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姉妹の距離
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夕方の風が涼しくなってきて秋を感じられる頃だった。
「娘が今度、あのエスマブル学園に入学することになりましてね」
「オホホホ。そのお祝いもかねて家族旅行ですの」
お客様の夫妻の横には10歳くらいの少女と少しだけ幼い少女……二人が並んでいた。
「お姉様だけ学校行くなんてズルイ」
ボソリとそう妹が口にした。悔しげに唇を噛んでいる。
「おやおや?仕方ないだろう。お姉様は魔法の才能があるんだ」
父親が宥めている。部屋までの距離はそれほどないが、妹は拗ねたらしく、抱っこ!と言って母親が無理よと笑う。
「お部屋、もう少しですよ。遠かったですよね。申し訳ありません」
私がそう言うと、また父親が仕方ないと言い、妹の方を抱いた。姉の方は物静かだ。その駄々こねる妹に何も言わず、冷静に見ている。
「お部屋はこちらです」
どうぞといった瞬間に一番に飛び込む妹。
「わあ!素敵なお部屋!」
「あらあら。急に元気になって……」
クスクス笑う母親。私はお茶菓子とお茶の用意をスタッフに頼んで部屋から出ていく。
……何かを思い出させる家族だ。そう思いつつ、私は次のお客様をお出迎えするために玄関ホールへと戻っていった。
「どうぞごゆっくりくつろぎください」
そう私は何組めかのお客様に挨拶をし、部屋から出ていくと、中庭に一人の少女がポツンと座っていた。先程のエスマブル学園に入学すると行っていた方ね。
夕闇になりつつあり、中庭に明かりが灯る。
「お一人ですか?どうしましたか?」
「あ……いえ………」
元気がない。ダークブラウンの目が沈んでいる。なんとなく何で悩んでいるのか、予想がついた。
「実は……エスマブル学園に私も居たんですよ。7歳の頃から居ました」
えっ!?と私を見た。
「全寮制なので不安なのはわかります。寂しいのですね」
入学してくる子はだいたいホームシックになるのをよくみかけた。私だって入学当初は不安であった。
「はい……妹は羨ましいって言うけど本当は行きたくないんです。お父様やお母様はとても喜んでるからそんなこと言えないんです。でも離れるなんて、今までなかったし。二人共、妹さえ傍にいればいいみたい……」
「期待に応えようと頑張っているのですね。小さいのに凄いことです。妹さんは妹さんであなたが羨ましいのですね。お二人はそれぞれに良いところがあって、愛されていると思いますが。こうやってお祝いに家族旅行にいらしてますし……」
そう言って、私は……ふとソフィアを思い出す。お祖父様はセイラしか可愛がらない!なぜセイラだけ学園へ入れるの?と、イライラした目を向けてきて……。
私は私でみんなから愛されて可愛がられているソフィアが羨ましかった。
互いに無い物ねだりだったのだ。才能があると言われた私。愛されるソフィア。
「学園って怖くない?楽しい?」
「私は楽しかったですよ。大好きな本がたくさんありましたし、新しい魔法を覚えるたびにワクワクしました」
「そっか………」
リーンリーン、チロチロ、ジージーと草むらから虫たちの音楽が聞こえてきた。そろそろ夕食だ。
「まったく家に帰れないわけでもありません。ちゃんと休暇もありますし、手紙も出せます。友だちができると楽しくなってきますよ……お腹、空きませんか?美味しい夕食食べましょう」
「お父様もお母様も迎えに来てくれるかな?」
もちろん大丈夫ですと私は励ました。……小さな少女達には休暇が待ち遠しいだろう。学園の休暇前の浮足立つ雰囲気を思い出す。
夕食行きましょうと手を繋いで、一緒に歩いて行った。
「おーい!探したぞ!どこ行ってたんだ!?」
「お姉様、おそーいっ!」
「まぁまぁ。女将さん、連れてきてくれて、ありがとうございます」
夕食へ行きたくて待っていた三人は待っていた。少し心配してくれた…?と少女は嬉しくなりニッコリとした。
「お姉さんありがとう……学校、とりあえず行ってみる!」
「はい。辛くなったら、良い先生がたくさんいるので相談するといいですよ。食堂のおばちゃんも優しいですよ」
私と少女の会話に妹の方は頬を膨らませた。
「そんなに嫌なら、あたしが行ってあげるのにっ!魔法の力をあたしにちょうだい!」
「……あげられないんだもの」
姉の返事にますます妹は機嫌が悪くなる。私はなんとなくソフィアを思い出し、妹の方へ膝を折り、目線を合わせる。
「あなたもお姉さんもどちらもとても愛らしくて私は好きです。私はエスマブル学園を出ましたが、こうして魔力や魔法と関係ない仕事をしてます」
「魔法が使えなくても良いの?」
「良いと思います。魔法もその人の個性の1つにすぎません。私は魔法が得意でも刺繍や裁縫が苦手で笑われますからね」
お姉さん、刺繍できないの!?とアハハと笑われる。
「なんとなくわかった!あたし、お姉様に負けない何かをみつける!」
姉への憧れ、羨ましい気持ちをやる気に変えられただろうか?
ハイと私は立ち上がり、微笑む。
「お料理、とっても美味しいですから、二人とも、いっぱい食べてくださいね」
二人の少女は顔を見合わせて、フフッと、笑い合う。ハーイ!と元気よく食事会場へと入っていった。
姉妹の道が願わくば寄り添えるものであるように……私はそう思わずにはいられなかった。
「娘が今度、あのエスマブル学園に入学することになりましてね」
「オホホホ。そのお祝いもかねて家族旅行ですの」
お客様の夫妻の横には10歳くらいの少女と少しだけ幼い少女……二人が並んでいた。
「お姉様だけ学校行くなんてズルイ」
ボソリとそう妹が口にした。悔しげに唇を噛んでいる。
「おやおや?仕方ないだろう。お姉様は魔法の才能があるんだ」
父親が宥めている。部屋までの距離はそれほどないが、妹は拗ねたらしく、抱っこ!と言って母親が無理よと笑う。
「お部屋、もう少しですよ。遠かったですよね。申し訳ありません」
私がそう言うと、また父親が仕方ないと言い、妹の方を抱いた。姉の方は物静かだ。その駄々こねる妹に何も言わず、冷静に見ている。
「お部屋はこちらです」
どうぞといった瞬間に一番に飛び込む妹。
「わあ!素敵なお部屋!」
「あらあら。急に元気になって……」
クスクス笑う母親。私はお茶菓子とお茶の用意をスタッフに頼んで部屋から出ていく。
……何かを思い出させる家族だ。そう思いつつ、私は次のお客様をお出迎えするために玄関ホールへと戻っていった。
「どうぞごゆっくりくつろぎください」
そう私は何組めかのお客様に挨拶をし、部屋から出ていくと、中庭に一人の少女がポツンと座っていた。先程のエスマブル学園に入学すると行っていた方ね。
夕闇になりつつあり、中庭に明かりが灯る。
「お一人ですか?どうしましたか?」
「あ……いえ………」
元気がない。ダークブラウンの目が沈んでいる。なんとなく何で悩んでいるのか、予想がついた。
「実は……エスマブル学園に私も居たんですよ。7歳の頃から居ました」
えっ!?と私を見た。
「全寮制なので不安なのはわかります。寂しいのですね」
入学してくる子はだいたいホームシックになるのをよくみかけた。私だって入学当初は不安であった。
「はい……妹は羨ましいって言うけど本当は行きたくないんです。お父様やお母様はとても喜んでるからそんなこと言えないんです。でも離れるなんて、今までなかったし。二人共、妹さえ傍にいればいいみたい……」
「期待に応えようと頑張っているのですね。小さいのに凄いことです。妹さんは妹さんであなたが羨ましいのですね。お二人はそれぞれに良いところがあって、愛されていると思いますが。こうやってお祝いに家族旅行にいらしてますし……」
そう言って、私は……ふとソフィアを思い出す。お祖父様はセイラしか可愛がらない!なぜセイラだけ学園へ入れるの?と、イライラした目を向けてきて……。
私は私でみんなから愛されて可愛がられているソフィアが羨ましかった。
互いに無い物ねだりだったのだ。才能があると言われた私。愛されるソフィア。
「学園って怖くない?楽しい?」
「私は楽しかったですよ。大好きな本がたくさんありましたし、新しい魔法を覚えるたびにワクワクしました」
「そっか………」
リーンリーン、チロチロ、ジージーと草むらから虫たちの音楽が聞こえてきた。そろそろ夕食だ。
「まったく家に帰れないわけでもありません。ちゃんと休暇もありますし、手紙も出せます。友だちができると楽しくなってきますよ……お腹、空きませんか?美味しい夕食食べましょう」
「お父様もお母様も迎えに来てくれるかな?」
もちろん大丈夫ですと私は励ました。……小さな少女達には休暇が待ち遠しいだろう。学園の休暇前の浮足立つ雰囲気を思い出す。
夕食行きましょうと手を繋いで、一緒に歩いて行った。
「おーい!探したぞ!どこ行ってたんだ!?」
「お姉様、おそーいっ!」
「まぁまぁ。女将さん、連れてきてくれて、ありがとうございます」
夕食へ行きたくて待っていた三人は待っていた。少し心配してくれた…?と少女は嬉しくなりニッコリとした。
「お姉さんありがとう……学校、とりあえず行ってみる!」
「はい。辛くなったら、良い先生がたくさんいるので相談するといいですよ。食堂のおばちゃんも優しいですよ」
私と少女の会話に妹の方は頬を膨らませた。
「そんなに嫌なら、あたしが行ってあげるのにっ!魔法の力をあたしにちょうだい!」
「……あげられないんだもの」
姉の返事にますます妹は機嫌が悪くなる。私はなんとなくソフィアを思い出し、妹の方へ膝を折り、目線を合わせる。
「あなたもお姉さんもどちらもとても愛らしくて私は好きです。私はエスマブル学園を出ましたが、こうして魔力や魔法と関係ない仕事をしてます」
「魔法が使えなくても良いの?」
「良いと思います。魔法もその人の個性の1つにすぎません。私は魔法が得意でも刺繍や裁縫が苦手で笑われますからね」
お姉さん、刺繍できないの!?とアハハと笑われる。
「なんとなくわかった!あたし、お姉様に負けない何かをみつける!」
姉への憧れ、羨ましい気持ちをやる気に変えられただろうか?
ハイと私は立ち上がり、微笑む。
「お料理、とっても美味しいですから、二人とも、いっぱい食べてくださいね」
二人の少女は顔を見合わせて、フフッと、笑い合う。ハーイ!と元気よく食事会場へと入っていった。
姉妹の道が願わくば寄り添えるものであるように……私はそう思わずにはいられなかった。
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