87 / 124
皇后さま、イタズラがすぎます
しおりを挟む昨日あれから寝てしまったらしい私はいつも通り自分の部屋で目が覚めた。クレマさんが運んでくれたんだろうと思うと、申し訳なさがあるものの嬉しくて胸のあたりがポカポカする。
余韻に浸っている暇もなく、今日はジルやバルと会う約束をしているため王城へ来ている。
馬車などを使わず、瞬間移動で来てしまったため、一先ず来客室へ通される。
コンッコンッコンッ
「はい。」
「ナオちゃん失礼するわね。」
ソファーで寛いでいるところに入って来たのは、なんと皇后だった。つまりジルのお母さん。
「ガバリアの太陽皇后陛下、お久しぶりでございます。」
「やだわ、ナオちゃん。そんな硬くなくても大丈夫。気楽にミュゼちゃんって呼んでほしいわ。」
え‶、それはちょっと…って断りたかったけど、目の前で期待しながら目をキラキラさせてこちらを見て来る皇后を見ると断れる訳もなく。
「あ、あのせめてミュゼさん、でもいいですか。」
「ふふ、まぁそうね。それでも大分前よりはマシだわ。」
「ありがとうございます。ところでミュゼさんはどうしてここへ?」
何とか納得してもらえたようで良かった。
「あぁ、それね。ナオちゃん学園生活はどう?ジルたちに意地悪されてないかしら?」
「え?あ、いえジルたちは優しくしてくれてますよ。」
「そう…ね、ジルとはどこまで進んだのかしら?」
ん?どこまで??何のことか分からないほど私は純粋ではないし、鈍感でもない。
でも、ジルと進むことなんてないと思うんだけどな。
あくまで幼馴染で、その他は業務的なことだったり、そこまでアハン、ウフンな雰囲気になることもない。
「どこまで、といいますと?」
「あら?キス、何てもう済ましたのかしら、なんて…」
「母上!」
「あら、もう見つかっちゃったわ。」
皇后の言葉を遮る様にジルの大声が響く。その声に悪びれる様子もなく、茶目っ気たっぷりに舌を出す皇后は本当に12歳の子どもの母親なのかと疑うほどに若々しい。
「何故ナオがもう来ていることを隠していたんですか!それにナオに何を吹き込もうと…」
「まぁ、そんなに攻め立てないくださいまし。母は貴方のためを思ってナオちゃんに色々聞いていただけよ。何も吹き込んでいませんわ。でも、ジル、まだキスも済ませていないなんて」
「わあああああ!!!な、ななな何を言って!まさか、そのことナオに聞いたり…」
「今まさに聞いたところですわよ♪」
「もう出て行ってください!」
こんなに慌てふためくジルは初めて見た。どちらかと言うと、何事もそつなくこなす印象があったから新鮮な感じ。
32
お気に入りに追加
839
あなたにおすすめの小説
ゆるふわメスお兄さんを寝ている間に俺のチンポに完全屈服させる話
さくた
BL
攻め:浩介(こうすけ)
奏音とは大学の先輩後輩関係
受け:奏音(かなと)
同性と付き合うのは浩介が初めて
いつも以上に孕むだのなんだの言いまくってるし攻めのセリフにも♡がつく
召喚された美人サラリーマンは性欲悪魔兄弟達にイカされる
KUMA
BL
朱刃音碧(あかばねあおい)30歳。
ある有名な大人の玩具の開発部門で、働くサラリーマン。
ある日暇をモテ余す悪魔達に、逆召喚され混乱する余裕もなく悪魔達にセックスされる。
性欲悪魔(8人攻め)×人間
エロいリーマンに悪魔達は釘付け…『お前は俺達のもの。』
変態村♂〜俺、やられます!〜
ゆきみまんじゅう
BL
地図から消えた村。
そこに肝試しに行った翔馬たち男3人。
暗闇から聞こえる不気味な足音、遠くから聞こえる笑い声。
必死に逃げる翔馬たちを救った村人に案内され、ある村へたどり着く。
その村は男しかおらず、翔馬たちが異変に気づく頃には、すでに囚われの身になってしまう。
果たして翔馬たちは、抱かれてしまう前に、村から脱出できるのだろうか?
童貞が建設会社に就職したらメスにされちゃった
なる
BL
主人公の高梨優(男)は18歳で高校卒業後、小さな建設会社に就職した。しかし、そこはおじさんばかりの職場だった。
ストレスや性欲が溜まったおじさん達は、優にエッチな視線を浴びせ…
えっちな美形男子〇校生が出会い系ではじめてあった男の人に疑似孕ませっくすされて雌墜ちしてしまう回
朝井染両
BL
タイトルのままです。
男子高校生(16)が欲望のまま大学生と偽り、出会い系に登録してそのまま疑似孕ませっくるする話です。
続き御座います。
『ぞくぞく!えっち祭り』という短編集の二番目に載せてありますので、よろしければそちらもどうぞ。
本作はガバガバスター制度をとっております。別作品と同じ名前の登場人物がおりますが、別人としてお楽しみ下さい。
前回は様々な人に読んで頂けて驚きました。稚拙な文ではありますが、感想、次のシチュのリクエストなど頂けると嬉しいです。
トラック野郎親父の雌堕
熊次郎
BL
大輝はレスリング経験者で今でも体がゴツい。父親の健吾は男らしくガタイのいいトラック野郎だ。仲のいい父親と2人で暮らしているうちに大輝は親父の白ブリーフの膨らんだ中身が気になり始める。思春期の経験があってはならない方向に導く、、、。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる