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「本当だ。一昨日付けで投稿されてる」
担任の先生の迎えを待つ間、そうたくんに友達が見つけたオカルト情報を知らせる。
端末を操作する彼が難しい顔をし、ちらりとこちらへ視線を寄越した。
「ユウは内容、見た?」
「見てない」
「そっか」
激しく首を横に振った俺に、苦笑が返される。
こわいとわかっていながら、覗き見る勇気が俺にはなかった。情けなくってごめん。最早拒絶反応の域だ。
「えっとね、掻い摘んで説明すると、この人も『知らない場所』に飛ばされたみたい」
「先達者がいた……!」
「すっごく田舎に行っちゃったみたいで、端末も圏外だったんだって」
「こわい」
柔らかな口調で説明される情景に、視界が滲みそうになる。
俺の場合はすぐにそうたくんという天使に助けられたため、優しい世界で済んだ。
もしもひとりぼっちで見知らぬ学校を探索する羽目になっていたら……、考えるだけでぞっとする。
そうたくんには、感謝してもしきれない。
「ただ、ね。圏外って書いてあるのに、記載のされ方が実況っぽいんだ」
「どういうこと?」
実況? 時々朝の情報番組で取り上げられる、動画サイトがうんぬん、みたいなやつのことかな?
そうたくんが悩み深そうな顔で、端末の画面を滑らせる。
液晶を見詰める瞳が、ゆるりとした瞬きによって遮られた。
「実況スレって、わかる? 今現在起きていることを、ネット上に配信することなんだけど」
「そうたくん、詳しいね」
「調べものするとね、ちょくちょく引っ掛かるんだ」
微苦笑を浮かべた美少年が、ゆっくりと人差し指を滑らせる。
画面から目を離した彼が、苦笑のまま小首を傾げた。
「その場で書いたものと、思い出しながら書いたものって、なんとなく違うでしょう?」
そうたくんの問い掛けに、バイト先で取ったメモと、持ち帰ってから整理したメモを思い出した。
確かに、現地にいるときは慌しくて乱雑で、臨場感に溢れた書き方になる。
対する思い出す方は、物事が過去になっているから、順序立てて整理することが出来る。うんうん、頷いた。
「これね、文章がすごく支離滅裂で、投稿がいくつにも分割されてるんだ。
実際に遭遇して、慌ててるんだなーって思うんだけど、この人最初に『圏外』って書いてあるんだよね」
「……えっと、つまり?」
「ユウは、いきなり見知らぬ場所に放り出されて、自分の今後もわからない中、繋がらない端末とにらめっこ出来る? 文字打ってる余裕ある?」
「……ない。……形振り構わず、人を探す」
「ぼくもメモ機能より、現実が大事。
それに、ゲームカテゴリに話題を落としているにも関わらず、現実で起こった物事しか記載されてないんだ。
どうしてこの事象がゲームと関係していると思ったのか、記事内では明言されていない」
「…………」
そうたくんは名探偵だったのか……!
空想もオカルトも、全て打ち破る淡々とした声が、秒針の音を掻き消す。
な、なるほど……! 俺がぽんっと飛ばされた理由は相変わらずわからず仕舞いだが、リョースケが見つけたその話題は、ガセネタ説が濃厚ということか!
良かった! 更なるこわいじゃなくて、本当に良かった!!
安堵に息をついていると、画面をスクロールさせたそうたくんが、不意にこちらへ顔を向けた。
「『人とデータの違いは何でしょう?』って書いてある」
「そうやって唐突に抉り込んでくるところ、シエルドくんだなあ~って思う」
「どういたしまして。これって言い換えたら、『人とデータの似ているところは何処でしょう?』になると思うんだ」
「あるの!? ナマモノとデジタルに共通点ってあるの!?」
「筆者の思いを答えよ、に則るならあるそうだよ」
どうして国語のテスト風に言ったんだ。
投げかけられた設問に腕を組む。人とデータの違い? 違うとこだらけで、寧ろ比較対象にならないような……?
「ぼくの目線では、この人は愉快犯で、今回のユウの出来事とは関係ないんじゃないかな? って思ってる」
「そうたくんが言うなら、間違いないと思う」
「……あんまり当てにしないでね? この人、本当に現地でメモしてたかも知れないし」
困ったように眉尻を下げたそうたくんが、やんわりと微笑む。
けれども、俺としてもゲームに原因があったと考えさせられるより、「その他のふわっとしたよくわからないもの」に分類してもらった方が、心に優しい。
いきなりゲームと関連付けられても、俺自身納得も理解も出来ないし。
それなら和泉が言っていたKAMIKAKUSHIの方が、周りにも説明しやすい。
楽観的かも知れないけれど、現状そうたくんもいるし、担任とも連絡がついた。
帰り道が確保されているというだけで、当初の不安感はかなり軽減されている。
気掛かりな点を挙げるとするなら、そうたくんの帰宅時刻が遅くなってしまったことと、こちらの先生方にご迷惑をおかけしたこと。
そして迎えに来てくれるセッキーへの申し訳なさだろうか。
時計を見上げる。普段ならログインしている時刻に、慌ててそうたくんへ向き直った。
「ごめんね、そうたくん。こんな時間まで付き合わせて……」
「気にしなくていいよ。ユウのこと放っておけなかったし」
「でも、もう遅いよ? お家の人心配してるだろうし、天使が誘拐されちゃう……」
「ユウって、そういうところあるよね。大丈夫だよ、ありがとう」
苦笑いを浮かべたそうたくんが、慣れた仕草で端末をブレザーのポケットに入れる。
「それに、」小さく続けられた呟きに瞬いた。
「お家の人、そういうの気にしないタイプだから」
浮かべられた淡い微笑みは諦観していて、温度がなかった。
ぎゅっと締まった胸の内に、勝手な憶測が顔を出す。
……もしかしてそうたくんのお家は、放任主義ではないだろうか? 抱いた感想に首を振った。
改めて見詰めたそうたくんは、何処となく眠たげな先ほどまでの表情に戻っていた。
やんわりと微笑んだ彼が、薄く口を開く。
「だから平気。気にしないで」
「じゃあ、何かお礼させて!」
「お礼?」
不思議そうに首を傾げる様子に、何度も頷く。
そうたくんがいなければ、俺はこんなに落ち着いていないし、もっと悲惨な目に遭っていた。
そうたくんがいてくれたから、今こうして談笑していられる。
伝えたそれらに、美少年が面映そうに表情を緩めた。はにかんだ彼が、ふいと視線を逸らせる。
「……助けになってよかったよ。気持ちだけ受け取るね」
「物理的に返させて! クッキー送りつけるよ!」
「クッキーよりも……、」
はたと口を噤んだそうたくんの言葉に、ノックの音が重なる。
慌てて立ち上がると、開かれた扉の向こうに、知らない先生と見慣れた担任の姿が見えた。
一気に増した現実感に、遠い日に体験した迷子の心地を思い出す。
三十代ほどの背の高い男性が、俺の姿を確認した瞬間、肩の力を抜く。
彼が手にしているのは、俺の制鞄だった。
「セッキー……っ」
「本当にいたとはなあ……。あーこら、秋月、泣くな」
ぐすぐす嗚咽を滲ませ出した俺に、ため息混じりに担任が俺の頭を乱雑に撫でる。
しゃくり上げる喉は「ごめんなさい」を繰り返していて、益々担任が困ったような顔をした。
「怪我は? 具合とかは平気か?」
「ない……っ、大丈夫……ッ」
「なら、不可思議体験だけか。こう言っちゃ何だが、無事で何よりだ」
深々と息をついたセッキーが、そうたくんにお礼を告げる。
慌てて彼へ頭を下げると、やんわりとした微笑を返された。「よかったね」案じる言葉に、何度もありがとうと重ねる。
ぴーぴー泣きじゃくる姿は、思い返すと大分恥ずかしい。
心の中の迷子が生還した瞬間だったけれど、もう少し落ち着いてお礼をしたかった。
残っていた先生方へ何度も頭を下げ、引っ張られるままセッキーの車に乗せてもらう。
後部座席には担任の鞄が無造作に置かれ、ティッシュを数枚引っ張り出した彼が、それを俺の顔に押し付けた。
「電車で来れる距離だ。安心しろ」
「うん……っ」
「聞きたいことは色々あるが、今日はゆっくり休め」
「……ッ」
助手席に座る俺の頭をもう一度わしゃわしゃと撫で、担任がキーを回す。
慣れた仕草でレバーを動かした彼が、滑るように車を動かした。
暗闇の中、ぼんやり浮かび上がる建物は当然見覚えもなく、改めて『知らない場所』に来たのだと実感した。
担任の先生の迎えを待つ間、そうたくんに友達が見つけたオカルト情報を知らせる。
端末を操作する彼が難しい顔をし、ちらりとこちらへ視線を寄越した。
「ユウは内容、見た?」
「見てない」
「そっか」
激しく首を横に振った俺に、苦笑が返される。
こわいとわかっていながら、覗き見る勇気が俺にはなかった。情けなくってごめん。最早拒絶反応の域だ。
「えっとね、掻い摘んで説明すると、この人も『知らない場所』に飛ばされたみたい」
「先達者がいた……!」
「すっごく田舎に行っちゃったみたいで、端末も圏外だったんだって」
「こわい」
柔らかな口調で説明される情景に、視界が滲みそうになる。
俺の場合はすぐにそうたくんという天使に助けられたため、優しい世界で済んだ。
もしもひとりぼっちで見知らぬ学校を探索する羽目になっていたら……、考えるだけでぞっとする。
そうたくんには、感謝してもしきれない。
「ただ、ね。圏外って書いてあるのに、記載のされ方が実況っぽいんだ」
「どういうこと?」
実況? 時々朝の情報番組で取り上げられる、動画サイトがうんぬん、みたいなやつのことかな?
そうたくんが悩み深そうな顔で、端末の画面を滑らせる。
液晶を見詰める瞳が、ゆるりとした瞬きによって遮られた。
「実況スレって、わかる? 今現在起きていることを、ネット上に配信することなんだけど」
「そうたくん、詳しいね」
「調べものするとね、ちょくちょく引っ掛かるんだ」
微苦笑を浮かべた美少年が、ゆっくりと人差し指を滑らせる。
画面から目を離した彼が、苦笑のまま小首を傾げた。
「その場で書いたものと、思い出しながら書いたものって、なんとなく違うでしょう?」
そうたくんの問い掛けに、バイト先で取ったメモと、持ち帰ってから整理したメモを思い出した。
確かに、現地にいるときは慌しくて乱雑で、臨場感に溢れた書き方になる。
対する思い出す方は、物事が過去になっているから、順序立てて整理することが出来る。うんうん、頷いた。
「これね、文章がすごく支離滅裂で、投稿がいくつにも分割されてるんだ。
実際に遭遇して、慌ててるんだなーって思うんだけど、この人最初に『圏外』って書いてあるんだよね」
「……えっと、つまり?」
「ユウは、いきなり見知らぬ場所に放り出されて、自分の今後もわからない中、繋がらない端末とにらめっこ出来る? 文字打ってる余裕ある?」
「……ない。……形振り構わず、人を探す」
「ぼくもメモ機能より、現実が大事。
それに、ゲームカテゴリに話題を落としているにも関わらず、現実で起こった物事しか記載されてないんだ。
どうしてこの事象がゲームと関係していると思ったのか、記事内では明言されていない」
「…………」
そうたくんは名探偵だったのか……!
空想もオカルトも、全て打ち破る淡々とした声が、秒針の音を掻き消す。
な、なるほど……! 俺がぽんっと飛ばされた理由は相変わらずわからず仕舞いだが、リョースケが見つけたその話題は、ガセネタ説が濃厚ということか!
良かった! 更なるこわいじゃなくて、本当に良かった!!
安堵に息をついていると、画面をスクロールさせたそうたくんが、不意にこちらへ顔を向けた。
「『人とデータの違いは何でしょう?』って書いてある」
「そうやって唐突に抉り込んでくるところ、シエルドくんだなあ~って思う」
「どういたしまして。これって言い換えたら、『人とデータの似ているところは何処でしょう?』になると思うんだ」
「あるの!? ナマモノとデジタルに共通点ってあるの!?」
「筆者の思いを答えよ、に則るならあるそうだよ」
どうして国語のテスト風に言ったんだ。
投げかけられた設問に腕を組む。人とデータの違い? 違うとこだらけで、寧ろ比較対象にならないような……?
「ぼくの目線では、この人は愉快犯で、今回のユウの出来事とは関係ないんじゃないかな? って思ってる」
「そうたくんが言うなら、間違いないと思う」
「……あんまり当てにしないでね? この人、本当に現地でメモしてたかも知れないし」
困ったように眉尻を下げたそうたくんが、やんわりと微笑む。
けれども、俺としてもゲームに原因があったと考えさせられるより、「その他のふわっとしたよくわからないもの」に分類してもらった方が、心に優しい。
いきなりゲームと関連付けられても、俺自身納得も理解も出来ないし。
それなら和泉が言っていたKAMIKAKUSHIの方が、周りにも説明しやすい。
楽観的かも知れないけれど、現状そうたくんもいるし、担任とも連絡がついた。
帰り道が確保されているというだけで、当初の不安感はかなり軽減されている。
気掛かりな点を挙げるとするなら、そうたくんの帰宅時刻が遅くなってしまったことと、こちらの先生方にご迷惑をおかけしたこと。
そして迎えに来てくれるセッキーへの申し訳なさだろうか。
時計を見上げる。普段ならログインしている時刻に、慌ててそうたくんへ向き直った。
「ごめんね、そうたくん。こんな時間まで付き合わせて……」
「気にしなくていいよ。ユウのこと放っておけなかったし」
「でも、もう遅いよ? お家の人心配してるだろうし、天使が誘拐されちゃう……」
「ユウって、そういうところあるよね。大丈夫だよ、ありがとう」
苦笑いを浮かべたそうたくんが、慣れた仕草で端末をブレザーのポケットに入れる。
「それに、」小さく続けられた呟きに瞬いた。
「お家の人、そういうの気にしないタイプだから」
浮かべられた淡い微笑みは諦観していて、温度がなかった。
ぎゅっと締まった胸の内に、勝手な憶測が顔を出す。
……もしかしてそうたくんのお家は、放任主義ではないだろうか? 抱いた感想に首を振った。
改めて見詰めたそうたくんは、何処となく眠たげな先ほどまでの表情に戻っていた。
やんわりと微笑んだ彼が、薄く口を開く。
「だから平気。気にしないで」
「じゃあ、何かお礼させて!」
「お礼?」
不思議そうに首を傾げる様子に、何度も頷く。
そうたくんがいなければ、俺はこんなに落ち着いていないし、もっと悲惨な目に遭っていた。
そうたくんがいてくれたから、今こうして談笑していられる。
伝えたそれらに、美少年が面映そうに表情を緩めた。はにかんだ彼が、ふいと視線を逸らせる。
「……助けになってよかったよ。気持ちだけ受け取るね」
「物理的に返させて! クッキー送りつけるよ!」
「クッキーよりも……、」
はたと口を噤んだそうたくんの言葉に、ノックの音が重なる。
慌てて立ち上がると、開かれた扉の向こうに、知らない先生と見慣れた担任の姿が見えた。
一気に増した現実感に、遠い日に体験した迷子の心地を思い出す。
三十代ほどの背の高い男性が、俺の姿を確認した瞬間、肩の力を抜く。
彼が手にしているのは、俺の制鞄だった。
「セッキー……っ」
「本当にいたとはなあ……。あーこら、秋月、泣くな」
ぐすぐす嗚咽を滲ませ出した俺に、ため息混じりに担任が俺の頭を乱雑に撫でる。
しゃくり上げる喉は「ごめんなさい」を繰り返していて、益々担任が困ったような顔をした。
「怪我は? 具合とかは平気か?」
「ない……っ、大丈夫……ッ」
「なら、不可思議体験だけか。こう言っちゃ何だが、無事で何よりだ」
深々と息をついたセッキーが、そうたくんにお礼を告げる。
慌てて彼へ頭を下げると、やんわりとした微笑を返された。「よかったね」案じる言葉に、何度もありがとうと重ねる。
ぴーぴー泣きじゃくる姿は、思い返すと大分恥ずかしい。
心の中の迷子が生還した瞬間だったけれど、もう少し落ち着いてお礼をしたかった。
残っていた先生方へ何度も頭を下げ、引っ張られるままセッキーの車に乗せてもらう。
後部座席には担任の鞄が無造作に置かれ、ティッシュを数枚引っ張り出した彼が、それを俺の顔に押し付けた。
「電車で来れる距離だ。安心しろ」
「うん……っ」
「聞きたいことは色々あるが、今日はゆっくり休め」
「……ッ」
助手席に座る俺の頭をもう一度わしゃわしゃと撫で、担任がキーを回す。
慣れた仕草でレバーを動かした彼が、滑るように車を動かした。
暗闇の中、ぼんやり浮かび上がる建物は当然見覚えもなく、改めて『知らない場所』に来たのだと実感した。
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