25 / 34
24歳の花純の隠し事
2 性行為を間近に見て
しおりを挟む
私と南城先輩との関係は、今まで通りに先輩と後輩の間柄で、それ以上には発展しませんでした。それから私は反省し、恋愛とは無縁の時を過ごしました。
大学3年生の夏、私は河口湖で行われたゼミの合宿に参加しました。もうすぐ始まる教育実習の準備を兼ねた合宿でした。夜になって、同部屋の女子が、二人の男子を連れてきて、トランプをして遊びました。一人は彼女の彼氏らしく、もう一人は矢代明治という同学年の男子でした。その内に、付き合っている同士がいちゃつき始めたので、私は面倒だと思い部屋から外の庭に出ると、矢代が追いかけてきました。
「ああ言うの、嫌ですよね!何か出汁に使われたようで、参りました。」
「矢代君もそう思ったんだ。良かった、私だけでなくて。」
退屈を紛らわすために暫くの話をして、私達は意気投合していました。部屋に戻ると同部屋の彼女は眠っていたので、私も布団に入りました。小一時間して、隣の布団から妙な声が漏れ聞こえてきました。
「駄目だよ、坂上さんが起きちゃう!いやだ、そんな事をしたら…。」
「大丈夫だよ!彼女はぐっすり眠ってるみたいだから、良いだろ?」
さっきの男子が夜這いに来たようで、私は起きる訳にいかず、寝たふりをしていました。二人の行為はエスカレートするばかりで止める気配はなく、何をしているのかが大体想像が付きました。キスしながら胸を揉んでる。今度は胸を舐めて乳首を吸っている。手は彼女の股間にあるらしい。
「いやだ!そんな所を触ったら、感じちゃう!いじわるね!」
どんな風にしているか見てやろうと思い、私は寝返りを打ちました。二人は私の動きには気付かず、夢中になってペッティングに励んでいました。時々布団がめくれて、彼女の白い脚と彼氏の毛深い脚が絡み合っているのが見えました。私にとってセックスは未知の世界で、目の当たりにして衝撃でした。まるで動物その物の動きと厭らしい声、私もいつかこんな事をするのかと思い怖くなりました。同時に、私の中の女が目覚めたようで、股の辺りが湿っぽく、そこを思わず手で確認していました。
「ねえ、入れるの?ゴムは持って来たの?駄目だよ、出来たら困るよ!」
布団が大きく持ち上がり、男が女の上にまたがり重なったようでした。彼女の懇願も虚しく、自分の欲望を満たそうと強引に進める男に怒りを覚えました。しかし、彼女はそれを受け入れ、喘ぎ声を上げて彼氏にしがみ付いているではありませんか。私は訳が分からなく、布団の動きに目を凝らして見ていました。
二人の性行為が終わり、男は部屋から出て行きました。彼女はそのまま眠りに就いていましたが、私は目が冴えてしまいました。いつの間にかまどろんでいた私に、彼女が声を掛けてきました。
「坂上さん、よく寝たね。私は中々眠れなくて、ああ眠い。」
よくもまあ、平気な顔をしていられるもんだと呆れました。あんな事をして、何もなかったかのようにできるんだろうか、私には無理だと思いました。
大学3年生の夏、私は河口湖で行われたゼミの合宿に参加しました。もうすぐ始まる教育実習の準備を兼ねた合宿でした。夜になって、同部屋の女子が、二人の男子を連れてきて、トランプをして遊びました。一人は彼女の彼氏らしく、もう一人は矢代明治という同学年の男子でした。その内に、付き合っている同士がいちゃつき始めたので、私は面倒だと思い部屋から外の庭に出ると、矢代が追いかけてきました。
「ああ言うの、嫌ですよね!何か出汁に使われたようで、参りました。」
「矢代君もそう思ったんだ。良かった、私だけでなくて。」
退屈を紛らわすために暫くの話をして、私達は意気投合していました。部屋に戻ると同部屋の彼女は眠っていたので、私も布団に入りました。小一時間して、隣の布団から妙な声が漏れ聞こえてきました。
「駄目だよ、坂上さんが起きちゃう!いやだ、そんな事をしたら…。」
「大丈夫だよ!彼女はぐっすり眠ってるみたいだから、良いだろ?」
さっきの男子が夜這いに来たようで、私は起きる訳にいかず、寝たふりをしていました。二人の行為はエスカレートするばかりで止める気配はなく、何をしているのかが大体想像が付きました。キスしながら胸を揉んでる。今度は胸を舐めて乳首を吸っている。手は彼女の股間にあるらしい。
「いやだ!そんな所を触ったら、感じちゃう!いじわるね!」
どんな風にしているか見てやろうと思い、私は寝返りを打ちました。二人は私の動きには気付かず、夢中になってペッティングに励んでいました。時々布団がめくれて、彼女の白い脚と彼氏の毛深い脚が絡み合っているのが見えました。私にとってセックスは未知の世界で、目の当たりにして衝撃でした。まるで動物その物の動きと厭らしい声、私もいつかこんな事をするのかと思い怖くなりました。同時に、私の中の女が目覚めたようで、股の辺りが湿っぽく、そこを思わず手で確認していました。
「ねえ、入れるの?ゴムは持って来たの?駄目だよ、出来たら困るよ!」
布団が大きく持ち上がり、男が女の上にまたがり重なったようでした。彼女の懇願も虚しく、自分の欲望を満たそうと強引に進める男に怒りを覚えました。しかし、彼女はそれを受け入れ、喘ぎ声を上げて彼氏にしがみ付いているではありませんか。私は訳が分からなく、布団の動きに目を凝らして見ていました。
二人の性行為が終わり、男は部屋から出て行きました。彼女はそのまま眠りに就いていましたが、私は目が冴えてしまいました。いつの間にかまどろんでいた私に、彼女が声を掛けてきました。
「坂上さん、よく寝たね。私は中々眠れなくて、ああ眠い。」
よくもまあ、平気な顔をしていられるもんだと呆れました。あんな事をして、何もなかったかのようにできるんだろうか、私には無理だと思いました。
0
お気に入りに追加
8
あなたにおすすめの小説
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
セーラー服美人女子高生 ライバル同士の一騎討ち
ヒロワークス
ライト文芸
女子高の2年生まで校内一の美女でスポーツも万能だった立花美帆。しかし、3年生になってすぐ、同じ学年に、美帆と並ぶほどの美女でスポーツも万能な逢沢真凛が転校してきた。
クラスは、隣りだったが、春のスポーツ大会と夏の水泳大会でライバル関係が芽生える。
それに加えて、美帆と真凛は、隣りの男子校の俊介に恋をし、どちらが俊介と付き合えるかを競う恋敵でもあった。
そして、秋の体育祭では、美帆と真凛が走り高跳びや100メートル走、騎馬戦で対決!
その結果、放課後の体育館で一騎討ちをすることに。
隣人の女性がDVされてたから助けてみたら、なぜかその人(年下の女子大生)と同棲することになった(なんで?)
チドリ正明@不労所得発売中!!
青春
マンションの隣の部屋から女性の悲鳴と男性の怒鳴り声が聞こえた。
主人公 時田宗利(ときたむねとし)の判断は早かった。迷わず訪問し時間を稼ぎ、確証が取れた段階で警察に通報。DV男を現行犯でとっちめることに成功した。
ちっぽけな勇気と小心者が持つ単なる親切心でやった宗利は日常に戻る。
しかし、しばらくして宗時は見覚えのある女性が部屋の前にしゃがみ込んでいる姿を発見した。
その女性はDVを受けていたあの時の隣人だった。
「頼れる人がいないんです……私と一緒に暮らしてくれませんか?」
これはDVから女性を守ったことで始まる新たな恋物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる