15 / 35
1章 巡りあい
14 遭遇
しおりを挟む
出発の朝、昨夜の薬が効き過ぎたのか、声かけても起きないので先に支度する事にして、マイと隣室で準備をしていた。
そろそろかな?
ダダダダダ………バーン!……スタスタ……ヒョイ……、ストン。
翻訳すると寝室から駆けてきてドア開けてものすごい勢いで私の前まできて、私を持ち上げ膝の上に乗せてソフアに
腰かけた。というわけです。
「お、おはようザッ…ん」
言い終わる前にムチュッと濃いめの挨拶
「酷いよティア先に起きるなんて、目覚めの挨拶楽しみにしてたんだから、」
私の前限定デレデレ、プチポンコツ夫はお約束のギュウギュウしながら、首に顔を埋めている。
「声かけたんだけど、ぐっすり寝ていたから……ねぇザックのんびりしてる時間はないわよザックの支度が整い次第
出発するから、早く朝食とって、支度してね。もうすぐルークが来るから、私たちはサロンで待ってるから」
「ああ、わかった。」
私たちは部屋を出てサロンに向かった。
「旦那様は昨夜の事お気づきですかね?」
「多分、気づいたと思うけど、何も言えないわよ、クス」
「帰ってからの反動が…きっとすごいんでしょうねえ、頑張ってくださいセレスティア様」
「え!なんの反動?とにかく頑張るわ」
旦那様もポンコ…コホンだけど、セレスティア様も同類じゃないかな、仕事や魔法は優秀なのに色事は……。似た者夫婦でお似合いかもしれないと思ったマイだった。
皆の準備が整い出発です。
ザックと私、お父様とロイとマイの2台と10名の護衛は馬での出発~。
途中休憩挟みながら中継地点の宿につきました。着いた時、私少々くったりです、理由はお察しください車内は2人だけの密室、運転者空間と独立した作りとなっているんです。慣らさないと困るのはティアだよなんて言いながら、嬉々として移動時間を楽しんでましたよ。
されるがままに翻弄されて悔しいので宿は別室にしてやった。私はマイと同室、ザックは隣の部屋に1人にしてやりました。
次の日一人寝が辛かったのか今日の移動中はおとなしくしてくれたので、疲れる事なく現地に到着です。
森の入り口に30名ほどの討伐隊が待機していました。今回はサラマンダー3体だから精鋭揃い、ザック達は早速、サラマンダーを討伐しに結界の中に入っていきます。私たちは護衛10人、ロイ、マイ、父、の14名で結界の調査と復旧作業に取り掛かります。
ザック達の戦う音が聞こえる最中内側の結界を父と2人で強化した。こちらは簡単に終わったんですが、外側は完全に消失してしまってるから、作り直しになった。
「お父様、こっちは少し時間がかかりそうですね!お父様が初期構築して私が範囲と強度を追加します。核となる魔石を地面に置いてください。今度は見つからないように魔石自体にステルス機能を付与します!」
「そうだな、では始めよう。」
お父様の魔法陣の真ん中に魔石を置いてそこで重ねるように魔法を展開してステルス付与していきます。範囲が広いので、かなり魔力を使う7割完成した所で、突然!襲撃にあった。
ドーンと物凄い爆発音と共に覆面した10数人の黒装束の者たちからの攻撃を受けた。
咄嗟に父が防御魔法を展開してくれて私は無事だったが護衛の何人かは負傷した。
さらに剣を持って襲ってきた!こちらも精鋭揃いで今回はロイとマイがいる。大丈夫!
「こっちはあと2割、もう少しで完成なの!私の防御はお父様がするから、ロイとマイは雑魚達を片付けてきて!」
私の側を離れたくないというマイをロイに連れて行ってと指示した。すぐさま護衛達に加勢して、覆面達を倒して行き
残り2人という所で結界が完成した。
私と父も加勢しようとかけ寄った。
この残った2人は他とは段違いに強い!ロイとマイでも苦戦している。敵1人をロイとマイ2人がかりでやっと互角。
もう1人がゆっくりこちらに向かってきた。
私は身体強化をかけ身構えた。
お父様の攻撃魔法を全て弾き、お父様を電撃魔法で吹っ飛ばした。まずい!一瞬お父様に視線を向けた瞬間にすぐ目の前まで詰め寄られた。
覆面男が真っ直ぐ私を見据え、エメラルドのような緑の瞳と視線があった。顔が近づき耳元で
「見つけた!僕のお姫様」
そう聞こえた瞬間に
「ティア~~」
とザックの声がした。咄嗟に目の前の男の腹に強化したパンチをして距離をとった。
ザックが私を後ろに庇い男と向かい合い戦闘体制に入った所で、覆面男は
「残念、時間切れだね、まだ、今の僕では彼には勝てないからね!今日はだだの挨拶だから退散するよ。でもいずれまた会おう。その時までに僕を思い出してね!ルーナ」
パチンとウインクしてあっという間に去った。
ルーナ?……イアベトス?……ゼノ……そのまま私は意識を手放した。
そろそろかな?
ダダダダダ………バーン!……スタスタ……ヒョイ……、ストン。
翻訳すると寝室から駆けてきてドア開けてものすごい勢いで私の前まできて、私を持ち上げ膝の上に乗せてソフアに
腰かけた。というわけです。
「お、おはようザッ…ん」
言い終わる前にムチュッと濃いめの挨拶
「酷いよティア先に起きるなんて、目覚めの挨拶楽しみにしてたんだから、」
私の前限定デレデレ、プチポンコツ夫はお約束のギュウギュウしながら、首に顔を埋めている。
「声かけたんだけど、ぐっすり寝ていたから……ねぇザックのんびりしてる時間はないわよザックの支度が整い次第
出発するから、早く朝食とって、支度してね。もうすぐルークが来るから、私たちはサロンで待ってるから」
「ああ、わかった。」
私たちは部屋を出てサロンに向かった。
「旦那様は昨夜の事お気づきですかね?」
「多分、気づいたと思うけど、何も言えないわよ、クス」
「帰ってからの反動が…きっとすごいんでしょうねえ、頑張ってくださいセレスティア様」
「え!なんの反動?とにかく頑張るわ」
旦那様もポンコ…コホンだけど、セレスティア様も同類じゃないかな、仕事や魔法は優秀なのに色事は……。似た者夫婦でお似合いかもしれないと思ったマイだった。
皆の準備が整い出発です。
ザックと私、お父様とロイとマイの2台と10名の護衛は馬での出発~。
途中休憩挟みながら中継地点の宿につきました。着いた時、私少々くったりです、理由はお察しください車内は2人だけの密室、運転者空間と独立した作りとなっているんです。慣らさないと困るのはティアだよなんて言いながら、嬉々として移動時間を楽しんでましたよ。
されるがままに翻弄されて悔しいので宿は別室にしてやった。私はマイと同室、ザックは隣の部屋に1人にしてやりました。
次の日一人寝が辛かったのか今日の移動中はおとなしくしてくれたので、疲れる事なく現地に到着です。
森の入り口に30名ほどの討伐隊が待機していました。今回はサラマンダー3体だから精鋭揃い、ザック達は早速、サラマンダーを討伐しに結界の中に入っていきます。私たちは護衛10人、ロイ、マイ、父、の14名で結界の調査と復旧作業に取り掛かります。
ザック達の戦う音が聞こえる最中内側の結界を父と2人で強化した。こちらは簡単に終わったんですが、外側は完全に消失してしまってるから、作り直しになった。
「お父様、こっちは少し時間がかかりそうですね!お父様が初期構築して私が範囲と強度を追加します。核となる魔石を地面に置いてください。今度は見つからないように魔石自体にステルス機能を付与します!」
「そうだな、では始めよう。」
お父様の魔法陣の真ん中に魔石を置いてそこで重ねるように魔法を展開してステルス付与していきます。範囲が広いので、かなり魔力を使う7割完成した所で、突然!襲撃にあった。
ドーンと物凄い爆発音と共に覆面した10数人の黒装束の者たちからの攻撃を受けた。
咄嗟に父が防御魔法を展開してくれて私は無事だったが護衛の何人かは負傷した。
さらに剣を持って襲ってきた!こちらも精鋭揃いで今回はロイとマイがいる。大丈夫!
「こっちはあと2割、もう少しで完成なの!私の防御はお父様がするから、ロイとマイは雑魚達を片付けてきて!」
私の側を離れたくないというマイをロイに連れて行ってと指示した。すぐさま護衛達に加勢して、覆面達を倒して行き
残り2人という所で結界が完成した。
私と父も加勢しようとかけ寄った。
この残った2人は他とは段違いに強い!ロイとマイでも苦戦している。敵1人をロイとマイ2人がかりでやっと互角。
もう1人がゆっくりこちらに向かってきた。
私は身体強化をかけ身構えた。
お父様の攻撃魔法を全て弾き、お父様を電撃魔法で吹っ飛ばした。まずい!一瞬お父様に視線を向けた瞬間にすぐ目の前まで詰め寄られた。
覆面男が真っ直ぐ私を見据え、エメラルドのような緑の瞳と視線があった。顔が近づき耳元で
「見つけた!僕のお姫様」
そう聞こえた瞬間に
「ティア~~」
とザックの声がした。咄嗟に目の前の男の腹に強化したパンチをして距離をとった。
ザックが私を後ろに庇い男と向かい合い戦闘体制に入った所で、覆面男は
「残念、時間切れだね、まだ、今の僕では彼には勝てないからね!今日はだだの挨拶だから退散するよ。でもいずれまた会おう。その時までに僕を思い出してね!ルーナ」
パチンとウインクしてあっという間に去った。
ルーナ?……イアベトス?……ゼノ……そのまま私は意識を手放した。
1
お気に入りに追加
93
あなたにおすすめの小説
淫らな蜜に狂わされ
歌龍吟伶
恋愛
普段と変わらない日々は思わぬ形で終わりを迎える…突然の出会い、そして体も心も開かれた少女の人生録。
全体的に性的表現・性行為あり。
他所で知人限定公開していましたが、こちらに移しました。
全3話完結済みです。
【完結】暁の荒野
Lesewolf
ファンタジー
少女は、実姉のように慕うレイスに戦闘を習い、普通ではない集団で普通ではない生活を送っていた。
いつしか周囲は朱から白銀染まった。
西暦1950年、大戦後の混乱が続く世界。
スイスの旧都市シュタイン・アム・ラインで、フローリストの見習いとして忙しい日々を送っている赤毛の女性マリア。
謎が多くも頼りになる女性、ティニアに感謝しつつ、懸命に生きようとする人々と関わっていく。その様を穏やかだと感じれば感じるほど、かつての少女マリアは普通ではない自問自答を始めてしまうのだ。
Nolaノベル様、アルファポリス様にて投稿しております。執筆はNola(エディタツール)です。
Nolaノベル様、カクヨム様、アルファポリス様の順番で投稿しております。
キャラクターイラスト:はちれお様
=====
別で投稿している「暁の草原」と連動しています。
どちらから読んでいただいても、どちらかだけ読んでいただいても、問題ないように書く予定でおります。読むかどうかはお任せですので、おいて行かれているキャラクターの気持ちを知りたい方はどちらかだけ読んでもらえたらいいかなと思います。
面倒な方は「暁の荒野」からどうぞ!
※「暁の草原」、「暁の荒野」共に残酷描写がございます。ご注意ください。
=====
この物語はフィクションであり、実在の人物、国、団体等とは関係ありません。
【R18】純粋無垢なプリンセスは、婚礼した冷徹と噂される美麗国王に三日三晩の初夜で蕩かされるほど溺愛される
奏音 美都
恋愛
数々の困難を乗り越えて、ようやく誓約の儀を交わしたグレートブルタン国のプリンセスであるルチアとシュタート王国、国王のクロード。
けれど、それぞれの執務に追われ、誓約の儀から二ヶ月経っても夫婦の時間を過ごせずにいた。
そんなある日、ルチアの元にクロードから別邸への招待状が届けられる。そこで三日三晩の甘い蕩かされるような初夜を過ごしながら、クロードの過去を知ることになる。
2人の出会いを描いた作品はこちら
「純粋無垢なプリンセスを野盗から助け出したのは、冷徹と噂される美麗国王でした」https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/443443630
2人の誓約の儀を描いた作品はこちら
「純粋無垢なプリンセスは、冷徹と噂される美麗国王と誓約の儀を結ぶ」
https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/183445041
皇帝陛下は身ごもった寵姫を再愛する
真木
恋愛
燐砂宮が雪景色に覆われる頃、佳南は紫貴帝の御子を身ごもった。子の未来に不安を抱く佳南だったが、皇帝の溺愛は日に日に増して……。※「燐砂宮の秘めごと」のエピローグですが、単体でも読めます。
義弟の為に悪役令嬢になったけど何故か義弟がヒロインに会う前にヤンデレ化している件。
あの
恋愛
交通事故で死んだら、大好きな乙女ゲームの世界に転生してしまった。けど、、ヒロインじゃなくて攻略対象の義姉の悪役令嬢!?
ゲームで推しキャラだったヤンデレ義弟に嫌われるのは胸が痛いけど幸せになってもらうために悪役になろう!と思ったのだけれど
ヒロインに会う前にヤンデレ化してしまったのです。
※初めて書くので設定などごちゃごちゃかもしれませんが暖かく見守ってください。
私は5歳で4人の許嫁になりました【完結】
Lynx🐈⬛
恋愛
ナターシャは公爵家の令嬢として産まれ、5歳の誕生日に、顔も名前も知らない、爵位も不明な男の許嫁にさせられた。
それからというものの、公爵令嬢として恥ずかしくないように育てられる。
14歳になった頃、お行儀見習いと称し、王宮に上がる事になったナターシャは、そこで4人の皇子と出会う。
皇太子リュカリオン【リュカ】、第二皇子トーマス、第三皇子タイタス、第四皇子コリン。
この4人の誰かと結婚をする事になったナターシャは誰と結婚するのか………。
※Hシーンは終盤しかありません。
※この話は4部作で予定しています。
【私が欲しいのはこの皇子】
【誰が叔父様の側室になんてなるもんか!】
【放浪の花嫁】
本編は99話迄です。
番外編1話アリ。
※全ての話を公開後、【私を奪いに来るんじゃない!】を一気公開する予定です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる