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分からない気持ち
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その声に、ドクンと自分の心臓が大きく鳴ったのが分かった。
首をぐるりと回して声のした方を見る。
すると、遠くでしゃがみこむ遥が俺の目に映り込んだ。
それとほぼ同時くらいに、遥の隣に立ってる中年くらいの男が遥の手を無理やり掴んでいる姿も目に飛び込んで来る。
そして、俺の中で激しい怒りが噴き上げた。
「そんな体じゃ無理だよ。一回ゆっくり休憩しよう。ね?それから送ってってあげる」
遠目から見てもフラフラな様子の遥に、甘ったるい声を出してベタベタと無遠慮に触るその男。
「やだっもう触らないで!ほっといてよ……」
もう我慢ならない。
遥に触るな!!
「遥っ!!」
「ア……キラ……どうして?」
上げたその顔は、今にも泣きそうな弱々しい顔つきで眉は八の字にになっていた。
こんな顔をさせていいのは俺だけなのに。
許さねぇ。
今すぐにこの男をボコボコにしてやりたい。
一瞬殴り掛かろうとした右腕を歯を食いしばって止める。
何故なら、こいつにはただ痛い思いをするんではなく、一生後悔するやり方で責めてやろうと決めたからだ。
絶対、一生かけて後悔させてやる……。
他の奴らみたいにな。
…………
……
「あぁっ!!アキ、ラ……またイっちゃ……」
いつも以上に素直な遥に興奮を覚えないわけが無かった。
でも、興奮しているのと同じくらい、ゾッとした。
もし俺があの場に行ってなかったら、どうなっていたんだろうかと想像するだけで頭がどうにかなってしまいそうだった。
そんな事を考えているなんて夢にも思わない遥は、俺の名を呼びながら快感に震えている。
「あ……っ。あ……き……おかしく、なっ……ちゃ……」
「馬鹿遥……」
俺の指に翻弄されっぱなしの遥は、俺の呟きなんて聞いちゃいない。
普段から敏感な遥の身体なのに、今は更に敏感で、終わりを知らない絶頂にずっと身体を震わせている。
汗ばんで顔に張り付いた髪を耳にかけると、イキ過ぎて出た涙が耳に向かって流れていた。
悔しいけど、そんな姿まで可愛いと思ってしまう。
でもそう思う以上に、やっぱりあいつにムカついて、一発……いや、二、三発くらい殴ってやったらよかったって後悔した。
俺は流れるその涙を指で拭う。
「頼むから……こんなのは俺の前だけにしてくれよ」
願いにも似た言葉を落としてキスをすると、また震える遥。
「ん、っう……」
薬なんて盛られやがって。
無防備にも程があるだろ。
馬鹿な遥に苛ついて来た俺は、無性に意地悪をしたい衝動に駆られる。
遥の脚を開いて俺のモノをあてがうと、遥の目がゆっくりと見開く。
遥は上目遣いで期待の眼差しを送って来た。
でも、遥の期待通りにはしてやらない。
ちょっとしたお仕置きだ。
首をぐるりと回して声のした方を見る。
すると、遠くでしゃがみこむ遥が俺の目に映り込んだ。
それとほぼ同時くらいに、遥の隣に立ってる中年くらいの男が遥の手を無理やり掴んでいる姿も目に飛び込んで来る。
そして、俺の中で激しい怒りが噴き上げた。
「そんな体じゃ無理だよ。一回ゆっくり休憩しよう。ね?それから送ってってあげる」
遠目から見てもフラフラな様子の遥に、甘ったるい声を出してベタベタと無遠慮に触るその男。
「やだっもう触らないで!ほっといてよ……」
もう我慢ならない。
遥に触るな!!
「遥っ!!」
「ア……キラ……どうして?」
上げたその顔は、今にも泣きそうな弱々しい顔つきで眉は八の字にになっていた。
こんな顔をさせていいのは俺だけなのに。
許さねぇ。
今すぐにこの男をボコボコにしてやりたい。
一瞬殴り掛かろうとした右腕を歯を食いしばって止める。
何故なら、こいつにはただ痛い思いをするんではなく、一生後悔するやり方で責めてやろうと決めたからだ。
絶対、一生かけて後悔させてやる……。
他の奴らみたいにな。
…………
……
「あぁっ!!アキ、ラ……またイっちゃ……」
いつも以上に素直な遥に興奮を覚えないわけが無かった。
でも、興奮しているのと同じくらい、ゾッとした。
もし俺があの場に行ってなかったら、どうなっていたんだろうかと想像するだけで頭がどうにかなってしまいそうだった。
そんな事を考えているなんて夢にも思わない遥は、俺の名を呼びながら快感に震えている。
「あ……っ。あ……き……おかしく、なっ……ちゃ……」
「馬鹿遥……」
俺の指に翻弄されっぱなしの遥は、俺の呟きなんて聞いちゃいない。
普段から敏感な遥の身体なのに、今は更に敏感で、終わりを知らない絶頂にずっと身体を震わせている。
汗ばんで顔に張り付いた髪を耳にかけると、イキ過ぎて出た涙が耳に向かって流れていた。
悔しいけど、そんな姿まで可愛いと思ってしまう。
でもそう思う以上に、やっぱりあいつにムカついて、一発……いや、二、三発くらい殴ってやったらよかったって後悔した。
俺は流れるその涙を指で拭う。
「頼むから……こんなのは俺の前だけにしてくれよ」
願いにも似た言葉を落としてキスをすると、また震える遥。
「ん、っう……」
薬なんて盛られやがって。
無防備にも程があるだろ。
馬鹿な遥に苛ついて来た俺は、無性に意地悪をしたい衝動に駆られる。
遥の脚を開いて俺のモノをあてがうと、遥の目がゆっくりと見開く。
遥は上目遣いで期待の眼差しを送って来た。
でも、遥の期待通りにはしてやらない。
ちょっとしたお仕置きだ。
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