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仕切り直しの親睦会⑴
しおりを挟む学園入学が近づく中、僕が窮地に陥っていることに気が付いた。
前回の号泣したお茶会では主催の公爵家の子息としか話しておらず、学園入学が目前に迫っている今…僕には一人も友達がいないのだ!
何故こうなってしまったのか…何故、僕には友達がいないのか…それは前世からの七不思議と言えよう。
いないものには仕方がない。今から作ればいいと思うかもしれないが、作れないのだ。根本的に向いていないのだ…
(ディディエに1000ダメージ)
そんなこと分かってるもん!
そう諦めている僕とは違って、僕の子を心配して入学時期が重なる子息、令嬢を集めてお茶会の催しを考えているお父さま達。
気持は嬉しいのだけれど…また友達が出来なくて傷つくのは僕なんだよね…
「ディ、今度の休日に我が公爵家でお茶会をしようと思っているんだ。友達とはいかなくても、顔見知りぐらい出来たら学園への入学に少しは緊張しなくても行けるかと思ったんだが…」
家族で夕食を楽しんでいる時に、お父さまから聞かされた事実。本当に僕のことを思ってくれているのだと思うと、断れるわけがない。
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