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22 予感
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兄の魔法解除を始めてから3日目、私はあることに気がついた。
解除中ルビーが兄の水晶のような防御膜に触れ意識を集中させると、母の子が泣いたときに反応が見られた。
兄をこの城に連れてきた時から、なんとなく予感めいて感じていた、間違いない。
だとすると、やはり母とアルスト様は陳腐な表現になるけど“運命を創造する相手“運命の相手ということかな。
母が特殊なのか、アルスト様が特別なのかどちらにせよ竜族の特殊性なのだろうか?
2000年前より竜族は同族で番が見つからず、その数を減らし今では王族だけとなり番はなぜか人族となった。と言っても長生きの竜の番は100年~1000年に1人見つかれば事足りる。
独身竜2人の番が2人じゃ無く私1人だし、
そもそも、長生きすぎる種族の竜はだいたい子供は1人か2人、グラシオスは今の所、族にいうひとりっ子。
竜族で現存する独身はグラシオスとアイルス、それと5ヶ月前?だったかな?産まれた母の子だけだ。
何が言いたいかと申しますと、特殊な運命の母の子である私もまた特殊な運命、そして兄もまた特殊な運命を持っていそうな予感がします。
あ!考え事してる間にそろそろ解除できそうです。
兄が目覚めました。
__パリン__
ガラスが割れる音のようにごなごなに防護膜が割れたが破片はなく雪が溶けるように消えていった。
目覚めた兄はある程度ルビーと疎通ができていたようでさほど混乱は見られなかったが、母を認識して大きく目を見開き目にいっぱい涙を溜めていた。
側にいた母がすぐさま声をかけ兄を抱きしめた。
「ルーファス、ルーファス、無事で、…よかった…助けられなくて…ごめんなさい…」
「…うう、…お母様…僕、…怖くて…逃げれなくて…嫌だって言った…そしたら…光が…」
「もう、大丈夫よ、怖い思いさせてごめんなさい。これからは一緒よ。」
母にしがみつき泣きじゃくる兄を見て安堵と共に予感が確信に変わった。
泣きながら、当時のことを説明する兄は8歳とは思えないほど聡明であった事が窺い知れる。思いの丈を話少し落ち着いた所で、受け入れてくれるか不安ではあったけど、母に私のことを話してもらった。
「ルーファス、あなたが眠りについてから15年が経って妹のリリアンナは今20歳の大人になっていて、…この人はあなたの妹のリリアンナよ」
私は密かに緊張していた。兄は私をジィーっと見つめそして、
「……リリィ?あの、リリィ?……髪の色と目の色…ホントだリリィだ!……大人のリリィか……すごく綺麗だね。ルビーが教えてくれてたんだけど、想像以上に綺麗だね。あ!でもこれじゃ、リリィの方がお姉さん?になるの?」
クスリとイタズラな笑みを浮かべた兄の顔は私の記憶のままの兄だった。
「そういえば、そうね、でもあと10年もすれば見た目の年齢差も気にならなくなるからこのままお兄様って呼んでいいかしら?お兄様。」
「う~ん、しょうがないな。変な感じだけど、リリィはリリィだし、いいよ」
実は私も変な感じだけどすぐに背も越されちゃうだろうし、兄は兄そこは変わらないからね。
「マリア、私達も紹介してくれるかな?」
アルスト様が子供を抱っこしてアイルスと共に側にきた。
「ルーファス、こちらが、レイ王国の王弟殿下で今の私の旦那様のアルスト様と私たちの息子のアイルスと娘のルーナよ。詳しくは追い追い話すけど、仲良くしてくれると嬉しいんだけど、…」
母はまだ子供の兄には受け入れてもらえないかと不安のようだが、兄はかなり聡いしこの辺もルビーを介して軽くつたえてもらってある。それに兄は……、
「初めまして、ルーファス君突然で驚いただろうが、私たちを家族として受け入れてくれると嬉しいんだが…」
「初めまして、僕はアルスト様のことは知っていました。お母様はいつも父の事で悲しい思いをしていて泣いていたのを見ていたので、アルスト様がそんなお母様を慰めてくれていたことを侍女が話してくれていたんです。僕はお母様が悲しんでいるのは嫌だったから、リリィには可哀想だと思ったけど、リリィには僕がいるからお母様にはアルスト様がいてくれれば大丈夫だと思っていました。お母様を守ってくれてありがとうございます。」
そうか、お兄様は王子教育を受ける為に王城の政務室や事務官室によく顔を出していたから内情は嫌でも耳に入るわね。しかも人の悪意を感じ取る事ができたから、当時は意味がわからなかったけど、私にも接触すべきではない人のこと教えてくれていたのね。
「そう言ってもらえると嬉しいよ。」
「初めまして、アイルス君はえーと弟?になるのかな?」
「初めまして、僕はリリィ…の番だから、…やっぱり弟だね。」
「…番か、えーと、リリィのお婿さん候補?」
「…候補じゃない、…リリィが僕のお嫁さんになる……のに…」
「お、お兄様、そこは今は深く考えなくて大丈夫ですよ。その辺はあとでゆっくりお話しします。今はまず、ここの生活になれるようにしましょう」
「ああ、ああ、あぶ、」
ルーナちゃんがお兄様に手を伸ばしてきた。まだ、5ヶ月くらいじゃなかった?成長早いのかな?結構しっかり自己主張してきたわね。
「ルーファス君ルーナがご挨拶したいみたいなんだけど、」
「わぁ、可愛いね、初めまして、僕の妹?かな?抱っこしていいですか?」
「ああ、もちろん、」
「あーあー、ぶー」
お兄様が抱き抱えると、ルーナの胸の中心が光を放つと同時に兄の胸の中心も同じように光った。やはりか!どうりで私の魔力を欲しがるわけだ、兄と似た魔力の質だからね。それにしても紋様が発生する瞬間にお目に書かれたよ。神秘的だったわー
兄弟で番ってレア中のレアじゃない。しかも竜族の女の子は1000年ぶりの誕生だったしこれは母の血筋がレアなのか?お母様って竜族の歴史変えちゃう人なんじゃない?
「うわぁ、何これ?光が…」
周りは絶句状態、母は目を見開き、アルスト様は……フリーズしています。
アルスト様の血筋なのかしら?アルスト様もアイルスもルーナちゃんまでもが相手と出会ってから、紋様ができてるし、母とアルスト様は惹かれあってから紋様が出たと言ってたから、特殊な夫婦の子供は特殊なのね…多分…。
「お兄様、どうやら、お兄様がルーナちゃんの番のようですね。」
「番?この子が僕のお嫁さんって事?」
「うーん、多分?そのようですね。」
「……、妹じゃなく……お嫁さん……なんだね。…とりあえず婚約者?になる?の?」
おお、さすが、理解が早い、ただ、ここで婚約者って言葉は出して欲しくないかも…。
「…うーんとりあえず、まだ、赤ちゃんだし大きくなるまで、妹で良いんじゃない?ね?」
母とアルスト様に同意を求めたが、
「「………。」」
ああ、だめだ、脳が考える事を拒否してる。わかるよ!その気持ち、うん、私もアイルスの時そうだったから、……。
__それでも、お願いです。何か言葉を発して欲しい__
ジーザス。
解除中ルビーが兄の水晶のような防御膜に触れ意識を集中させると、母の子が泣いたときに反応が見られた。
兄をこの城に連れてきた時から、なんとなく予感めいて感じていた、間違いない。
だとすると、やはり母とアルスト様は陳腐な表現になるけど“運命を創造する相手“運命の相手ということかな。
母が特殊なのか、アルスト様が特別なのかどちらにせよ竜族の特殊性なのだろうか?
2000年前より竜族は同族で番が見つからず、その数を減らし今では王族だけとなり番はなぜか人族となった。と言っても長生きの竜の番は100年~1000年に1人見つかれば事足りる。
独身竜2人の番が2人じゃ無く私1人だし、
そもそも、長生きすぎる種族の竜はだいたい子供は1人か2人、グラシオスは今の所、族にいうひとりっ子。
竜族で現存する独身はグラシオスとアイルス、それと5ヶ月前?だったかな?産まれた母の子だけだ。
何が言いたいかと申しますと、特殊な運命の母の子である私もまた特殊な運命、そして兄もまた特殊な運命を持っていそうな予感がします。
あ!考え事してる間にそろそろ解除できそうです。
兄が目覚めました。
__パリン__
ガラスが割れる音のようにごなごなに防護膜が割れたが破片はなく雪が溶けるように消えていった。
目覚めた兄はある程度ルビーと疎通ができていたようでさほど混乱は見られなかったが、母を認識して大きく目を見開き目にいっぱい涙を溜めていた。
側にいた母がすぐさま声をかけ兄を抱きしめた。
「ルーファス、ルーファス、無事で、…よかった…助けられなくて…ごめんなさい…」
「…うう、…お母様…僕、…怖くて…逃げれなくて…嫌だって言った…そしたら…光が…」
「もう、大丈夫よ、怖い思いさせてごめんなさい。これからは一緒よ。」
母にしがみつき泣きじゃくる兄を見て安堵と共に予感が確信に変わった。
泣きながら、当時のことを説明する兄は8歳とは思えないほど聡明であった事が窺い知れる。思いの丈を話少し落ち着いた所で、受け入れてくれるか不安ではあったけど、母に私のことを話してもらった。
「ルーファス、あなたが眠りについてから15年が経って妹のリリアンナは今20歳の大人になっていて、…この人はあなたの妹のリリアンナよ」
私は密かに緊張していた。兄は私をジィーっと見つめそして、
「……リリィ?あの、リリィ?……髪の色と目の色…ホントだリリィだ!……大人のリリィか……すごく綺麗だね。ルビーが教えてくれてたんだけど、想像以上に綺麗だね。あ!でもこれじゃ、リリィの方がお姉さん?になるの?」
クスリとイタズラな笑みを浮かべた兄の顔は私の記憶のままの兄だった。
「そういえば、そうね、でもあと10年もすれば見た目の年齢差も気にならなくなるからこのままお兄様って呼んでいいかしら?お兄様。」
「う~ん、しょうがないな。変な感じだけど、リリィはリリィだし、いいよ」
実は私も変な感じだけどすぐに背も越されちゃうだろうし、兄は兄そこは変わらないからね。
「マリア、私達も紹介してくれるかな?」
アルスト様が子供を抱っこしてアイルスと共に側にきた。
「ルーファス、こちらが、レイ王国の王弟殿下で今の私の旦那様のアルスト様と私たちの息子のアイルスと娘のルーナよ。詳しくは追い追い話すけど、仲良くしてくれると嬉しいんだけど、…」
母はまだ子供の兄には受け入れてもらえないかと不安のようだが、兄はかなり聡いしこの辺もルビーを介して軽くつたえてもらってある。それに兄は……、
「初めまして、ルーファス君突然で驚いただろうが、私たちを家族として受け入れてくれると嬉しいんだが…」
「初めまして、僕はアルスト様のことは知っていました。お母様はいつも父の事で悲しい思いをしていて泣いていたのを見ていたので、アルスト様がそんなお母様を慰めてくれていたことを侍女が話してくれていたんです。僕はお母様が悲しんでいるのは嫌だったから、リリィには可哀想だと思ったけど、リリィには僕がいるからお母様にはアルスト様がいてくれれば大丈夫だと思っていました。お母様を守ってくれてありがとうございます。」
そうか、お兄様は王子教育を受ける為に王城の政務室や事務官室によく顔を出していたから内情は嫌でも耳に入るわね。しかも人の悪意を感じ取る事ができたから、当時は意味がわからなかったけど、私にも接触すべきではない人のこと教えてくれていたのね。
「そう言ってもらえると嬉しいよ。」
「初めまして、アイルス君はえーと弟?になるのかな?」
「初めまして、僕はリリィ…の番だから、…やっぱり弟だね。」
「…番か、えーと、リリィのお婿さん候補?」
「…候補じゃない、…リリィが僕のお嫁さんになる……のに…」
「お、お兄様、そこは今は深く考えなくて大丈夫ですよ。その辺はあとでゆっくりお話しします。今はまず、ここの生活になれるようにしましょう」
「ああ、ああ、あぶ、」
ルーナちゃんがお兄様に手を伸ばしてきた。まだ、5ヶ月くらいじゃなかった?成長早いのかな?結構しっかり自己主張してきたわね。
「ルーファス君ルーナがご挨拶したいみたいなんだけど、」
「わぁ、可愛いね、初めまして、僕の妹?かな?抱っこしていいですか?」
「ああ、もちろん、」
「あーあー、ぶー」
お兄様が抱き抱えると、ルーナの胸の中心が光を放つと同時に兄の胸の中心も同じように光った。やはりか!どうりで私の魔力を欲しがるわけだ、兄と似た魔力の質だからね。それにしても紋様が発生する瞬間にお目に書かれたよ。神秘的だったわー
兄弟で番ってレア中のレアじゃない。しかも竜族の女の子は1000年ぶりの誕生だったしこれは母の血筋がレアなのか?お母様って竜族の歴史変えちゃう人なんじゃない?
「うわぁ、何これ?光が…」
周りは絶句状態、母は目を見開き、アルスト様は……フリーズしています。
アルスト様の血筋なのかしら?アルスト様もアイルスもルーナちゃんまでもが相手と出会ってから、紋様ができてるし、母とアルスト様は惹かれあってから紋様が出たと言ってたから、特殊な夫婦の子供は特殊なのね…多分…。
「お兄様、どうやら、お兄様がルーナちゃんの番のようですね。」
「番?この子が僕のお嫁さんって事?」
「うーん、多分?そのようですね。」
「……、妹じゃなく……お嫁さん……なんだね。…とりあえず婚約者?になる?の?」
おお、さすが、理解が早い、ただ、ここで婚約者って言葉は出して欲しくないかも…。
「…うーんとりあえず、まだ、赤ちゃんだし大きくなるまで、妹で良いんじゃない?ね?」
母とアルスト様に同意を求めたが、
「「………。」」
ああ、だめだ、脳が考える事を拒否してる。わかるよ!その気持ち、うん、私もアイルスの時そうだったから、……。
__それでも、お願いです。何か言葉を発して欲しい__
ジーザス。
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