサイド⑶
しおりを挟む「……………………………アレクは何も悪くないデス。」
俺の願いが届いたのか、しぶしぶこちらを見て答えてくれたディ。
「なんで敬語?そんなに俺と距離を置きたいほど嫌いになった?」
しかし、その言葉には距離の感じる。もうダメなのかな。そんなに嫌がられても縋りつく俺のこと、面倒に感じているのかな。
色んな感情が渦巻く中でディを見つめる。
「(そっ、そんな捨てられた子犬みたいな目で見られたら…)…っそんなことない!僕、アレクのこと大好きだよ!その、僕が悪いの。この前食堂でアレクに助けて貰ってから、アレクが初等部にいた時よりカッコよくなってて、見てるとなんかドキドキしちゃって…だから目を合わせられなくなっただけで…悪いのは僕なの。嫌な思いさせてしまってごめんなさい。」
一気に吐き出したディの本音は、俺の想像とは正反対のもので。正直安堵した。それと同時に恥ずかしさが俺を襲ってくる。
「(っ!そんなドっ直球で…ってか、これは告白か?//要は俺が目も合わせられないくらい、カッコよくなって困ってたってことだよな。嬉しいことだが、俺の方が照れるわ。)そ、そうか。勘違いしてごめん。嫌な思いはしてないから大丈夫だ。」
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