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二人を結ぶ呪い
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唇が重なった。
その瞬間、胸の奥がギューっと締めつけられるような感覚に襲われた。
なんでキスをされているのかは分からない。
でも、求めてくれることが嬉しくて、恥ずかしくて、胸がいっぱいで――
頭の中が、まるで桜色に染まっていく。
背中に手が回され、私はそのまま押し倒され、レジャーシートに背を預ける形になった。
驚いて目を開けると、目と鼻の先に、ディオンの美しい瞳が映った。
その綺麗な瞳に、惚けた自分が映り込んでいる。
もっと、して欲しい……
そう思った時、ディオンは唇を離して起き上がった。
そんな様子に不思議に思うと、ディオンは予想外の事を口にする。
「これ以上は、何もしねぇよ……」
驚く私に、ディオンは私が過去に言ったような言葉を口にした。
「お互い好き同士じゃないと駄目、なんだろ?」
そもそも、キスが大丈夫だなんて言ってないんだけど……と考えた時、ある事に気付いて胸が痛んだ。
それは、今のディオンの言葉は、ディオンが私の事が好きじゃないという事を示していたからだ。
こみ上げる感情に、私は泣きそうな気持ちでディオンを見つめた。
すると、ディオンは一瞬苦しそうな顔を浮かべて私と距離を取った。
そんな行動に、どうしても残念な気持ちが拭い去れない。
もっと、キスしていたかった……
なんて思うのは、はしたないんだろうか。
そんな事を考えながら唇に指を添えてディオンの横顔を見つめると、ゆっくりと視線が戻ってくる。
「いつまで横になってんだよ。そんなんだと、またやるぞ」
冗談めかして言われた私は、半身を起こしながら、思わずとんでもない言葉を口に出してしまった。
「いいよ……」
その瞬間、自分でも驚いて目を大きく見開いた。
でも、ディオンの方が私以上に驚いた顔をしていたと思う。
その瞬間、胸の奥がギューっと締めつけられるような感覚に襲われた。
なんでキスをされているのかは分からない。
でも、求めてくれることが嬉しくて、恥ずかしくて、胸がいっぱいで――
頭の中が、まるで桜色に染まっていく。
背中に手が回され、私はそのまま押し倒され、レジャーシートに背を預ける形になった。
驚いて目を開けると、目と鼻の先に、ディオンの美しい瞳が映った。
その綺麗な瞳に、惚けた自分が映り込んでいる。
もっと、して欲しい……
そう思った時、ディオンは唇を離して起き上がった。
そんな様子に不思議に思うと、ディオンは予想外の事を口にする。
「これ以上は、何もしねぇよ……」
驚く私に、ディオンは私が過去に言ったような言葉を口にした。
「お互い好き同士じゃないと駄目、なんだろ?」
そもそも、キスが大丈夫だなんて言ってないんだけど……と考えた時、ある事に気付いて胸が痛んだ。
それは、今のディオンの言葉は、ディオンが私の事が好きじゃないという事を示していたからだ。
こみ上げる感情に、私は泣きそうな気持ちでディオンを見つめた。
すると、ディオンは一瞬苦しそうな顔を浮かべて私と距離を取った。
そんな行動に、どうしても残念な気持ちが拭い去れない。
もっと、キスしていたかった……
なんて思うのは、はしたないんだろうか。
そんな事を考えながら唇に指を添えてディオンの横顔を見つめると、ゆっくりと視線が戻ってくる。
「いつまで横になってんだよ。そんなんだと、またやるぞ」
冗談めかして言われた私は、半身を起こしながら、思わずとんでもない言葉を口に出してしまった。
「いいよ……」
その瞬間、自分でも驚いて目を大きく見開いた。
でも、ディオンの方が私以上に驚いた顔をしていたと思う。
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