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第1話 立松千宙(13歳)の日記=梅枝七海(13歳)
〈8月3日〉初デートはプールに行く
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#今日は七海と二人だけでプールに行き、初めてのデートをした。七海は花柄の付いた黄色の水着を着ていたが、恥ずかしいのか最初はパーカーで隠していた。体全体はやせていて、胸の膨らみやお尻は小さいが、脚は長くすらっとしていた。高2の姉の体は胸もそれなりに発達していて、お尻もふっくらとしている。いずれ七海も、そんな体になるのだろうか。
手をつないでプールに入り、水の中では体を密着させて遊んだ。後ろから抱き着いて胸にタッチしたが、大福もちぐらいの大きさでプリっとしていた。お腹はくびれていて細く、お尻は筋肉質のようで堅かった。俺は興奮を隠すのに大変だったが、ああいう時に女の子は、意外と平然と振舞えるものだと感心する。
プールサイドで、七海に「プールの授業の時、女子の水着姿を見ているの?」と訊かれ、「自然と目に入る」と当たり障りなく答えたつもりだった。ところが、その後で彼女の胸の大きさを話題にして、セクハラだと言われてしまった。#
真夏日の予報の中、七海はノースリーブの白のワンピースにサンダルを履いて、千宙との待ち合せ場所に出掛けた。それから自転車で最寄りの駅まで行き、電車に乗って30分の所にプールはある。電車の中ではもっぱら部活の話と、夏休み前半の出来事を話していた。
☆七海☆今日の水着を買うために、初絵に助けを求めた。立松君と二人でプールに行く事がばれてしまうが、背に腹は代えられなかった。「思い切り派手な水着にしようよ!」と面白がられて買った水着は、花柄の付いた黄色のセパレートタイプだった。そして、買物の帰り道、デートのアドバイスを受けた。
『彼から離れないように、プールサイドでは横に寄り添って座るべし。学校のプールではないから、日焼け止めクリームも忘れずに、何なら背中に塗ってもらうべし。水の中では恥ずかしがらずに、手をつないでスキンシップに励むべし。』という内容だった。☆☆☆☆☆
二人はプールの開放的な雰囲気の中で、肌と肌との触れ合いや会話を楽しんだ。昼食の時には、ポテトを食べさせたり、ジュースを交換したり、今までにない打ち解けた関係を築いていた。
☆七海☆裸の千宙君は思ったよりもたくましく、「筋肉、触ってみる?」と言われて、思わず手が出ていた。男の子の体に触るのは初めてで、筋肉の堅さにドキドキした。その後で「今度は俺の番ね」と言われ、あわてて胸を隠したが、いつか触られる日が来るのだろうかと想像を廻らした。それにしても、この日の千宙君の言動には驚かされてばかりだった。水着をほめたり、胸の大きさを質問したり、セクハラ発言もあった。ジュースを上げると間接キスだと喜ぶし、プールの中では断りもなく体に触ってきた。でも決して嫌ではなく、プールという開放的な環境の中で、閉ざされていた心の扉が開いたようだった。☆☆☆☆☆
帰りの電車に乗ったのは、夕方の4時を過ぎていた。まだまだ夏の陽射しが強く照り付け、帰るのが惜しい気持ちだった。電車の中ではシートに座り、七海は昨夜の寝不足と泳いだ疲れで、千宙の肩にもたれて眠っていた。駅に着くまで気付かず、千宙に起こされて電車を降りた。駅を降りた二人は別れ難く、カフェで話をしていた。この日のデートで新たに感じ取った、お互いの印象を語り合った。
手をつないでプールに入り、水の中では体を密着させて遊んだ。後ろから抱き着いて胸にタッチしたが、大福もちぐらいの大きさでプリっとしていた。お腹はくびれていて細く、お尻は筋肉質のようで堅かった。俺は興奮を隠すのに大変だったが、ああいう時に女の子は、意外と平然と振舞えるものだと感心する。
プールサイドで、七海に「プールの授業の時、女子の水着姿を見ているの?」と訊かれ、「自然と目に入る」と当たり障りなく答えたつもりだった。ところが、その後で彼女の胸の大きさを話題にして、セクハラだと言われてしまった。#
真夏日の予報の中、七海はノースリーブの白のワンピースにサンダルを履いて、千宙との待ち合せ場所に出掛けた。それから自転車で最寄りの駅まで行き、電車に乗って30分の所にプールはある。電車の中ではもっぱら部活の話と、夏休み前半の出来事を話していた。
☆七海☆今日の水着を買うために、初絵に助けを求めた。立松君と二人でプールに行く事がばれてしまうが、背に腹は代えられなかった。「思い切り派手な水着にしようよ!」と面白がられて買った水着は、花柄の付いた黄色のセパレートタイプだった。そして、買物の帰り道、デートのアドバイスを受けた。
『彼から離れないように、プールサイドでは横に寄り添って座るべし。学校のプールではないから、日焼け止めクリームも忘れずに、何なら背中に塗ってもらうべし。水の中では恥ずかしがらずに、手をつないでスキンシップに励むべし。』という内容だった。☆☆☆☆☆
二人はプールの開放的な雰囲気の中で、肌と肌との触れ合いや会話を楽しんだ。昼食の時には、ポテトを食べさせたり、ジュースを交換したり、今までにない打ち解けた関係を築いていた。
☆七海☆裸の千宙君は思ったよりもたくましく、「筋肉、触ってみる?」と言われて、思わず手が出ていた。男の子の体に触るのは初めてで、筋肉の堅さにドキドキした。その後で「今度は俺の番ね」と言われ、あわてて胸を隠したが、いつか触られる日が来るのだろうかと想像を廻らした。それにしても、この日の千宙君の言動には驚かされてばかりだった。水着をほめたり、胸の大きさを質問したり、セクハラ発言もあった。ジュースを上げると間接キスだと喜ぶし、プールの中では断りもなく体に触ってきた。でも決して嫌ではなく、プールという開放的な環境の中で、閉ざされていた心の扉が開いたようだった。☆☆☆☆☆
帰りの電車に乗ったのは、夕方の4時を過ぎていた。まだまだ夏の陽射しが強く照り付け、帰るのが惜しい気持ちだった。電車の中ではシートに座り、七海は昨夜の寝不足と泳いだ疲れで、千宙の肩にもたれて眠っていた。駅に着くまで気付かず、千宙に起こされて電車を降りた。駅を降りた二人は別れ難く、カフェで話をしていた。この日のデートで新たに感じ取った、お互いの印象を語り合った。
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