ヒロインと呼ばないで2nd

キャロル

文字の大きさ
上 下
7 / 7

7 いつの間に[R18]

しおりを挟む
皆様ご機嫌よう、ジャスミンです、お久しぶりですね。

夏季休暇もそろそろ終わりもうすぐ王都に帰りまた学園生活が始まりますが、…ムフっ、この度私、正式に婚約者ができました~

お相手はもちろん愛しのルークです。

なんと驚くことに、気持ちを確かめ合ったその日の夜には書類上婚約が整いもっと驚く事にルークはただのルークじゃなくお母様のお兄様つまりは私の伯父様の息子になり我が家に入り婿する段取りになっていました。

あまりの早い展開にまるでゲームのスキップ機能使った?もしかしてポーッとしてる間に1週間とか経ってない?ってケリーに確認してしまった程ですよ。

そうそう私の伯父様は実はコンウォール帝国の皇弟要するにルークの実の叔父なんですよ。

前コンウォール皇帝が33歳で王妃を亡くしその後添えになったのが祖母でつまり皇帝と皇弟は亡き王妃の子、母は異母兄弟だったのです、現皇帝は側妃の子であるルークを皇妃派から守りきれず、当時死んだと思っていたらしい。ルークを連れ去った証拠がない為どうすることもできなかったそうです。

皇弟と母は仲が良くルークが第2皇子と気づいて密かに連絡をとっていたそうです。どうりで第2皇子であるルークが長年我が家にいても揉める事なかったんですね。

現在は皇妃の息子、即ち第1皇子が正式に皇太子となったのでルークの生存を知られてしまったが、皇弟の養子として我が家に婿入りが決まっていたし正式に皇位継承権破棄をして皇妃派を抑えることができ私との婚約手続きも問題なくできたようですが、……それにしても早すぎじゃないですか?え?そんなことご都合主義だから気にするなって?……確かに…日本のような不便な縦割り社会じゃないですからね、気にしない事にします。


__コンコン__

「ジャスミン、いいか?」

「ええ、どうぞ、」

トレイ片手に中に入ってきたルーク、そのトレイの上には果実水とおしぼり…そしてオイル、そうですこれから念願の全身オイルマッサージが始まるんです。
広いベットではやりにくいのでは?と1人用の簡易ベットがいいのでは?と言ったんだけど普段のベットでいいというからオイルが付いてもいいように大きめのタオルを敷いてそこにうつ伏せで待機です。
丸出しは寒いのでマッサージ部分だけを出して施術するように背中にも大きなタオルかけてます、流石にいくら私でも丸出しは恥ずかしいですからね。

ショーツは勿論履いてますよ…紙パンがこの世界にはないので紐パンですけどね。
ちょっとルークがガウン姿なのは気になる所なんだけど、……施術者も汗をかくから?かしら?

「じゃぁ、ルークお願いしますね。もう執事じゃなく婚約者なのにこんな事させていいのかしら?なんか申し訳ないわ~」

「何言ってんだよ、これは俺以外にさせるわけないだろ!むしろ喜んでやるよ」

「そう?いつもの下半身だけと違い全身は結構疲れるわよ?私は嬉しいけどほんとにいいの?」

「ああ、勿論だよ!全身隈なくトロトロにしてやるよ。」

トロトロ?なんか言葉のチョイス間違ってるような気がするけど、…

「お願いしま~す。」

「今日は特別に俺が独自にブレンドしたオイルなんだよ、初めてでもきっと気持ちよくなれるよ」

「そうなの?楽しみ~、どんな効果があるのかしら?ふふ、じゃぁ初めてくれる?」

__ルーク__

こんな時何も知らない無垢なジャスミンでよかったとしみじみ思う、今夜は特別、正式に婚約者となり数ヶ月後には妻となる愛しいジャスミンに気兼ねなく触れ同意が得られればそのまま婚約初夜になだれ込む算段だ…。

ほんの少し緊張をほぐす為オイルに催淫剤を混ぜた、勿論侯爵様と奥様には了解を得ている、お二人とも鈍いジャスミンにはそれくらい強硬手段取らないと永遠にアレは出来ないんじゃないか?と快く背中押してくれた。結婚初夜まで待ってもいいかと思ったが、我慢できる気がしないし元々この国は婚約者どうしの殆どが婚前交渉しているから当然正式な婚約者になったんだ俺も堂々としたい。

内心許可が降りないだろうとダメもとで相談したが、……許可が降りてるから遠慮はしない。


相変わらず滑らかな綺麗な肌だ脚から初めて臀部に手を這わせさりげなくオイルが秘所につくように指を滑らせた。

「んん?あ、あん、ルーク?」

ピクリと体を一瞬こわばらせたが素知らぬ顔して上半身のに手を伸ばした。
今背中のタオルをどかし背中、肩、首、腕からさりげなく脇に手を滑らせ胸を撫でる。

「んん、はぁ、ルーク…なんか…体が…熱い?何か…私…変…みたい」

そろそろ、効いてきたかな、背中のオイルを拭き取り胸元だけを隠し体をひっくり返した。

「ジャスミン今度は前側だよ、また脚から始めるから痛かったらいうんだよ」

「え、ええ、わかったわ」

顔をほんのり赤らめて目を閉じた、長く綺麗な脚、細くくびれた腰、豊満な胸、ああ、綺麗だ、今すぐ貪りたい。
必死に自制して腿の付け根に差し掛かったところで膝裏に手を入れ押し開き秘所のマッサージを勝手に始めた。

「え?…あん、…ルーク…そこは…違う…んぁ…ああ、」

下着の紐を外し秘所を撫でるとオイルではないヌルヌルとした感触が…感じている…そう思うと不埒な手の動きは止まらない

「 違わないよ、ここもきちんと解さないとね、気持ちいいだろ?それともやめる?」

「ああ、気持ちいい、何…これ…あー変な感じが……あーー」

「力抜いて、身を委ねてごらん、一回イッておこうか、」

「いく?…何?…あーー…んふ」

ビクビクとさせて腰を揺らし未知の快感に目に涙を浮かべるジャスミンはすごく艶麗的だ、

「ジャスミン、このまま俺と1つにならないか、ジャスミンを俺のものにしたい。ジャスミンの全てを愛したいんだ、愛してるジャスミン、君が欲しい」

「……はぁぁ、ひ…とつ?…欲しい?…私が?…よく…わから…ない…けど…私も愛してる…たくさん愛して?いいよ」

言質はとった…じゃぁここからは本気で愛してあげる。

「それじゃぁキスから始めよう」

文字通りキスから始めゆっくりと全身を愛撫した。俺自身は怖がらせるといけないからまだジャスミンには見られないように
注意しながら何度かいかせ、ゆっくりと隘路に挿入した。
体格差もあるがちょっと俺のは多分…大きめ?だから催淫効果がないとジャスミンにはキツイだろう。

「……は!…いたっ!…ルーク…痛い…」

「うん、ごめんね、少しだけ我慢してね。」

入り切ったところで、少しそのままでキスをしながら花芯を撫で快感を引き出しながら抽送するとぎゅうぎゅう締め上げられて襲う吐精感を必死に抑えた。

これは予想以上だ、高揚感が性感を掻き立て全身がブルリと震える。理性ではゆっくりとしなければと思うのに一度動いた腰は止まれない、我慢できず突立ジャスミンの嬌声が激しくなったところてジャスミンの最奥に吐き出した。

ゆっくりと抜くと俺の精にジャスミンの純血の証が混じり綺麗なピンク色になっていた、それを見た俺は幸福感に満ち溢れ……あっさり復活してしまい、それからつい夢中になってしまい何度目かで、

「……ルーク…もう…無理…感じすぎて…おかしくなってしまう…」

と、言われ……そこで……やめら…れず…初回から暴走して抱き潰してしまった。

しまった!やりすぎた……翌日から2日…ジャスミンはベットの住人となり、当然私はケリーにお小言もらいながらもそんな事は気にしないでジャスミンの世話を嬉々としてやった…。

「ジャスミン、体はどう?」

「ゔん、だいぶ…いいかな、ちょっと喉が…アレだけど…愛し合うって体力いるのね、でも、マッサージしてくれたからずいぶん良くなったわ、痛かった腰も楽になったし明日から普通に起きれそうよ。」

「そうか、ならよかった。じゃぁ今日から一緒に寝ようね。」

「は?…いや、ちょ……寝るだけよね…あの…えーっと」

「うん、寝るだけだよ、…寝るだけ、まだ痛むんでしょ?大丈夫無体(挿入)なことはしないから…ね!」

「……う、うん」

この夜から堂々とルークは寝室をジャスミンと一緒にした。

寝室内でジャスミンがどうなったかは……ご想像通りで御座います…。
しおりを挟む
感想 0

この作品の感想を投稿する

あなたにおすすめの小説

悪役令嬢は反省しない!

束原ミヤコ
恋愛
公爵令嬢リディス・アマリア・フォンテーヌは18歳の時に婚約者である王太子に婚約破棄を告げられる。その後馬車が事故に遭い、気づいたら神様を名乗る少年に16歳まで時を戻されていた。 性格を変えてまで王太子に気に入られようとは思わない。同じことを繰り返すのも馬鹿らしい。それならいっそ魔界で頂点に君臨し全ての国を支配下に置くというのが、良いかもしれない。リディスは決意する。魔界の皇子を私の美貌で虜にしてやろうと。

極悪家庭教師の溺愛レッスン~悪魔な彼はお隣さん~

恵喜 どうこ
恋愛
「高校合格のお礼をくれない?」 そう言っておねだりしてきたのはお隣の家庭教師のお兄ちゃん。 私よりも10歳上のお兄ちゃんはずっと憧れの人だったんだけど、好きだという告白もないままに男女の関係に発展してしまった私は苦しくて、どうしようもなくて、彼の一挙手一投足にただ振り回されてしまっていた。 葵は私のことを本当はどう思ってるの? 私は葵のことをどう思ってるの? 意地悪なカテキョに翻弄されっぱなし。 こうなったら確かめなくちゃ! 葵の気持ちも、自分の気持ちも! だけど甘い誘惑が多すぎて―― ちょっぴりスパイスをきかせた大人の男と女子高生のラブストーリーです。

【コミカライズ】今夜中に婚約破棄してもらわナイト

待鳥園子
恋愛
気がつけば私、悪役令嬢に転生してしまったらしい。 不幸なことに記憶を取り戻したのが、なんと断罪不可避の婚約破棄される予定の、その日の朝だった! けど、後日談に書かれていた悪役令嬢の末路は珍しくぬるい。都会好きで派手好きな彼女はヒロインをいじめた罰として、都会を離れて静かな田舎で暮らすことになるだけ。 前世から筋金入りの陰キャな私は、華やかな社交界なんか興味ないし、のんびり田舎暮らしも悪くない。罰でもなく、単なるご褒美。文句など一言も言わずに、潔く婚約破棄されましょう。 ……えっ! ヒロインも探しているし、私の婚約者会場に不在なんだけど……私と婚約破棄する予定の王子様、どこに行ったのか、誰か知りませんか?! ♡コミカライズされることになりました。詳細は追って発表いたします。

乙女ゲームの正しい進め方

みおな
恋愛
 乙女ゲームの世界に転生しました。 目の前には、ヒロインや攻略対象たちがいます。  私はこの乙女ゲームが大好きでした。 心優しいヒロイン。そのヒロインが出会う王子様たち攻略対象。  だから、彼らが今流行りのザマァされるラノベ展開にならないように、キッチリと指導してあげるつもりです。  彼らには幸せになってもらいたいですから。

だいたい全部、聖女のせい。

荒瀬ヤヒロ
恋愛
「どうして、こんなことに……」 異世界よりやってきた聖女と出会い、王太子は変わってしまった。 いや、王太子の側近の令息達まで、変わってしまったのだ。 すでに彼らには、婚約者である令嬢達の声も届かない。 これはとある王国に降り立った聖女との出会いで見る影もなく変わってしまった男達に苦しめられる少女達の、嘆きの物語。

婚約破棄された悪役令嬢は王子様に溺愛される

白雪みなと
恋愛
「彼女ができたから婚約破棄させてくれ」正式な結婚まであと二年というある日、婚約破棄から告げられたのは婚約破棄だった。だけど、なぜか数時間後に王子から溺愛されて!?

【完結・7話】召喚命令があったので、ちょっと出て失踪しました。妹に命令される人生は終わり。

BBやっこ
恋愛
タブロッセ伯爵家でユイスティーナは、奥様とお嬢様の言いなり。その通り。姉でありながら母は使用人の仕事をしていたために、「言うことを聞くように」と幼い私に約束させました。 しかしそれは、伯爵家が傾く前のこと。格式も高く矜持もあった家が、機能しなくなっていく様をみていた古参組の使用人は嘆いています。そんな使用人達に教育された私は、別の屋敷で過ごし働いていましたが15歳になりました。そろそろ伯爵家を出ますね。 その矢先に、残念な妹が伯爵様の指示で訪れました。どうしたのでしょうねえ。

異世界の神は毎回思う。なんで悪役令嬢の身体に聖女級の良い子ちゃんの魂入れてんのに誰も気付かないの?

下菊みこと
恋愛
理不尽に身体を奪われた悪役令嬢が、その分他の身体をもらって好きにするお話。 異世界の神は思う。悪役令嬢に聖女級の魂入れたら普通に気づけよと。身体をなくした悪役令嬢は言う。貴族なんて相手のうわべしか見てないよと。よくある悪役令嬢転生モノで、ヒロインになるんだろう女の子に身体を奪われた(神が勝手に与えちゃった)悪役令嬢はその後他の身体をもらってなんだかんだ好きにする。 小説家になろう様でも投稿しています。

処理中です...