少女たちの春【隠し言】私たちの24歳

秋 夕紀

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24歳の真莉愛の隠し事

3 箱根へ1泊旅行に

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 私は保育士の資格を取り、純人さんの近くで暮らしたいと計画し、彼の住む町の保育園に就職が決まりました。それを彼に報告するととても喜んでくれて、お祝いをしてくれるという事でした。しかも、二人で箱根に1泊旅行を提案されました。私は嬉しくて、年末のその日を心待ちにしていました。
 来年から一人暮らしをする事、彼と箱根に旅行に行く事を正直に話すと、純人さんを知っている母親は、喜んで送り出すと言ってくれました。

 純人さんの運転する車で、小田原から芦ノ湖を巡り、箱根湯本のホテルに着きました。箱根の夕暮れ時は冷え切っていましたが、心は温かく火照っていました。私は彼と二人でホテルに入る時めきと恥ずかしさで、胸が高鳴っていました。チェックインして部屋に入り、別々に温泉に行きました。彼の部屋でいつも二人過ごすのとは違い、新婚旅行に来たような気分で、今夜彼と結ばれるのだと思い、居ても立ってもいられない思いでした。
 部屋に戻ると彼は先に戻っていて、退屈そうに寝転んでいました。
「真莉愛、こっちにおいで!」と呼ばれました。私は近付いて行き、キスを交わし合いました。既に馴染なじんだ唇でしたが、とても新鮮な心地良さを感じました。舌が口の中に差し込まれた時には、このまま最後までしてほしいという気持ちでした。浴衣の胸元に彼の手が入り胸をいじられて、私は思わずため息をらしていました。そこに食事の用意ができたという、電話がありました。
 食事を別室で食べて部屋に帰ると、二組の布団が並べて敷かれていました。私はこれからする好意を頭に浮かべ、一人顔を赤くしていました。彼はそんな私の気持ちを察し、優しく床に導き抱き寄せました。
「真莉愛、ずっと好きだった!ずっと真莉愛を抱きたかった!」
「嬉しい!やっと純人さんと結ばれるのね!思い切り抱いて!」
 私がしがみ付くと、彼は私の身体を下にしてキスを浴びせてきました。それは今まで我慢してきた分を取り戻すかのように、激しく熱いキスでした。彼は浴衣のひもを解いて、私の上半身を優しくでながら唇をわせてきました。ブラジャーを外され、両の乳首を指と口で愛撫され、私はあえぎ声を必死でこらえていました。
「可愛いよ!おっぱいも乳首も。どうしてほしい?」と訊くので、
「もっと吸ってほしい!」と恥ずかしげも失せて、求めていました。
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