【完結】引きこもり陰キャの僕が美形に転生したら

お願い事はまた今度

「アレク、今日は付き合って貰っちゃってありがとう！お陰でいいものが買えたよ！」

「俺は何もしてないけど、それなら良かった。」

「うん！だから、お昼は僕に驕らせてね！」

午前中の時間全てをプレゼント選びに費やしてしまったため、少し遅めのお昼ご飯になってしまった。

レストランで少しのお返しをするべく、驕りなんて言ったけどお小遣い使うから僕のお金じゃないんだけどね…でも付き合ってもらってばかりじゃ申し訳ないし…

「そんなに気を使わなくてもいいのに。じゃあ、驕りじゃなくて、俺のお願いも聞いてもらうってのはどうだ？」

「アレクのお願い？」

「あぁ、って言ってもまだ決めてないが。」

お友達のお願いか…今日僕がアレクに付き合って貰ったみたいなことだよね。楽しそう！

「うん！良いよ！」

「じゃあお願いが出来たらまた話すでもいいか？」

「もちろん！ちゃんとお願い考えてね？」

この時のお願いが、後にとんでもない内容になるとは思いもしなかった。
そうして楽しくお昼ご飯を食べた僕たちは、再び街中を遊びつくして帰路についた。