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こ どもに戻ったように
しおりを挟む「は、あ!!」
「もっと鳴けよ」
「っ、う」
口づける。始めはそっと、包み込むように。
瑠衣の瞳が蕩けてきたら、深く、吸い上げる。
猥らな音が、響く。
それに顔を赤らめて、彼女はその白い肌を桜色に染める。
吐息が艶っぽくなってきたのを見計らって、染まった肌に手を滑らせた。
「っん」
「かわいー」
その手の動きに正直な瑠衣の身体は、びくびくと反応する。
突起をきゅ、と摘んでみれば、いつもの掠れた声からは想像もつかないほど可愛らしい声が、その唇から零れた。
小さな蕾にそっと触れてみれば、妖艶な音を立てて俺の指を濡らしていく。
「も、無理……おねが、……っ」
「まだ」
「あ、……も、やぁぁ」
「なぁ、瑠衣?」
「な、なに…………?」
「………愛してるって、何て言うんだ?」
嘘でも、良いから。
俺にその言葉を、――――くれよ。
今だったら―――言うことを聞かなくてはいけない今ならば、嘘でも、言えるだろう?
「っ、え、……あい、して……、やぁあ!」
「………違う、お前の言葉で、教えてくれよ?」
「………」
「ほら、早く」
「や、まって……ぁ、」
喘ぎながらも、ぎゅっと目を瞑って口にした言葉は。
「I love you forever……………」
「あい、らぶ、ゆー、ふぉーえばー?」
「っ、そ、そう…貴方を、ずっと愛し続けます………や、ふっん」
頷いて日本語で言い直す彼女。
その姿が可愛すぎて、思わずそっと優しい口づけを落とす。
涙を目じりに溜めながらよがる瑠衣に、俺の我慢も限界に達して。
「っ」
「あ、んんっ」
柔らかな弾力を感じながら割って入れば、瑠衣の温もりに包まれる。
快感に耐えられずに締め上げる瑠衣のせいで、俺の余裕も消されていく。
「晋作、――――やぁああああ!!」
「瑠衣――――っ」
同時に、終わりを迎えた。
そのまま意識を失うように眠りについた瑠衣を腕に抱えて、額に唇を寄せた。
俺も、たいがい――――馬鹿野郎だな。
愛して、欲しいだなんて、馬鹿馬鹿しいのにな。
そう思って、目を閉じた。
夜は―――――まだ、永い。
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