2 / 2
天使病 Part1
しおりを挟む
僕の彼女は天使だ。
これは比喩ではない。
本当の事だ。
僕の彼女はどちらかと言うとぽっちゃりしていた。好き嫌いもなく、何か食べる時は幸せそうな顔をして
「おいしー!」
と言う。
でもある日、彼女が痩せていることに気づいた。
ダイエットしたのかと聞いたら青ざめた顔で
「してない、してないの…そ、それに羽が…」
と震えながら訳の分からないことを言う彼女。
僕はただ事ではないということを察し、人目を気にしてひとまず彼女を空き教室につれていった。
「どうしたの?」
僕は改めてなるべく優しい声音を意識して聞く。
「あの…あのね…よく分からないの…と、とりあえず見て…」
そう言って彼女は背中を向けてシャツのボタンを一つずつ外していく。
不覚にも彼女の白く美しい肌にときめいてしまい、何も出来ないまま彼女が脱ぐのをみていた。
「は…ね…?」
涙目で頷く彼女。
「なん…か…よく分からないのに生えて…っ…きて…」
「…分かった、とりあえず明日にでも病院へ行こう?今のままじゃ何もわからないし、何だったら僕もついて行くから…だからもう泣かないで?」
泣いている彼女を見ているのが辛くて抱きしめて撫でてやると、彼女は抱き締め返してくれた。
「うん…!ありがとう…!」
そのあと授業に出て、放課後は彼女の希望で僕の奢りで一緒にタピオカを飲んで帰った。
彼女に笑顔が戻ったような気がした。
これは比喩ではない。
本当の事だ。
僕の彼女はどちらかと言うとぽっちゃりしていた。好き嫌いもなく、何か食べる時は幸せそうな顔をして
「おいしー!」
と言う。
でもある日、彼女が痩せていることに気づいた。
ダイエットしたのかと聞いたら青ざめた顔で
「してない、してないの…そ、それに羽が…」
と震えながら訳の分からないことを言う彼女。
僕はただ事ではないということを察し、人目を気にしてひとまず彼女を空き教室につれていった。
「どうしたの?」
僕は改めてなるべく優しい声音を意識して聞く。
「あの…あのね…よく分からないの…と、とりあえず見て…」
そう言って彼女は背中を向けてシャツのボタンを一つずつ外していく。
不覚にも彼女の白く美しい肌にときめいてしまい、何も出来ないまま彼女が脱ぐのをみていた。
「は…ね…?」
涙目で頷く彼女。
「なん…か…よく分からないのに生えて…っ…きて…」
「…分かった、とりあえず明日にでも病院へ行こう?今のままじゃ何もわからないし、何だったら僕もついて行くから…だからもう泣かないで?」
泣いている彼女を見ているのが辛くて抱きしめて撫でてやると、彼女は抱き締め返してくれた。
「うん…!ありがとう…!」
そのあと授業に出て、放課後は彼女の希望で僕の奢りで一緒にタピオカを飲んで帰った。
彼女に笑顔が戻ったような気がした。
0
お気に入りに追加
1
この作品の感想を投稿する
みんなの感想(2件)
あなたにおすすめの小説

百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。

とある高校の淫らで背徳的な日常
神谷 愛
恋愛
とある高校に在籍する少女の話。
クラスメイトに手を出し、教師に手を出し、あちこちで好き放題している彼女の日常。
後輩も先輩も、教師も彼女の前では一匹の雌に過ぎなかった。
ノクターンとかにもある
お気に入りをしてくれると喜ぶ。
感想を貰ったら踊り狂って喜ぶ。
してくれたら次の投稿が早くなるかも、しれない。
隠れドS上司をうっかり襲ったら、独占愛で縛られました
加地アヤメ
恋愛
商品企画部で働く三十歳の春陽は、周囲の怒涛の結婚ラッシュに財布と心を痛める日々。結婚相手どころか何年も恋人すらいない自分は、このまま一生独り身かも――と盛大に凹んでいたある日、酔った勢いでクールな上司・千木良を押し倒してしまった!? 幸か不幸か何も覚えていない春陽に、全てなかったことにしてくれた千木良。だけど、不意打ちのように甘やかしてくる彼の思わせぶりな言動に、どうしようもなく心と体が疼いてしまい……。「どうやら私は、かなり独占欲が強い、嫉妬深い男のようだよ」クールな隠れドS上司をうっかりその気にさせてしまったアラサー女子の、甘すぎる受難!


ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。
Twitterから来ました❗
面白かったでさす❗
頑張ってください❗
Twitterから来ました❗
面白かったです❗
頑張って下さいp(^-^)q
ありがとうございます!!!!
これからもたくさんあげて頑張ってきます!