【完結】引きこもり陰キャの僕が美形に転生したら

抹茶らて

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昔も今もお兄さまの笑顔には弱い

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入学して初めて入る図書室は僕の家より小さい気がする。(公爵家が規格外)

家で課題なんてしていると、皆が早く遊ぼうとか言って僕の代わりにしてしまいそうだからなぁ。自分でやらないと意味がないし。家に帰る前の少しの時間だけでもこうして、地道にして行けたら…と思って来た訳なんだけど…

「ディ!待っていたよ。」

なんでいる?

「お兄ちゃんも一緒に課題でもしようかな。」

うん、だからなんでいる?

「ディ、遅かったね。」

「すまん!止められなくて!」

図書室と言うこともあり、皆声を潜めてはいるが全員集合過ぎて注目の的になっている。

「ど、どうして皆いるんですか?ヴァンお兄さままで。」

そう、ヴァンお兄さまにユーリお兄さま、リアンにベルまで皆いる。
図書室に寄ろうと思ったのはさっきの授業を終えてからなのに、なんで皆知ってるのか不思議で仕方がない。

「どうしてって、ディが図書室に寄って帰るみたいだから、どうせなら一緒に帰ろうかなって思って。私と一緒に帰るのは嫌かな…」

ヴァンお兄さまがシュンとした様子でそう言うものだから慌てて否定する。

「そ、そんなことないです!お兄さま達と一緒に帰れるの嬉しいです!」

「そっか、それは良かったよ!」

そう爽やかに笑うのは先ほどまでシュンとた様子だったヴァンお兄さま。
あれ、上手くはぐらかされた気がするのは気のせいかな?なんて思ってヴァンお兄さまの目をジッと見つめると「ん?」って綺麗に微笑むのもだから、何でもよくなっちゃう。




お兄さまの攻撃力は年々増しているようだ。











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