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2 章 偶然と必然
3 母強し
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私はお父様が城に仕事に行った事を確認し、今日は地下の作業場で魔道具を作成しているお母様に会いに行った。
現在お母様は現国王の下半身の緩さに嘆いている王妃の為に本人曰く世の下半身の緩い旦那を持つ女性の為の画期的な魔道具を作成している。
女性に一途な前国王や現国王の叔父(叔父といっても国王とは5歳違い)であるお父様と違い若い頃から、女性トラブルが絶えず煩悩が服着て歩いてるような奴と若い頃から言われていたらしい。
確かに、私の幼馴染でもあるマクミランは父のそんな姿に小さい頃から呆れ我が家に遊びに来るたびに私のお父様のような妻だけを唯一無二として大切にする男になりたいと反面教師となっている。
お母様が作ってる魔道具は妻以外に不埒な事をしようとするとお腹が下りrestルームに直行したくなる、これを繰り返すうちに不埒な事をしなくなる物らしい、……お母様はあの国王には魔獣を躾けるのと同じように体で覚えさすのが1番だと張り切って作成しているようで、今、仕上げの段階で魔力で微調整するために地下で作業中です。
「お母様~仕事中すみません。ヴィオラです。作業が終わったらちょっと相談したいことがあるのですが、後でお時間頂けますか?」
……??作業場の中?から、呻き声がしている?なんで?
「ヴィオラ?……中に入っていいわよ~ちょっと実験中なんだけど、もうすぐ終わるから、そこのソファに座って待っててくれるかしら」
ああ、例の魔道具が完成して効果を確認する為に、……!!確かこの人クライン家の第一騎士団副団長さんだ!この人に使うなんて、お母様、……流石だわ!浮気者には容赦ないんですね。 ああ、副団長さん、の奥様お腹抱えて笑ってるし…本人我慢の限界なんでしょう、走って行きましたよ。それ見てお母様ご満悦の黒い笑みが……ブル。
「お待たせ、珍しいわねヴィオラが地下に来るなんて、普段は薬品の匂いが苦手で来ることないのに、急用なの?」
コテンと首を傾けてこちらを見る姿はさっきの黒い笑みを浮かべていた人と同じなのかと思うほど、娘の私でさあえついウットリしてしまう程の美貌の美少女に見える。
「き、急用というわけではないんだけど、お願いがあって、……、あの、私、今年のレイ王国で行われる剣術大会に参加したいんだけど、…も、もちろん参加は匿名でリリィお姉様みたいに仮面つけて参加するつもりなの、それで、お父様に…お母様から話してもらえないかなって、リリィお姉様にも会いたいし、今リリィお姉様はレイ王国に居るみたいだから、…」
「……、剣術大会…ねぇ、_ふ~ん、グラント王国とレイ王国の合同主催の大会でしょ、そうねぇ、獣人の国か~……良いわよ!ミミとマイクを連れて行ってくるといいわ!大会に出場するならダンテ侯爵様に推薦人になってもらった方がいいいわね、丁度グロリア夫人に新しいヘアオイルを試して欲しいと思って用意してあったから、手紙書くから渡してくれる?…それと確か、今リリィアンナさんは王城に住んでいるはずだから彼女に会うなら、お父様から話を通して貰わないと会えないと思うからそれも手配しておくわね…で?いつ立つの?」
え?以外にすんなり許可してくれたけど、…それよりリリィお姉様が王城に?トーヤさんが言っていた事ってこれの事かしら?なんで王城?これは絶対行かないと、何か面白そうなことが起こってそうな気がする。
「お母様、いいんですか?」
「ええ、良いわよ!どうせヴィオラは反対したって行くんでしょ、なら、正当な方法で入国した方が安全でしょ!お父様の説得は任せて頂戴、その代わり無茶はしないこと、良いわね!」
「ありがとう、お母様!大会は2ヶ月後だからその前にリリィお姉様に会って手解き受けたいから、10日後くらいに出発したいの!」
「わかったわ、10日もあれば全て準備できるわ、何もないと思うけど念の為エリクサー持って行ってね、あなたの神力で瀕死状態は治せるけど、その力はまだ隠して欲しいから、使ってはダメよ!良いわね…」
「はい、わかりました。」
思ったよりすんなり事か運び、嬉しいんだけど拍子抜けしちゃった、自分の親ながらお母様って不思議な雰囲気持ってるのよね、それに私の神力はお母様からの遺伝なんだけど、……この力のお陰で竜族に匹敵する程長生きらしい。
詳しくは知らないけどお父様の身体能力や魔力も異質なのよね感覚でしかないけど、明らかに他とは違うそんな2人の血を引く私も異質なのかもしれない。
現在お母様は現国王の下半身の緩さに嘆いている王妃の為に本人曰く世の下半身の緩い旦那を持つ女性の為の画期的な魔道具を作成している。
女性に一途な前国王や現国王の叔父(叔父といっても国王とは5歳違い)であるお父様と違い若い頃から、女性トラブルが絶えず煩悩が服着て歩いてるような奴と若い頃から言われていたらしい。
確かに、私の幼馴染でもあるマクミランは父のそんな姿に小さい頃から呆れ我が家に遊びに来るたびに私のお父様のような妻だけを唯一無二として大切にする男になりたいと反面教師となっている。
お母様が作ってる魔道具は妻以外に不埒な事をしようとするとお腹が下りrestルームに直行したくなる、これを繰り返すうちに不埒な事をしなくなる物らしい、……お母様はあの国王には魔獣を躾けるのと同じように体で覚えさすのが1番だと張り切って作成しているようで、今、仕上げの段階で魔力で微調整するために地下で作業中です。
「お母様~仕事中すみません。ヴィオラです。作業が終わったらちょっと相談したいことがあるのですが、後でお時間頂けますか?」
……??作業場の中?から、呻き声がしている?なんで?
「ヴィオラ?……中に入っていいわよ~ちょっと実験中なんだけど、もうすぐ終わるから、そこのソファに座って待っててくれるかしら」
ああ、例の魔道具が完成して効果を確認する為に、……!!確かこの人クライン家の第一騎士団副団長さんだ!この人に使うなんて、お母様、……流石だわ!浮気者には容赦ないんですね。 ああ、副団長さん、の奥様お腹抱えて笑ってるし…本人我慢の限界なんでしょう、走って行きましたよ。それ見てお母様ご満悦の黒い笑みが……ブル。
「お待たせ、珍しいわねヴィオラが地下に来るなんて、普段は薬品の匂いが苦手で来ることないのに、急用なの?」
コテンと首を傾けてこちらを見る姿はさっきの黒い笑みを浮かべていた人と同じなのかと思うほど、娘の私でさあえついウットリしてしまう程の美貌の美少女に見える。
「き、急用というわけではないんだけど、お願いがあって、……、あの、私、今年のレイ王国で行われる剣術大会に参加したいんだけど、…も、もちろん参加は匿名でリリィお姉様みたいに仮面つけて参加するつもりなの、それで、お父様に…お母様から話してもらえないかなって、リリィお姉様にも会いたいし、今リリィお姉様はレイ王国に居るみたいだから、…」
「……、剣術大会…ねぇ、_ふ~ん、グラント王国とレイ王国の合同主催の大会でしょ、そうねぇ、獣人の国か~……良いわよ!ミミとマイクを連れて行ってくるといいわ!大会に出場するならダンテ侯爵様に推薦人になってもらった方がいいいわね、丁度グロリア夫人に新しいヘアオイルを試して欲しいと思って用意してあったから、手紙書くから渡してくれる?…それと確か、今リリィアンナさんは王城に住んでいるはずだから彼女に会うなら、お父様から話を通して貰わないと会えないと思うからそれも手配しておくわね…で?いつ立つの?」
え?以外にすんなり許可してくれたけど、…それよりリリィお姉様が王城に?トーヤさんが言っていた事ってこれの事かしら?なんで王城?これは絶対行かないと、何か面白そうなことが起こってそうな気がする。
「お母様、いいんですか?」
「ええ、良いわよ!どうせヴィオラは反対したって行くんでしょ、なら、正当な方法で入国した方が安全でしょ!お父様の説得は任せて頂戴、その代わり無茶はしないこと、良いわね!」
「ありがとう、お母様!大会は2ヶ月後だからその前にリリィお姉様に会って手解き受けたいから、10日後くらいに出発したいの!」
「わかったわ、10日もあれば全て準備できるわ、何もないと思うけど念の為エリクサー持って行ってね、あなたの神力で瀕死状態は治せるけど、その力はまだ隠して欲しいから、使ってはダメよ!良いわね…」
「はい、わかりました。」
思ったよりすんなり事か運び、嬉しいんだけど拍子抜けしちゃった、自分の親ながらお母様って不思議な雰囲気持ってるのよね、それに私の神力はお母様からの遺伝なんだけど、……この力のお陰で竜族に匹敵する程長生きらしい。
詳しくは知らないけどお父様の身体能力や魔力も異質なのよね感覚でしかないけど、明らかに他とは違うそんな2人の血を引く私も異質なのかもしれない。
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