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分からない気持ち
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しおりを挟むふと窓の外を見て、「あっ」っと発っすると、その言葉に反応した遥は何?という顔で俺と同じ方向を向いた。
後部座席で仰向けになったまま窓の外に視線を移す遥は、不安げな顔をして「何?」と聞く。
「しー、静かに。誰か来てる」
そんな俺の言葉に、驚き慌てた遥は小さく「え?」と言って、両手で口を押さえようとした、
その時――
「あぁぁーーーー!!」
俺はその手が口を覆うより先に、腰を掴んで一気に最奥まで貫いてやった。
不意打ちで仰け反り叫んでしまった遥は、持って行かれそうな程に俺を締め付け、まだガクガクと震えている。
顎を反らしたままの遥は、波が大きいのか、ため息交じりに呻きながらまだ帰ってこない。
そんな遥を、更に激しく突いてやる。
「あっ、あっ……」
何度も何度も、突けば突くほど車内に響く可愛い声。
「ほらほら、ちゃんと声抑えろよ。じゃないと外の奴に聞かれるぞ?」
俺の言葉が耳に入った遥は、慌てて自分の口元を押える。
なのに力が入らないのか、揺さぶられる度に少しづつズレていく。
そして気付いたらまた口を押えて……そんな事を繰り返す遥が可愛くて笑ってしまいそうになる。
「あ、やっ、今……動かな……いでぇ」
全く塞げていない手の隙間から漏れまくる声。
困ったように寄る眉。
目じりから流れる涙。
恥ずかしさから染まった頬に堪えきれずに声を漏らす口唇。
俺に突かれて声も我慢出来ない程に感じて、恥じるそんな姿に俺の何かが満たされていくのを感じた。
何か、はなんだろうか。
征服心?いや、近いようで少し違う気がする。
やっと口元の手に全く意味が無い事と気付いたのか、遥が俺の背中に手を回して来る遥。
甘えてるのか?と一瞬思ったけど、そうではないようだ。
遥は力の入らない手で俺を止めようとしているみたいだ。
馬鹿だなぁ。
無駄なのに。
「アキラ……や、だ。だ、だめっ……止めて、あ、あンッ……も、もう……」
「いやだ。止めない」
完全に俺に主導権を握られながら無駄な抵抗をする姿に、思わず口に狐を描いて遥が一番敏感な膨らみを弄る。
「ああっ!そこ、一緒にしたら、こ、え……でちゃ……っ」
「もう、いっぱい出ちゃってるけど?なぁ、そんな声出して気持ちいいの?」
俺は目を細めて罵る。
俺の言葉に耳たぶまで真っ赤に染めて、熱に浮かされた眼差し送ってくる。
遥は分かってるのだろうか。
その顔がどんなにヤバいのか。
どれだけ俺を狂わすのか。
そんな顔を向けられると、もっといじめたくなるし、もっと抱き潰して、声が枯れるまで喘がせたくなるって。
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