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お仕置

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お姫様抱っこから雑に降ろされた先はフワフワで大きなベッド。

アキラがこういう事を私にするなんて、未だに信じられないけど、この後がどうなるのかなんて嫌でも分かってしまう。



でも、私は逃げなかった。

写真という足枷あしかせがあるから。


アキラはズルい。

そして最低だ。



どうせなら早く終わってくれ。

そう目をつむって願いながら下唇を噛んでいると、私が着ていた服は器用に次々と脱がされて行って、やっぱり本当にするんだって驚く自分がいる。

私の温もりをまとった衣類はベットの下に雑に落とされ、あっという間に下着だけになってしまった。

「待って」
ブラのフロントホックに手を掛けようとした時、思わず止めてしまう。
さっきまでは覚悟を決めていたのに、急に不安を感じてしまったから。

「部屋は暗いけど、全部脱がされるのは……」
戸惑いながらそう言うと、薄暗い中で色気をまとったようなアキラが私を見る。
「手ぇ邪魔」
ブラを押さえていた手を掴まれ避けられるとパチンと音が鳴って、圧力から解放される感覚がした。


そしてまた唇に熱が伝わった。
「んっ」
キスをされると、また溶け始める思考。

そんな状態で弄られると、私の体は驚くほどに過剰反応をした。

触られる所は酷く熱くなって、そして敏感になる。

甘い痺れが指先にまで広がっていく。

「んぁっ⋯⋯」
唇が離れた瞬間に漏れた自分の声は、余りにも甘ったるくて慌てて口を押さえた。



こんな声が出るなんて初めてで酷い羞恥心を感じた。
穴があったら入りたいくらい。

私の身体からだはどうしてしまったの?

さっきから余裕なんてコレっぽっちも持てない。
いつもなら、こんな事には絶対にならないのに。

私はこんなはしたない声なんて上げたくないのに、上げずにはいられない快感に下唇を噛んで我慢をする。
「んっ、……」
「おい!噛むな」
そう言うと口に親指を突っ込まれて噛めないようにこじ開けられ、突っ込まれたアキラの指が口内に侵入する。
そのせいで、馬鹿みたいに甘い声が漏れてしまう。
「はぇ……あっ」

余裕が無いのが恥ずかしい。

さっき逃げないって決心したけど、こんなのもう無理。
そう思って逃れようと抵抗するも、アキラの腕は私を掴んで逃がしてくれない。

アキラが私をおかしくする。

「アっ、アキ、ラ……やめ……」
まだまだ力の入らない手でアキラの腕を止めようとする。

でもやっぱりそんな行動は意味がなく、逃げられない快感は背筋を通っていくらでも流れてくる。

「あぁっ」
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