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第一章 運命の再会

第五話 涼音の想い

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「一体どういうことなんだね涼音くん‼︎」

「すいません社長」

「まー・・・しょうがないか」

「ちょっっ社長?」

「え?でもーしょうがないじゃん、涼音ちゃんが言ってるんだし」

「はー、しょうがないですね。期限つきってことなら許可いたしましょう」

「ほんとですか?ありがとうございます」

やった、やった、やっと会いに行ける。仕事も一区切りしたし、ほんと嬉しいどんなふうに成長しているんだろう楽しみだな。引っ越してないことは調べてもらったし学校もわかってるから堂々と会いに行ける。落ち着いたお仕事再開できるように準備しなくちゃいけないし、彼のいるところが事務所からそんな離れてなくてよかった。どうかな、私のこと覚えててくれてるかな?でもでも私結構変わっちゃったしどうかなー

「・・・・・あー、また妄想状態に入っちゃったわよ」

「こーなると涼音は長いのよねー」

「ハハハ」

「ほら、涼音いくわよ。シャキッとして」

「えへへっ」

「じゃあ社長あとはしっかりやっておきますので」

「ああ、復帰の時期はこちらで調整しておこう」

「よろしくお願いします」

「えへへっ」

「ほら、いつまで呆けてんのよ‼︎社長に挨拶して」

「えへへっ・・・え?あ、はい。社長色々と便宜を図っていただいてありがとうございます。よろしくお願いします」

「全く・・では失礼します」

これでやっと会いに行ける準備ができた。

「じゃあ美樹さんこれからよろしくお願いします」

「ええ、あなたがいったたった一つの願いだもの」

「ありがとうございます」


《舞台は学校へ》

「ねーねー、なんで柏崎さんはこの学校に来たの?」

「そーよねー、こんな田舎の高校に来るなんて何か理由でもないとねー」

「んーそれはちょっと」

「えー、何かあるんじゃないの?」




「まさかあれじゃねーだろうな」

「あれって?」

「あれだよあれ・・・昔結婚を約束しちゃったりする幼馴染だよ」

「・・・・・は?そんなわk」

ガタッ

え?何?もしかして私のこと話してるのかな・・・あれ?でもなんか覚えてない感じなんですけど、もしかして忘れられちゃってるのかな。どうしようもう私からアタックしないとダメなのかも・・・よし‼︎しっかりと心の準備して明日思い切っていてみようかしら。もうそれしかないわね

「ちょっと、柏崎さん?どうしたの」

「なんか大丈夫?」

「え?・・・・ああ、ごめんなさい?ちょっと考え事していただけですよ」

「そう、ならよかったね」

これは一度美樹さんに相談した方がいいかしらね?なんか勝手に動き出すな的なことを言われていた気がするし、んーどうしようかしら。とにかく一度家に帰って考えてみるしかないかも



【あとがき】


さーよってらっしゃいみてらっしゃい、とうとうヒロインが動き出しましたよー
猪突猛進どんどん行っておらいたいですねー(小並感)






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