少女たちの春【隠し言】私たちの24歳

秋 夕紀

文字の大きさ
上 下
2 / 34
24歳の杏の隠し言

2 2度目のセックスをして

しおりを挟む
 陽介が私の穴の中に指を入れて、かき混ぜるように動かしていました。私は今までにない感覚に、喘ぎ声をらしていました。股間からはくちゅくちゅという音がして、恥ずかしさで顔をおおっていました。穴から出て来た指が、今度は何かを探しているようで、私の陰部をさまよっていました。その指がある一点で止まると、そこを集中的に攻めてきました。私はたまらずに、身体をのけらせて拒みました。
「いや、いや!何かおかしくなりそう!止めて!」と叫んでいましたが、彼は止めてくれませんでした。さらに、その部分に口を持って行き、キスしたり吸ったり、舐めたりして、私を苦しめました。彼の頭を押し退けようとしましたが、頭が真っ白になって、そのまま意識が遠ざかっていきました。

 陽介と食事をしながら、私は、
「陽介さんは、向こうで彼女ができたの?」と訊いていました。彼は、
「できないよ。ずっと杏の事を思っているから、こうして会いに来たんだ。」と答えていて、嘘はないとその時は思っていました。でも、ホテルに入ってからの彼は以前の彼ではなく、変に自信たっぷりで別人のようでした。しかも、セックスをリードして、女の子の扱いにも随分と馴れているように感じました。そんな疑問をぶつける余裕もなく、私は彼の愛撫に泳がされていたのです。

 股間に痛みを感じて気が付くと、陽介のペニスが私の中に入っていました。
「今半分ぐらいだから、もう少し奥に入れるね!」
 初めてではないのに痛くて、私はシーツをんで必死に痛みをこらえていました。彼が奥まで入って来たのを感じた時、痛みに代わって快感が押し寄せてきました。そして、彼の動きに従って、声にならない声を発して喘いでいました。
「どう?気持ちいいか?杏の中は温かくて、からみついてくるよ。」と彼が言うので、「やだ!いやらしい事を言わないで!」と返し、しがみ付いていました。

 陽介と初めてした時、中々挿入できずに汗だくでした。時間を掛けて、3回目でやっとできた事を思い出しました。しかも私が彼の情けなくなった物を立たせ、手で導いてやってできたのです。それなのに、今日の彼は余裕たっぷりで、私を労わる言葉も忘れず、女の子の身体を熟知しているようでした。

 そのまま終わるのかと思っていたら、私の身体をうつぶせにして、四つんいの形にしてきました。お尻の穴は丸見えで、犬みたいな恰好かっこうは堪えられず、
「ちょっと待って!どうするの?そんな犬みたいな恰好は嫌だよ!」と言って、抵抗しました。が、彼は私を抑え付け、無理矢理後ろからペニスをじ込んできました。強引な彼に対する怒りと屈辱感で、涙が流れ出ました。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

友達の母親が俺の目の前で下着姿に…

じゅ〜ん
エッセイ・ノンフィクション
とあるオッサンの青春実話です

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

ママと中学生の僕

キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

ナースコール

wawabubu
青春
腹膜炎で緊急手術になったおれ。若い看護師さんに剃毛されるが…

服を脱いで妹に食べられにいく兄

スローン
恋愛
貞操観念ってのが逆転してる世界らしいです。

セーラー服美人女子高生 ライバル同士の一騎討ち

ヒロワークス
ライト文芸
女子高の2年生まで校内一の美女でスポーツも万能だった立花美帆。しかし、3年生になってすぐ、同じ学年に、美帆と並ぶほどの美女でスポーツも万能な逢沢真凛が転校してきた。 クラスは、隣りだったが、春のスポーツ大会と夏の水泳大会でライバル関係が芽生える。 それに加えて、美帆と真凛は、隣りの男子校の俊介に恋をし、どちらが俊介と付き合えるかを競う恋敵でもあった。 そして、秋の体育祭では、美帆と真凛が走り高跳びや100メートル走、騎馬戦で対決! その結果、放課後の体育館で一騎討ちをすることに。

将棋部の眼鏡美少女を抱いた

junk
青春
将棋部の青春恋愛ストーリーです

かつて僕を振った幼馴染に、お月見をしながら「月が綺麗ですね」と言われた件。それって告白?

久野真一
青春
 2021年5月26日。「スーパームーン」と呼ばれる、満月としては1年で最も地球に近づく日。  同時に皆既月食が重なった稀有な日でもある。  社会人一年目の僕、荒木遊真(あらきゆうま)は、  実家のマンションの屋上で物思いにふけっていた。  それもそのはず。かつて、僕を振った、一生の親友を、お月見に誘ってみたのだ。  「せっかくの夜だし、マンションの屋上で、思い出話でもしない?」って。  僕を振った一生の親友の名前は、矢崎久遠(やざきくおん)。  亡くなった彼女のお母さんが、つけた大切な名前。  あの時の告白は応えてもらえなかったけど、今なら、あるいは。  そんな思いを抱えつつ、久遠と共に、かつての僕らについて語りあうことに。  そして、皆既月食の中で、僕は彼女から言われた。「月が綺麗だね」と。  夏目漱石が、I love youの和訳として「月が綺麗ですね」と言ったという逸話は有名だ。  とにかく、月が見えないその中で彼女は僕にそう言ったのだった。  これは、家族愛が強すぎて、恋愛を諦めざるを得なかった、「一生の親友」な久遠。  そして、彼女と一緒に生きてきた僕の一夜の物語。

処理中です...