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茶番に見えても当人は本気です⑵
しおりを挟む「茶番とは失敬な!僕のディの笑顔を破壊力を知らないのだな!」
ユーリお兄さまのキャラが変わってきているところでストップをかける。
「そろそろ授業が始まるので教室に戻りましょう!未来を担うお兄さま達が遅刻で先生に怒られているとこを見たくないです…」
「なんて優しいんだろう、僕のディは…そうだね、じゃあ今日のお昼ご飯一緒に食べようね!」
「ディは私のことまで心配してくれるなんて…お昼楽しみにしている。」
「騒がしくしてごめんな。」
それだけ言って去っていった三人はまさしく嵐そのもの。
「俺エレクサリア家の人ってもっと怖いイメージがあったんだが、変な人かもって思ったわ。」
「(ゔぅ…まずい、文武両道なお兄さま達の世間イメージが崩れて行っちゃう!)で、でも勉強も体術とかも凄いんだよ!」
「あぁ、だろうな。最初の殺気が凄かった。でもディの前ではあんなに崩れるくらい大切にしているってことなんだろうな。」
「っ!う、うん!」
ちょっと照れくさいけど、嬉しい言葉に表情が崩れてしまう。
「でもまたあの騒がしさがお昼にやってくると思うと、な…」
それはなんかごめんなさい!
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