19 / 33
エクレールさんとシュークリーム
しおりを挟む
あさひなの対面に座る女性に、彼が苦渋の表情を浮かべる。
マスター以外のギルドメンバーがこの場にいないことが、彼にとっての幸いだった。
目の前の彼女が、テーブルの上に箱を乗せる。
眉の辺りで切り揃えられた前髪は黒く艶やかで、腰まで届く髪の毛先も同様に切り揃えられていた。
にこにこと柔らかな笑みを浮かべる表情は穏やかで、蜂蜜色の瞳にも敵意はない。
小さくふっくらとした唇を動かし、彼女が音を紡いだ。
「あさひなくん、エクレアとシュークリーム、どちらがすき?」
「エクレール、手土産は結構です」
「あら、どちらも20個ずつ買ってしまったの」
「多過ぎます……」
エクレール、と呼ばれた女性が、あらあらと華奢な指先を頬に当てる。
げんなりとため息をついたあさひなの後ろから、ソファの背凭れで頬杖をついた幼女の姿のマスターが、バリトンボイスを響かせた。
「それで、姉ちゃんは何のご用で?」
「先日、うちの子がお世話になったでしょう? お詫びに来たの」
「必要ありません。そういうの」
「ごめんね、あさひなくん」
重たくため息をつくあさひなに、エクレールが眉尻を下げる。
上品な仕草で、彼女が膝の上で手を組んだ。
「あのね、あさひなくん。わたし、ずっとあなたに謝りたかったの。あなたをひとりぼっちにして、ごめんなさい」
「……あなたのせいではありません」
「それでも、ね。あのときのわたしに、もっと力があったならと、そう思ってしまうのよ」
独白のように流れるエクレールの言葉に、あさひなが難しい顔で沈黙する。
マスターが手土産の箱を開けた。
失礼するぜ~。空気を読まないそれが、シュークリームを手に取る。
「ええ、召し上がって」
「マスター……」
「いいじゃねぇか。お前等の話が片付いたら、ユウとシエルド呼ぶぞ。今夜はパーティーだ!」
「素敵ね、楽しそうだわ!」
別種類のため息をつくあさひなを脇目に、エクレールが嬉しそうに両の指先を合わせる。
親指を立てた幼女は自信に満ち溢れていた。
何度目かのため息をつき、あさひなが額を押さえる。
「それで、何のご用でしょうか?」
「世間話、かしら」
軽やかに微笑んだエクレールが、可憐な乙女のように小首を傾げる。
諦めた様子のあさひなが、正していた姿勢を背凭れに預けた。彼女が言葉を続ける。
「そうね~、何から話そうかしら」
「手短にお願いします」
「あら、素っ気ない。うふふ、あのね、あさひなくん。わたしもあの人のアクセサリーになったの」
瞬間、あさひなの表情が凍り付く。愕然とした彼を前にしても、エクレールの笑顔は変わらなかった。
「正気、ですか……?」
「あの後色々と体制が変わったの。あの人、あなたを失ったことが相当嫌だったみたい。だから、気をつけてね」
「……ご忠告、ありがとうございます」
「なあなあ。姉ちゃんはこいつを連れ戻そうとか、そーいうの思わねぇのか?」
顔色を悪くさせたあさひなの後ろで、シュークリームをぺろりと食べ終わった幼女が、エクレアへ手を伸ばす。
きょとりと瞬いた黒髪の佳人が、声を立てて笑った。
「まさか。そんな無粋なことしないわ」
「やめてください、マスター。彼女と戦闘なんて、ぞっとします」
「最強剣士サマでも、苦手なやつがいんのか?」
「彼女は、人形使いです」
ぽかん、エクレアをくわえた体勢のまま、幼女が静止する。
緑の目を瞬かせ、くぐもった声を発した。
「はー。噂に名高いバーサーカーさんか。こりゃ驚いたな」
「あら、そんなに凄いものではないわ。噂の一人歩きよ」
「……どうだか」
半眼であさひなが頭を振る。やさぐれた表情は、決して保護対象の彼等へ見せられるものではなく、普段の穏やかさも清涼感も仕舞われていた。
バーサーカーと称された彼女は変わることなく笑顔で、マスターの淹れた紅茶をゆるりと飲んでいる。
「わたしね、今は疲弊した子たちの調整役をやっているの」
「…………」
「あさひなくんにしてあげられなかったこと、今では何とか形に出来ているわ」
「……何故、そこまで尽くすのです?」
小さな問い掛けに、エクレールが花が綻ぶように微笑んだ。
淡く頬を染め、口許に合わせた手を乗せ、秘密を打ち明ける少女の顔をする。
「あの団体はね、大きな膿よ。今か今かと、弾けるときを待っているの」
「…………」
「あさひなくんは戦績に興味がないでしょうけれど、たまには見てあげて? もう何処にも、あの人個人の名前は載っていないわ」
楽しくて堪らないとばかりに、エクレールが笑みを深める。
夢見る乙女のように、彼女の唇は止まらない。
「崩壊が見たいの。すぐ、傍で。今わたしがいる席は、間近で見られる最高の特等席なの!」
「……エクレール、」
「大多数に攻め落とされる城が見たい。縋りつくあの人の無様な顔が見たい。絶望する姿をこの目で見たい。
そのためにわたし、大人しいワンちゃんのふりを続けているの」
「……姉ちゃんはそいつに、親でも殺されたのか?」
狂気に弾んだ告白に、エクレアを食べきった幼女が眉を顰める。
うふふっ! 微笑んだエクレールが席を立った。
「だからね、あさひなくん。決してあの人に捕まっては駄目よ。停滞しているあなたなんて、足枷でしかない。守れるものも守れないわ」
「……相変わらず、ぶっ飛んでますね」
「うふふ、お茶ご馳走さまでした。とてもおいしかったわ」
「そらどーも」
踵を返したエクレールに、通信が入る。
立ち上がった画面に、彼女がやれやれとため息をついた。
「どうしたの? ヴォルフくん」
『どうしたもこうしたもない。ログインしているのなら、あの方に顔を出せ』
「全く、今日はオフの日だと伝えたはずよ? 独占欲の強い男はもてないわ」
『エクレール』
「本当、待ての出来ない殿方ね。……ねえ、ヴォルフくん。あなたはシュークリームとエクレア、どちらがすき?」
『は? 俺は甘いものは……』
「監視ご苦労さま。あなたのだいすきなエクレアを、そのお口いーっぱいに詰め込んであげるわ」
『……ひとつで勘弁してくれ……』
「うふふっ、第3都市コランダムで待ち合わせね」
通信相手の返事を聞かずに切られた画面。
長い髪を払ったエクレールが、部屋の主へ振り返った。
「いることがバレてしまったわ。それでは御機嫌よう、あさひなくん、胸肉さん」
「お、おう?」
全く定着しない名前を変化球で呼ばれ、幼女が大きな目を更に丸くする。
微笑みを残したエクレールが蝶番の音を立て、退室した。
残された甘ったるいにおいをさせるふたつの白い箱を前に、深々とため息をついたあさひなが項垂れる。
「……すみません、マスター……」
「んー、まあいいんじゃねぇか? どえすでどまぞな姉ちゃんだけど、別段危害加えてくるわけでもねえし」
「……わたし、のんびりゲームがしたかっただけなんですけどね」
頭を抱えて落ち込む青年を一瞥し、幼女が画面を立ち上げる。
にんまり、チョコのついた口角を持ち上げたマスターが、からかうようにあさひなへ声をかけた。
「ほら、いつまでも管巻いてねぇで、しゃんとしろ。お前の栄養剤呼んでやるからよ」
「……はっ、ま、待ってください! こんな顔見せられないので! 待ってくださいってばマスター!!」
「おう、シエルド? そこにユウいるか? さっきエクレアとシュークリームを山ほどもらってな。これからパーティーしようや」
「マスター!! あなたに人の心はないのですか!? 人でなしですか!?!?」
『……あさひなが叫んでるって、レアな光景だね。ユウ、急ごう。取り乱したあさひなが見れるよ』
『シエルドくん、さては鬼だな?』
「おうおう、あさひなが台所で頭から水被ってら。勇ましいねー」
『マスター? さては鬼ですね?』
「このまま実況してやる」
「剣投げつけますよ!?」
その後、ずぶ濡れのあさひなを駆けつけたユウがタオルでぽんぽんし、感極まったあさひなの餌食になったユウを置いて、あさひなの髪を後ろからぽんぽんするシエルド、という謎な光景が生まれた。
マスター以外のギルドメンバーがこの場にいないことが、彼にとっての幸いだった。
目の前の彼女が、テーブルの上に箱を乗せる。
眉の辺りで切り揃えられた前髪は黒く艶やかで、腰まで届く髪の毛先も同様に切り揃えられていた。
にこにこと柔らかな笑みを浮かべる表情は穏やかで、蜂蜜色の瞳にも敵意はない。
小さくふっくらとした唇を動かし、彼女が音を紡いだ。
「あさひなくん、エクレアとシュークリーム、どちらがすき?」
「エクレール、手土産は結構です」
「あら、どちらも20個ずつ買ってしまったの」
「多過ぎます……」
エクレール、と呼ばれた女性が、あらあらと華奢な指先を頬に当てる。
げんなりとため息をついたあさひなの後ろから、ソファの背凭れで頬杖をついた幼女の姿のマスターが、バリトンボイスを響かせた。
「それで、姉ちゃんは何のご用で?」
「先日、うちの子がお世話になったでしょう? お詫びに来たの」
「必要ありません。そういうの」
「ごめんね、あさひなくん」
重たくため息をつくあさひなに、エクレールが眉尻を下げる。
上品な仕草で、彼女が膝の上で手を組んだ。
「あのね、あさひなくん。わたし、ずっとあなたに謝りたかったの。あなたをひとりぼっちにして、ごめんなさい」
「……あなたのせいではありません」
「それでも、ね。あのときのわたしに、もっと力があったならと、そう思ってしまうのよ」
独白のように流れるエクレールの言葉に、あさひなが難しい顔で沈黙する。
マスターが手土産の箱を開けた。
失礼するぜ~。空気を読まないそれが、シュークリームを手に取る。
「ええ、召し上がって」
「マスター……」
「いいじゃねぇか。お前等の話が片付いたら、ユウとシエルド呼ぶぞ。今夜はパーティーだ!」
「素敵ね、楽しそうだわ!」
別種類のため息をつくあさひなを脇目に、エクレールが嬉しそうに両の指先を合わせる。
親指を立てた幼女は自信に満ち溢れていた。
何度目かのため息をつき、あさひなが額を押さえる。
「それで、何のご用でしょうか?」
「世間話、かしら」
軽やかに微笑んだエクレールが、可憐な乙女のように小首を傾げる。
諦めた様子のあさひなが、正していた姿勢を背凭れに預けた。彼女が言葉を続ける。
「そうね~、何から話そうかしら」
「手短にお願いします」
「あら、素っ気ない。うふふ、あのね、あさひなくん。わたしもあの人のアクセサリーになったの」
瞬間、あさひなの表情が凍り付く。愕然とした彼を前にしても、エクレールの笑顔は変わらなかった。
「正気、ですか……?」
「あの後色々と体制が変わったの。あの人、あなたを失ったことが相当嫌だったみたい。だから、気をつけてね」
「……ご忠告、ありがとうございます」
「なあなあ。姉ちゃんはこいつを連れ戻そうとか、そーいうの思わねぇのか?」
顔色を悪くさせたあさひなの後ろで、シュークリームをぺろりと食べ終わった幼女が、エクレアへ手を伸ばす。
きょとりと瞬いた黒髪の佳人が、声を立てて笑った。
「まさか。そんな無粋なことしないわ」
「やめてください、マスター。彼女と戦闘なんて、ぞっとします」
「最強剣士サマでも、苦手なやつがいんのか?」
「彼女は、人形使いです」
ぽかん、エクレアをくわえた体勢のまま、幼女が静止する。
緑の目を瞬かせ、くぐもった声を発した。
「はー。噂に名高いバーサーカーさんか。こりゃ驚いたな」
「あら、そんなに凄いものではないわ。噂の一人歩きよ」
「……どうだか」
半眼であさひなが頭を振る。やさぐれた表情は、決して保護対象の彼等へ見せられるものではなく、普段の穏やかさも清涼感も仕舞われていた。
バーサーカーと称された彼女は変わることなく笑顔で、マスターの淹れた紅茶をゆるりと飲んでいる。
「わたしね、今は疲弊した子たちの調整役をやっているの」
「…………」
「あさひなくんにしてあげられなかったこと、今では何とか形に出来ているわ」
「……何故、そこまで尽くすのです?」
小さな問い掛けに、エクレールが花が綻ぶように微笑んだ。
淡く頬を染め、口許に合わせた手を乗せ、秘密を打ち明ける少女の顔をする。
「あの団体はね、大きな膿よ。今か今かと、弾けるときを待っているの」
「…………」
「あさひなくんは戦績に興味がないでしょうけれど、たまには見てあげて? もう何処にも、あの人個人の名前は載っていないわ」
楽しくて堪らないとばかりに、エクレールが笑みを深める。
夢見る乙女のように、彼女の唇は止まらない。
「崩壊が見たいの。すぐ、傍で。今わたしがいる席は、間近で見られる最高の特等席なの!」
「……エクレール、」
「大多数に攻め落とされる城が見たい。縋りつくあの人の無様な顔が見たい。絶望する姿をこの目で見たい。
そのためにわたし、大人しいワンちゃんのふりを続けているの」
「……姉ちゃんはそいつに、親でも殺されたのか?」
狂気に弾んだ告白に、エクレアを食べきった幼女が眉を顰める。
うふふっ! 微笑んだエクレールが席を立った。
「だからね、あさひなくん。決してあの人に捕まっては駄目よ。停滞しているあなたなんて、足枷でしかない。守れるものも守れないわ」
「……相変わらず、ぶっ飛んでますね」
「うふふ、お茶ご馳走さまでした。とてもおいしかったわ」
「そらどーも」
踵を返したエクレールに、通信が入る。
立ち上がった画面に、彼女がやれやれとため息をついた。
「どうしたの? ヴォルフくん」
『どうしたもこうしたもない。ログインしているのなら、あの方に顔を出せ』
「全く、今日はオフの日だと伝えたはずよ? 独占欲の強い男はもてないわ」
『エクレール』
「本当、待ての出来ない殿方ね。……ねえ、ヴォルフくん。あなたはシュークリームとエクレア、どちらがすき?」
『は? 俺は甘いものは……』
「監視ご苦労さま。あなたのだいすきなエクレアを、そのお口いーっぱいに詰め込んであげるわ」
『……ひとつで勘弁してくれ……』
「うふふっ、第3都市コランダムで待ち合わせね」
通信相手の返事を聞かずに切られた画面。
長い髪を払ったエクレールが、部屋の主へ振り返った。
「いることがバレてしまったわ。それでは御機嫌よう、あさひなくん、胸肉さん」
「お、おう?」
全く定着しない名前を変化球で呼ばれ、幼女が大きな目を更に丸くする。
微笑みを残したエクレールが蝶番の音を立て、退室した。
残された甘ったるいにおいをさせるふたつの白い箱を前に、深々とため息をついたあさひなが項垂れる。
「……すみません、マスター……」
「んー、まあいいんじゃねぇか? どえすでどまぞな姉ちゃんだけど、別段危害加えてくるわけでもねえし」
「……わたし、のんびりゲームがしたかっただけなんですけどね」
頭を抱えて落ち込む青年を一瞥し、幼女が画面を立ち上げる。
にんまり、チョコのついた口角を持ち上げたマスターが、からかうようにあさひなへ声をかけた。
「ほら、いつまでも管巻いてねぇで、しゃんとしろ。お前の栄養剤呼んでやるからよ」
「……はっ、ま、待ってください! こんな顔見せられないので! 待ってくださいってばマスター!!」
「おう、シエルド? そこにユウいるか? さっきエクレアとシュークリームを山ほどもらってな。これからパーティーしようや」
「マスター!! あなたに人の心はないのですか!? 人でなしですか!?!?」
『……あさひなが叫んでるって、レアな光景だね。ユウ、急ごう。取り乱したあさひなが見れるよ』
『シエルドくん、さては鬼だな?』
「おうおう、あさひなが台所で頭から水被ってら。勇ましいねー」
『マスター? さては鬼ですね?』
「このまま実況してやる」
「剣投げつけますよ!?」
その後、ずぶ濡れのあさひなを駆けつけたユウがタオルでぽんぽんし、感極まったあさひなの餌食になったユウを置いて、あさひなの髪を後ろからぽんぽんするシエルド、という謎な光景が生まれた。
0
お気に入りに追加
12
あなたにおすすめの小説
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2月26日から29日現在まで4日間、アルファポリスのファンタジー部門1位達成!感謝です!
小説家になろうでも10位獲得しました!
そして、カクヨムでもランクイン中です!
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
スキルを強奪する為に異世界召喚を実行した欲望まみれの権力者から逃げるおっさん。
いつものように電車通勤をしていたわけだが、気が付けばまさかの異世界召喚に巻き込まれる。
欲望者から逃げ切って反撃をするか、隠れて地味に暮らすか・・・・
●●●●●●●●●●●●●●●
小説家になろうで執筆中の作品です。
アルファポリス、、カクヨムでも公開中です。
現在見直し作業中です。
変換ミス、打ちミス等が多い作品です。申し訳ありません。
VRゲームでも身体は動かしたくない。
姫野 佑
SF
多種多様な武器やスキル、様々な【称号】が存在するが職業という概念が存在しない<Imperial Of Egg>。
古き良きPCゲームとして稼働していた<Imperial Of Egg>もいよいよ完全没入型VRMMO化されることになった。
身体をなるべく動かしたくないと考えている岡田智恵理は<Imperial Of Egg>がVRゲームになるという発表を聞いて気落ちしていた。
しかしゲーム内の親友との会話で落ち着きを取り戻し、<Imperial Of Egg>にログインする。
当作品は小説家になろう様で連載しております。
章が完結次第、一日一話投稿致します。
❤️レムールアーナ人の遺産❤️
apusuking
SF
アランは、神代記の伝説〈宇宙が誕生してから40億年後に始めての知性体が誕生し、更に20億年の時を経てから知性体は宇宙に進出を始める。
神々の申し子で有るレムルアーナ人は、数億年を掛けて宇宙の至る所にレムルアーナ人の文明を築き上げて宇宙は人々で溢れ平和で共存共栄で発展を続ける。
時を経てレムルアーナ文明は予知せぬ謎の種族の襲来を受け、宇宙を二分する戦いとなる。戦争終焉頃にはレムルアーナ人は誕生星系を除いて衰退し滅亡するが、レムルアーナ人は後世の為に科学的資産と数々の奇跡的な遺産を残した。
レムールアーナ人に代わり3大種族が台頭して、やがてレムルアーナ人は伝説となり宇宙に蔓延する。
宇宙の彼方の隠蔽された星系に、レムルアーナ文明の輝かしい遺産が眠る。其の遺産を手にした者は宇宙を征するで有ろ。但し、辿り付くには3つの鍵と7つの試練を乗り越えねばならない。
3つの鍵は心の中に眠り、開けるには心の目を開いて真実を見よ。心の鍵は3つ有り、3つの鍵を開けて真実の鍵が開く〉を知り、其の神代記時代のレムールアーナ人が残した遺産を残した場所が暗示されていると悟るが、闇の勢力の陰謀に巻き込まれゴーストリアンが破壊さ
最前線攻略に疲れた俺は、新作VRMMOを最弱職業で楽しむことにした
水の入ったペットボトル
SF
これまであらゆるMMOを最前線攻略してきたが、もう俺(大川優磨)はこの遊び方に満足してしまった。いや、もう楽しいとすら思えない。
ゲームは楽しむためにするものだと思い出した俺は、新作VRMMOを最弱職業『テイマー』で始めることに。
βテストでは最弱職業だと言われていたテイマーだが、主人公の活躍によって評価が上がっていく?
そんな周りの評価など関係なしに、今日も主人公は楽しむことに全力を出す。
この作品は「カクヨム」様、「小説家になろう」様にも掲載しています。
異世界転生? いいえ、チートスキルだけ貰ってVRMMOをやります!
リュース
ファンタジー
主人公の青年、藤堂飛鳥(とうどう・あすか)。
彼は、新発売のVRMMOを購入して帰る途中、事故に合ってしまう。
だがそれは神様のミスで、本来アスカは事故に遭うはずでは無かった。
神様は謝罪に、チートスキルを持っての異世界転生を進めて来たのだが・・・。
アスカはそんなことお構いなしに、VRMMO!
これは、神様に貰ったチートスキルを活用して、VRMMO世界を楽しむ物語。
異世界云々が出てくるのは、殆ど最初だけです。
そちらがお望みの方には、満足していただけないかもしれません。
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
関西訛りな人工生命体の少女がお母さんを探して旅するお話。
虎柄トラ
SF
あるところに誰もがうらやむ才能を持った科学者がいた。
科学者は天賦の才を得た代償なのか、天涯孤独の身で愛する家族も頼れる友人もいなかった。
愛情に飢えた科学者は存在しないのであれば、創造すればいいじゃないかという発想に至る。
そして試行錯誤の末、科学者はありとあらゆる癖を詰め込んだ最高傑作を完成させた。
科学者は人工生命体にリアムと名付け、それはもうドン引きするぐらい溺愛した。
そして月日は経ち、可憐な少女に成長したリアムは二度目の誕生日を迎えようとしていた。
誕生日プレゼントを手に入れるため科学者は、リアムに留守番をお願いすると家を出て行った。
それからいくつも季節が通り過ぎたが、科学者が家に帰ってくることはなかった。
科学者が帰宅しないのは迷子になっているからだと、推察をしたリアムはある行動を起こした。
「お母さん待っててな、リアムがいま迎えに行くから!」
一度も外に出たことがない関西訛りな箱入り娘による壮大な母親探しの旅がいまはじまる。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる