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第1話 あなたは番に遭遇したらどうしますか?(リーシャ・バレンティノの場合)
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ふう、危なかった~こんなタイミングで女の子の日になっちゃうなんて、超強力消臭パット持ってて良かった~。
ガチャ!
ドン!
「イタタタ、」
なんか硬い物にぶつかった?え?トイレの前にこんな壁、、、あった?
「す、すまない。……リーシャ嬢?君が何故ここに?」
お腹にズン!と響くこのバリトンボイス、声のする方向、すなわち上を見上げるとよく見知ったお方が私の行く手を塞いでいた。
「えーっとご機嫌よう?私は友達とちょっと、……ところでテリオン様は確か遠征に行かれてたはずでは?…ここは平民街にある大衆酒場ですけど………、しかも……ここは……女性用トイレ前ですが、、、男性用は反対側ですよ。」
ドーンと女子トイレ前に仁王立ちの黒髪黒目のイケメン、、カオスです。
しかもこの国の皇帝弟様ですよ!我が獣人国の5本指、イヤ、3本指に入る美貌を持つ独身男性。(当社比(笑))
余談ですが、個人的には妖精国の宰相ザカライヤ・カリッシュ公爵様が美貌人望能力全てにおいてこの世界では1番だと思う。
「え?あ?、酒場?トイレ?し、失礼した。え、遠征の帰りだったんだが、急に私の番の香りがして、、、匂いを辿り気がついたらここに、、さっきまで強く香っていたんだが、急に弱くなって……確かにこの中に私の番が居るはずなのだが、トイレだったのか、リーシャ嬢に会わなければ危うくドアを開けてしまう所だった。」
マジか!アウト寄りのセーフ?一応セーフ?
「開けなくて良かったですね~(て言うか他に人居なくて良かった?きっと普通は悲鳴案件ですよ。)
開けたら大変に事になっていましたね。………(流石竜種、番の事になると盲目なのね~ある意味やばい種族だよ!女子トイレのドア開けるとか、いくら皇帝弟でも変態扱い間違いなしですよ。)
中に何人居るかわかりませんが、(誰も居ませんが)
まさかここで待つつもりですか?(プチ変質者ですか?)
せめてもう少しドアから離れた方ががいいと思いますよ。トイレに張りつ、、、ちょっとドアに近いかなって思いますよ!
さっきの私見たいにぶつかってしまいますし。」
てか、ここに居る自体ドン引きなんですけど~、お気持ちはお察ししますが。
「ああ、それもそうだな、……数年前から時々弱く番の香りがするんだが何故か見つからなくて、それでこんなに強くはっきり香ったのは初めてでこの中に居るのは確実なんだ!だから気がはやってしまって……」
普段はキリッとした美丈夫が薄っすら頬染めて恥ずかしそうにモジっとする姿は眼福なのだが、、、。
「………そうですか、、、それは、大変?ですね、では……私は失礼します。」
くるりと向きを変え、私は足早にいや、急いでその場を立ち去り若干息切れ気味に我が親友キャロルの待つ席に着くなり、
「キャロ、飲み会中止よ!帰るわよ!急いで!ほら!」
「えーまだエールが半分も残ってるのに~勿体無いじゃん!」
「もう、いいから早く~今日の飲み代は私が奢るから!なんなら家で幻の銘酒“桃源”ご馳走するわよ!」
「え!マジ!あれ出来たの?それ先に言ってよ~。行く行くすぐ行く、早くお会計して来て!」
食べ物と酒で釣ったキャロルは俊敏だ、そしてこの女はある意味最高に便利なスキルを持っている。
その1つが今私がつけているネックレス型魔導具説明は後ほど。
「リー行くわよ!ゲート!」
「え!ゲート?ここで?、、ま、いっか、」
転移はある特定の登録された場所にしか行けないがそれとは若干違うゲートは魔法で扉を召喚していきたい場所に直に行ける悪人に使用されたら末恐ろしいユニークスキルだ!
ガチャっと開けるタイプのドアじゃなくて四角い鑑の様なものが現れてそこを通り抜けるとあら不思議そこは我が家の前、、、じゃなくて私のプライベートルーム、、、“直に部屋の中”かよ!とこっそり突っ込んだのは今日が初めてではない。
こんな素晴らしい能力を食欲の為に全力で使う摩訶不思議な創造スキル持ちの大親友キャロルが大好きです。
「キャロ、ありがとう、約束の桃源酒だよ。材料入手困難な上に作るの結構難しいんだから、いつもみたいに水のように飲むのやめてよ!ちゃんと味わって飲んでね!」
飛びつくように私から酒瓶を取り上げてニヤリと美貌の持ち腐れ的な笑みを浮かべた。
「わかってるわよ!ゴク!うわー何これ東国の本場の桃源酒より美味しいじゃん!流石絶対味覚の持ち主だね、本物超えたじゃん!しかもこのおつまみも超美味しい!マジでリー嫁に欲しい!」
「そう?キャロに褒めてもらえるなんて作って良かった~。キャロにはいつも助けてもらってるからね、あ!新しい料理の試食もしてくれる?」
「え!新作?マジ!勿論食べる~、あー、美味しい~こんな美味しい料理毎日食べたい~もう、私、リーと結婚する~」
「何言ってんの?酔ってんの?てか、キャロ結婚してるじゃん!人妻なのにほぼ毎日食べに来てるじゃん、しかも2人で
!今日は居ないからいいけど冗談でも私と結婚したいとかザカライヤ様の前で言わないでよ~怖いから、きっとキャロもある意味恐ろしい目に遭うわよ!」
尊敬してるし番としては理想的なんですけど……なんだけど、たまに圧が……ねぇ、バラすぞ!って口にはしないけど、
副音声聞こえる時あるのよ~。
「ねぇ、ところでなんであんなに急いでたの?」
「ああ、実は酒場でトイレ行ったら丁度月のものがきちゃって、アイテムボックスから吸収パット取り出す時ネックレスに指引っかけて落としちゃって、ほんの数秒魔導具の効果切れた状態になったんだけど、……トイレから出たらドアの前に居たのよ」
「居た?誰が?」
「誰がって、テリオン様よ!」
「は?テリオン様は遠征中で帰国は来週じゃなかった?」
「うーん、私もそうだと思ってたんだけどね、何故か番の香りがしたからここに来たって言っててさ!転移で来たにしても転移門からここは結構離れてると思うんだけど」
「うわー、流石竜だね~番感知凄!まぁ、月のものの香りはねぇ、獣人にとってはネコにマタタビ的な?
でも無事感知されなかったんでしょ」
「まぁね、キャロの魔導具と吸収パットのおかげだよ!私も香り消せるんだけど持続がね~半日毎に消臭魔法かけ直さないといけないしちょっとでも時間ずれると香り残っちゃうし魔法切れるタイミングがマチマチなのよ、
だからキャロの魔道具のおかげで1日一回の魔力補給でいいし補給タイミングが色でわかるって最高に便利よね~」
「私は人族だから匂いとかよくわかんないけど、ザックのように妖精族は全ての人種にオーラがあって番が見つかるとお互いのオーラは虹色に見えるんだって、最初は意味がわからなかったけど結婚したら私にも見えるようになってザックの存在が意識すると感じられるようになったんだよね~前世で言うところのGPSみたいな感じ?便利だよね~
リーも妖精族が番だとよかったのにね!」
………、便利っちゃー便利だけど、キャロはそこんとこ鈍いからキャロがザカライヤ様の事探るとかした事ないと思うし緊急時以外この機能使う事ないだろうが、多分ザカライヤ様はしょっちゅう確認してるんだろうなぁ、多分。
「う、うん…」
「でも私は人族だから番衝動っていまいちわからなかったんだけどザックと結婚した時に初夜で魂合わせ(寿命共有)の儀式した後はなんとなくわかるようになって今は唯一無二って感じ?特別感?って言うのかなぁ、幸せ~って常に感じるんだけど、リーは獣人でしょ、番がわかってるのに焦がれる感じあるでしょ?逆に辛くないの?」
「うーん確かに胸がギュっとするし彼が他の女性と触れ合ってるかもって思うと嫉妬するけど、それでも、キャロも私も転生者でしょ~確かに私は獣人なんだけど前世の思考が強くて番ってもキャロのようにある程度自由が欲しいのよ!
せめて竜種じゃなければ今頃私もキャロみたいイチャイチャキャッキャしてるわ。」
「イチャイチャって………否定はしないけど…確かに竜種の伴侶は結婚後表に出ないわよね、
皇太子様と皇女様は色々な所巡ってるからよく見かけるけど、
皇后様と皇太子妃様は年に1回?建国式典にちらっと登場するだけよね~
普段何処で何してるのかしら?気になるけど、リーが同じようになるのは嫌だわ!
だったらリーも結婚前に私と同じ条件で自由くださいって誓約書貰えばいいじゃない!
自由くれなきゃ結婚しませんって!
ザックは快く了承してくれたしザックの休みの日と夜はお家に帰る約束守ったら好きに過ごしていいよって言ってくれてちゃんと約束守ってくれてるよ」
キャロ……それは好きに過ごす時間の全てが私とだからだよ!
「簡単に言わないでよ!
私が番ったらキャロと過ごす時間減るか最悪なくなるけどいいの?」
「え?減るのも無くなるのもダメ!現状維持じゃないとダメ!あ!そうだ!
リーが私達の養女になれば!ずっと一緒に、」
「ヤダ!」
「酷い、ヤダとか言わないでよ」
「嫌よ~近々ほんまモンの娘か息子が出来るでしょ。
いくら妖精族は子供出来にくいっつてもあんなに溺愛されれるんだから5年もしないうちに自分の子供に会えるわよ!
兎に角もう少しバレたくないの強力してね!」
その後2時間ほどしてザカライヤ様より帰るコールが鳴りゲートにてキャロは帰宅した。
ああ、今回の生理キツ!
リーシャ・バレンティノは番に遭遇したら……逃げ出した。
ガチャ!
ドン!
「イタタタ、」
なんか硬い物にぶつかった?え?トイレの前にこんな壁、、、あった?
「す、すまない。……リーシャ嬢?君が何故ここに?」
お腹にズン!と響くこのバリトンボイス、声のする方向、すなわち上を見上げるとよく見知ったお方が私の行く手を塞いでいた。
「えーっとご機嫌よう?私は友達とちょっと、……ところでテリオン様は確か遠征に行かれてたはずでは?…ここは平民街にある大衆酒場ですけど………、しかも……ここは……女性用トイレ前ですが、、、男性用は反対側ですよ。」
ドーンと女子トイレ前に仁王立ちの黒髪黒目のイケメン、、カオスです。
しかもこの国の皇帝弟様ですよ!我が獣人国の5本指、イヤ、3本指に入る美貌を持つ独身男性。(当社比(笑))
余談ですが、個人的には妖精国の宰相ザカライヤ・カリッシュ公爵様が美貌人望能力全てにおいてこの世界では1番だと思う。
「え?あ?、酒場?トイレ?し、失礼した。え、遠征の帰りだったんだが、急に私の番の香りがして、、、匂いを辿り気がついたらここに、、さっきまで強く香っていたんだが、急に弱くなって……確かにこの中に私の番が居るはずなのだが、トイレだったのか、リーシャ嬢に会わなければ危うくドアを開けてしまう所だった。」
マジか!アウト寄りのセーフ?一応セーフ?
「開けなくて良かったですね~(て言うか他に人居なくて良かった?きっと普通は悲鳴案件ですよ。)
開けたら大変に事になっていましたね。………(流石竜種、番の事になると盲目なのね~ある意味やばい種族だよ!女子トイレのドア開けるとか、いくら皇帝弟でも変態扱い間違いなしですよ。)
中に何人居るかわかりませんが、(誰も居ませんが)
まさかここで待つつもりですか?(プチ変質者ですか?)
せめてもう少しドアから離れた方ががいいと思いますよ。トイレに張りつ、、、ちょっとドアに近いかなって思いますよ!
さっきの私見たいにぶつかってしまいますし。」
てか、ここに居る自体ドン引きなんですけど~、お気持ちはお察ししますが。
「ああ、それもそうだな、……数年前から時々弱く番の香りがするんだが何故か見つからなくて、それでこんなに強くはっきり香ったのは初めてでこの中に居るのは確実なんだ!だから気がはやってしまって……」
普段はキリッとした美丈夫が薄っすら頬染めて恥ずかしそうにモジっとする姿は眼福なのだが、、、。
「………そうですか、、、それは、大変?ですね、では……私は失礼します。」
くるりと向きを変え、私は足早にいや、急いでその場を立ち去り若干息切れ気味に我が親友キャロルの待つ席に着くなり、
「キャロ、飲み会中止よ!帰るわよ!急いで!ほら!」
「えーまだエールが半分も残ってるのに~勿体無いじゃん!」
「もう、いいから早く~今日の飲み代は私が奢るから!なんなら家で幻の銘酒“桃源”ご馳走するわよ!」
「え!マジ!あれ出来たの?それ先に言ってよ~。行く行くすぐ行く、早くお会計して来て!」
食べ物と酒で釣ったキャロルは俊敏だ、そしてこの女はある意味最高に便利なスキルを持っている。
その1つが今私がつけているネックレス型魔導具説明は後ほど。
「リー行くわよ!ゲート!」
「え!ゲート?ここで?、、ま、いっか、」
転移はある特定の登録された場所にしか行けないがそれとは若干違うゲートは魔法で扉を召喚していきたい場所に直に行ける悪人に使用されたら末恐ろしいユニークスキルだ!
ガチャっと開けるタイプのドアじゃなくて四角い鑑の様なものが現れてそこを通り抜けるとあら不思議そこは我が家の前、、、じゃなくて私のプライベートルーム、、、“直に部屋の中”かよ!とこっそり突っ込んだのは今日が初めてではない。
こんな素晴らしい能力を食欲の為に全力で使う摩訶不思議な創造スキル持ちの大親友キャロルが大好きです。
「キャロ、ありがとう、約束の桃源酒だよ。材料入手困難な上に作るの結構難しいんだから、いつもみたいに水のように飲むのやめてよ!ちゃんと味わって飲んでね!」
飛びつくように私から酒瓶を取り上げてニヤリと美貌の持ち腐れ的な笑みを浮かべた。
「わかってるわよ!ゴク!うわー何これ東国の本場の桃源酒より美味しいじゃん!流石絶対味覚の持ち主だね、本物超えたじゃん!しかもこのおつまみも超美味しい!マジでリー嫁に欲しい!」
「そう?キャロに褒めてもらえるなんて作って良かった~。キャロにはいつも助けてもらってるからね、あ!新しい料理の試食もしてくれる?」
「え!新作?マジ!勿論食べる~、あー、美味しい~こんな美味しい料理毎日食べたい~もう、私、リーと結婚する~」
「何言ってんの?酔ってんの?てか、キャロ結婚してるじゃん!人妻なのにほぼ毎日食べに来てるじゃん、しかも2人で
!今日は居ないからいいけど冗談でも私と結婚したいとかザカライヤ様の前で言わないでよ~怖いから、きっとキャロもある意味恐ろしい目に遭うわよ!」
尊敬してるし番としては理想的なんですけど……なんだけど、たまに圧が……ねぇ、バラすぞ!って口にはしないけど、
副音声聞こえる時あるのよ~。
「ねぇ、ところでなんであんなに急いでたの?」
「ああ、実は酒場でトイレ行ったら丁度月のものがきちゃって、アイテムボックスから吸収パット取り出す時ネックレスに指引っかけて落としちゃって、ほんの数秒魔導具の効果切れた状態になったんだけど、……トイレから出たらドアの前に居たのよ」
「居た?誰が?」
「誰がって、テリオン様よ!」
「は?テリオン様は遠征中で帰国は来週じゃなかった?」
「うーん、私もそうだと思ってたんだけどね、何故か番の香りがしたからここに来たって言っててさ!転移で来たにしても転移門からここは結構離れてると思うんだけど」
「うわー、流石竜だね~番感知凄!まぁ、月のものの香りはねぇ、獣人にとってはネコにマタタビ的な?
でも無事感知されなかったんでしょ」
「まぁね、キャロの魔導具と吸収パットのおかげだよ!私も香り消せるんだけど持続がね~半日毎に消臭魔法かけ直さないといけないしちょっとでも時間ずれると香り残っちゃうし魔法切れるタイミングがマチマチなのよ、
だからキャロの魔道具のおかげで1日一回の魔力補給でいいし補給タイミングが色でわかるって最高に便利よね~」
「私は人族だから匂いとかよくわかんないけど、ザックのように妖精族は全ての人種にオーラがあって番が見つかるとお互いのオーラは虹色に見えるんだって、最初は意味がわからなかったけど結婚したら私にも見えるようになってザックの存在が意識すると感じられるようになったんだよね~前世で言うところのGPSみたいな感じ?便利だよね~
リーも妖精族が番だとよかったのにね!」
………、便利っちゃー便利だけど、キャロはそこんとこ鈍いからキャロがザカライヤ様の事探るとかした事ないと思うし緊急時以外この機能使う事ないだろうが、多分ザカライヤ様はしょっちゅう確認してるんだろうなぁ、多分。
「う、うん…」
「でも私は人族だから番衝動っていまいちわからなかったんだけどザックと結婚した時に初夜で魂合わせ(寿命共有)の儀式した後はなんとなくわかるようになって今は唯一無二って感じ?特別感?って言うのかなぁ、幸せ~って常に感じるんだけど、リーは獣人でしょ、番がわかってるのに焦がれる感じあるでしょ?逆に辛くないの?」
「うーん確かに胸がギュっとするし彼が他の女性と触れ合ってるかもって思うと嫉妬するけど、それでも、キャロも私も転生者でしょ~確かに私は獣人なんだけど前世の思考が強くて番ってもキャロのようにある程度自由が欲しいのよ!
せめて竜種じゃなければ今頃私もキャロみたいイチャイチャキャッキャしてるわ。」
「イチャイチャって………否定はしないけど…確かに竜種の伴侶は結婚後表に出ないわよね、
皇太子様と皇女様は色々な所巡ってるからよく見かけるけど、
皇后様と皇太子妃様は年に1回?建国式典にちらっと登場するだけよね~
普段何処で何してるのかしら?気になるけど、リーが同じようになるのは嫌だわ!
だったらリーも結婚前に私と同じ条件で自由くださいって誓約書貰えばいいじゃない!
自由くれなきゃ結婚しませんって!
ザックは快く了承してくれたしザックの休みの日と夜はお家に帰る約束守ったら好きに過ごしていいよって言ってくれてちゃんと約束守ってくれてるよ」
キャロ……それは好きに過ごす時間の全てが私とだからだよ!
「簡単に言わないでよ!
私が番ったらキャロと過ごす時間減るか最悪なくなるけどいいの?」
「え?減るのも無くなるのもダメ!現状維持じゃないとダメ!あ!そうだ!
リーが私達の養女になれば!ずっと一緒に、」
「ヤダ!」
「酷い、ヤダとか言わないでよ」
「嫌よ~近々ほんまモンの娘か息子が出来るでしょ。
いくら妖精族は子供出来にくいっつてもあんなに溺愛されれるんだから5年もしないうちに自分の子供に会えるわよ!
兎に角もう少しバレたくないの強力してね!」
その後2時間ほどしてザカライヤ様より帰るコールが鳴りゲートにてキャロは帰宅した。
ああ、今回の生理キツ!
リーシャ・バレンティノは番に遭遇したら……逃げ出した。
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