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ドキドキの誕生日パーティー⑹
しおりを挟む「え、ナニナニ?なんで俺いきなり罵られてるの?え、そんなにまずいときに来ちゃった感じ?」
そんなベルの質問に答える者はおらず、殺伐とした空気が流れる。
「み、皆さん今日の食事や音楽は僕が考えたものなので良かったら楽しんでください。」
そんな空気に酸欠気味になった僕は、勇気を振り絞ってそれだけ言うとペコリとお辞儀をしてその場を去る。
「あぁ、行っちゃった。」
「ユーリ、そんな空気だしたらディが怯えるだろう?」
「そうだけど!でもそれを言うならリアンが変なことしなければ良かったんだ!」
「私はしたいことしただけだからね。何も悪いことをしたとは思っていないよ。」
「お兄様!いつかリアンを懲らしめなくては!」
「それは不敬罪になり得る発言だから気を付けた方が良いかな、ユーリ。」
「はーい、何て言いながら目の奥が笑ってないよ、お兄様。」
「(目の奥怖いのは皆じゃないか?)え、俺友人関係見つめなおした方が良いかな。なんで俺こんなに怖い人達に囲まれているんだろう。もっと平和な感じが良いんだけどな…」
アホ?不思議ちゃんキャラだったベルが苦労人キャラに変化しているとは…
年月の流れと言うのは奥深い…
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