【完結】引きこもり陰キャの僕が美形に転生したら

抹茶らて

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茶番に見えても当人は本気です⑴

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「それで、お兄さま達は何をしに来たのですか?」

お兄さま達と一緒に、何故か教室を追い出された僕とアレクは突然の来訪の理由を聞いてみる。

「いやぁ、ディの顔が見たくて。それに学園内で制服姿を見たのって入学式以来だなって思って。」

「私なんてこの前のお茶会以来ディに会えてなかったから…寂しくて…」

「俺は2人に巻き込まれて…」

うん、とりあえず…

「…ベルさんお疲れ様です。」

苦労人であるベルを労わっておく。

「なんでベルだけ?お兄さまには?」

「ユーリお兄さまは今日も一緒に学園に来ましたよ。」

「そうだけど、足りないんだよ…ディ不足とはこのこと。」

「ふふふ、ディ不足って何ですか。」

ユーリお兄さまの作り出した単語に思わず笑ってしまう。

「その笑顔を待っていた!!」

「うむ、マイナスイオン。」

「俺なんでこいつらと友達してんだろ…とりあえず、ディ、逃げて!」

この三人は本当に仲がいいんだなぁ。

「なんだ、この茶番は。」

うん、アレクが突っ込みたくなる気持ちも分かるけど、この人達は本気でこれをしているのだから、これまた凄い。









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