幸せは自分次第
マリアンヌ・オベール子爵令嬢は前向きな性格である。
彼女の夫となったエルネスト・セルヴァン伯爵は「妻は常に夫の命に従うべき」という持論の持ち主で、仕事一筋で家庭を顧みない。
それでも前向きに当主夫人の執務へ勤しむマリアンヌだったが、ある日エルネストの愛人という女性が訪れる。しかも彼女はエルネストの子供を身籠っているらしい。
「旦那様は、子供のいない私を離縁するつもりなのね」
夫の命に従うべく、マリアンヌは離縁の準備を始めた。前向きに。
設定はゆるふわです。
※ なろうにも投稿しています。
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