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ラブホテル in エライマン
ダブル王座の間
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「ランドソープ国王、来るってよ」
ここはラブホテルのあるダンジョンの最上階層マスタールーム。
ダンジョンマスターのアイトがぼそりと口にしたその言葉は。
言ってみただけであった。
しかしこの日の午後にエライマン領の領主であるフォルカー・エライマン伯爵が直接足を運び。
「国王陛下が近々エライマンに視察に来るそうだ。ただエライマンに用がある訳ではなく目的は」
「うちの視察かな?」
「その通りだ」
会議室に通されて向向かいあったアイトの言葉に同意して頷くフォルカー。
アイトは普段とは違って真面目な表情をして、物々しい雰囲気がある。
「なるほどな」
アイトはそう言って目を瞑る。
空気がピリッとして重苦しい雰囲気が部屋を包み。
目を開いたアイトは机に肘を付いて前のめりになり。
「ひょっとこと天狗だったらどっちがツボに入ると思う?」
シリアスは一瞬にして崩壊した。
アイトは後に撮影されたモーレツ大陸ダンジョンマスター宿ノ愛人の中でこの時の心境をこう語る。
「笑いのツボがわからない相手と対峙する時には近しい人間に聞いた方が良いって友人のニーチェが言ってた」
前世のお前何歳だ。
と言うかそのニーチェ絶対あの有名なニーチェじゃないだろ。
アイトには割と虚言癖があるので、その発言には注意が必要である。
特に注目が集まれば集まる程に虚言を吐くので。
「織田信長と清少納言は実は不倫関係だったんだぜ」
時代錯誤も甚だしいわ。
一体どっちがタイムリープしたんだ。
と話が鋭角に逸れたので軌道修正。
アイトの発言を聞いたフォルカーは内心でホッとしていた。
これなら大丈夫だろう、と。
フォルカーが親友でもあるランドソープ王国の国王イレタッテ・ランドソープとアイトから受ける印象は“似た者同士”である。
初めて会う者や目立つ場面では必ずサプライズを仕掛けようとする所などはそっくりだ。
サプライズと言えば聞こえは良いが、どうやってボケてやろうかと考えているだけなのだが。
問題として似た者同士が反発し合う可能性も考慮しなければならないだろうが、その辺は宰相のレスリーに手綱をしっかり握らせておけば良いだろう。
フォルカー、丸投げである。
「フォルカー君はこのあと時間あるの?ちょっと酒でも飲みながら会談場所作るの見て行かない?」
興味深い。
非常に興味深いのだが、執務室には山の様な書類が積まれている。
フォルカーは一瞬で執務を諦めてアイトの作業を見学する事にした。
アイトの部屋作りは驚愕に値するものだった。
「本当は見なくても出来るんだけどね」
そう語って転移したのは向こう側が目視出来ない程に続く土を固めて作られた様な部屋。
いや、部屋と言って良いものなのか。
背後と左側には壁があるし10m近くは高さがあるかもしれない天井もある。
しかし正面側と右側は奥まで見えないので何があるのかわからない。
「普通ダンジョンマスターがダンジョンを作る所って見れないの?これが成長したダンジョンで新しい階層を作る時の初期状態ね」
サラッととんでもない事を言ってくれた。
今まで何となく気付いてはいてもアイトがダンジョンマスターだという事は敢えて聞かずにいたのだ。
ダンジョン農園産の作物を取引している商人のタスケや用心棒の蒼剣の誓いなど一部の者には伝えているものの、完全に外部の人間ではフォルカーが初めて事実として伝えられたことになる。
フォルカーはその事実に“教えてやったんだからこちらにも配慮しろよ”と意図を感じて畏れを抱きつつも一定の信頼関係を築けている事に安堵もしたが。
アイトは単純に口を滑らせただけであった。
アイトにだけ目の前に何かが見えているのか、指でその何かを操作すると。
「おお!」
フォルカーは驚きのあまり声を上げた。
一瞬にして床も壁も天井も真っ白になった。
先程までは向こう側の見えなかった正面側と右側にも随分と広いが壁が出来る。
「国王との会談だからな。ダブル王座の間とかどう?」
「素晴らしいアイデアかと思います」
アイトがヒショに相談して。
ヒショはどうせアイトの意見を全肯定するので相談と言えるのかは微妙だが相談して。
部屋の中央の手前側と奥側に段差が出来、その上に豪奢な王座が載る。
王座は一方が龍を意識したデザインで、もう一方が虎を意識したデザインだ。
二つの王座を繋ぐ様に赤いカーペットが敷かれ。
更にクロスさせる形で壁から向こうの壁まで赤いカーペットが敷かれる。
床は白系の大理石になった。
既にランドソープ城の王座の間よりも豪奢にすら思えるが。
数秒ごとに様変わりする部屋にフォルカーは只々驚くばかりだ。
これを見せたらイレタッテは羨ましがってどうにかして自分もダンジョンマスターになれないかと方法を探すのだろうなと。
フォルカーはしみじみ思ったのであった。
「扉1。シャンデリア多め。ガラス張りにしたいけど厳かな雰囲気がなぁ。赤いビロードのカーテンめっちゃ付けるか」
素材は木だが重厚な印象の扉。
ブリリアントカットされたダイヤモンドの様に輝く大粒の石が沢山付けられたシャンデリア。
白い壁に映える赤いカーテンは左右に開かれている。
「天井は半分ぐらいにして模様は歴代国王の肖像画にでもするか?」
「マスターの肖像画がよろしいかと」
「俺かぁ。だったら全部同じだと面白味が無いからイケオジ俺とハゲデブ俺と」
ヒショの提案で天井にアイトの肖像画が描かれていく。
これはアイトのイメージをそのまま転写しただけなので作業としては非常に楽だ。
髭を生やしていたり皺があったり体型がふっくらしていたり。
若かったり年老いていたりするのだが、その全てが結構アイトである。
いや、大分アイトだ。
結構どころか大分アイトだ。
おまけで隠れアイト君としてヒショとのツーショットを入れてみるとヒショはそれを見てニヨニヨしていた。
「凄まじいな」
目の前で繰り広げられる光景に、思わずそう呟いたフォルカー。
それはそうだろう。
さっきまでは殺風景でだだっ広い空間だったのが、ものの数分で立派な王座の間へと変わったのだ。
王座が二つあるのでダブル王座の間になってしまってはいるが。
しかも大枠が出来上がると全身鎧などのインテリアも次々に作り出している。
もしもこのペースで部屋ではなくモンスターを生み出せたとしたら。
そんな疑問が頭を掠めたが、すぐさま山の向こうの隣領まで投げ飛ばした。
ヒショやワンポだけでも一国がどうにか出来る戦力を大幅に超えている。
付き合いは決して長くはないが、アイトは面白い事が好きだが争い事を好むタイプではない。
もしも敵対したならばどうなるかはわからないが、少なくとも簡単に強大過ぎる力を振おうとはしないだろう。
だったらこのダンジョンを驚異とするよりも友好的な関係を続けて。
自分達も、息子の世代も。
孫の世代もその先も。
お互いに良い関係で居続けられる方が良いに決まっている。
フォルカーは近い内にラブホテルを訪れるイレタッテにアイト達との亀裂を生む行動を取らせない様にと固く心に誓って。
そうは言っても大体宰相のレスリーに丸投げする事にはなるのだが固く心に誓って。
ダブル王座の間の完成を見届けてからそのまま酒盛りに参加をして。
夜に帰って屋敷で側近と妻達から滅茶苦茶怒られたのであった。
「ん?何やら面白の波動を感じる」
面白好きのイレタッテ・ランドソープがラブホテルを訪れる日は近い。
ここはラブホテルのあるダンジョンの最上階層マスタールーム。
ダンジョンマスターのアイトがぼそりと口にしたその言葉は。
言ってみただけであった。
しかしこの日の午後にエライマン領の領主であるフォルカー・エライマン伯爵が直接足を運び。
「国王陛下が近々エライマンに視察に来るそうだ。ただエライマンに用がある訳ではなく目的は」
「うちの視察かな?」
「その通りだ」
会議室に通されて向向かいあったアイトの言葉に同意して頷くフォルカー。
アイトは普段とは違って真面目な表情をして、物々しい雰囲気がある。
「なるほどな」
アイトはそう言って目を瞑る。
空気がピリッとして重苦しい雰囲気が部屋を包み。
目を開いたアイトは机に肘を付いて前のめりになり。
「ひょっとこと天狗だったらどっちがツボに入ると思う?」
シリアスは一瞬にして崩壊した。
アイトは後に撮影されたモーレツ大陸ダンジョンマスター宿ノ愛人の中でこの時の心境をこう語る。
「笑いのツボがわからない相手と対峙する時には近しい人間に聞いた方が良いって友人のニーチェが言ってた」
前世のお前何歳だ。
と言うかそのニーチェ絶対あの有名なニーチェじゃないだろ。
アイトには割と虚言癖があるので、その発言には注意が必要である。
特に注目が集まれば集まる程に虚言を吐くので。
「織田信長と清少納言は実は不倫関係だったんだぜ」
時代錯誤も甚だしいわ。
一体どっちがタイムリープしたんだ。
と話が鋭角に逸れたので軌道修正。
アイトの発言を聞いたフォルカーは内心でホッとしていた。
これなら大丈夫だろう、と。
フォルカーが親友でもあるランドソープ王国の国王イレタッテ・ランドソープとアイトから受ける印象は“似た者同士”である。
初めて会う者や目立つ場面では必ずサプライズを仕掛けようとする所などはそっくりだ。
サプライズと言えば聞こえは良いが、どうやってボケてやろうかと考えているだけなのだが。
問題として似た者同士が反発し合う可能性も考慮しなければならないだろうが、その辺は宰相のレスリーに手綱をしっかり握らせておけば良いだろう。
フォルカー、丸投げである。
「フォルカー君はこのあと時間あるの?ちょっと酒でも飲みながら会談場所作るの見て行かない?」
興味深い。
非常に興味深いのだが、執務室には山の様な書類が積まれている。
フォルカーは一瞬で執務を諦めてアイトの作業を見学する事にした。
アイトの部屋作りは驚愕に値するものだった。
「本当は見なくても出来るんだけどね」
そう語って転移したのは向こう側が目視出来ない程に続く土を固めて作られた様な部屋。
いや、部屋と言って良いものなのか。
背後と左側には壁があるし10m近くは高さがあるかもしれない天井もある。
しかし正面側と右側は奥まで見えないので何があるのかわからない。
「普通ダンジョンマスターがダンジョンを作る所って見れないの?これが成長したダンジョンで新しい階層を作る時の初期状態ね」
サラッととんでもない事を言ってくれた。
今まで何となく気付いてはいてもアイトがダンジョンマスターだという事は敢えて聞かずにいたのだ。
ダンジョン農園産の作物を取引している商人のタスケや用心棒の蒼剣の誓いなど一部の者には伝えているものの、完全に外部の人間ではフォルカーが初めて事実として伝えられたことになる。
フォルカーはその事実に“教えてやったんだからこちらにも配慮しろよ”と意図を感じて畏れを抱きつつも一定の信頼関係を築けている事に安堵もしたが。
アイトは単純に口を滑らせただけであった。
アイトにだけ目の前に何かが見えているのか、指でその何かを操作すると。
「おお!」
フォルカーは驚きのあまり声を上げた。
一瞬にして床も壁も天井も真っ白になった。
先程までは向こう側の見えなかった正面側と右側にも随分と広いが壁が出来る。
「国王との会談だからな。ダブル王座の間とかどう?」
「素晴らしいアイデアかと思います」
アイトがヒショに相談して。
ヒショはどうせアイトの意見を全肯定するので相談と言えるのかは微妙だが相談して。
部屋の中央の手前側と奥側に段差が出来、その上に豪奢な王座が載る。
王座は一方が龍を意識したデザインで、もう一方が虎を意識したデザインだ。
二つの王座を繋ぐ様に赤いカーペットが敷かれ。
更にクロスさせる形で壁から向こうの壁まで赤いカーペットが敷かれる。
床は白系の大理石になった。
既にランドソープ城の王座の間よりも豪奢にすら思えるが。
数秒ごとに様変わりする部屋にフォルカーは只々驚くばかりだ。
これを見せたらイレタッテは羨ましがってどうにかして自分もダンジョンマスターになれないかと方法を探すのだろうなと。
フォルカーはしみじみ思ったのであった。
「扉1。シャンデリア多め。ガラス張りにしたいけど厳かな雰囲気がなぁ。赤いビロードのカーテンめっちゃ付けるか」
素材は木だが重厚な印象の扉。
ブリリアントカットされたダイヤモンドの様に輝く大粒の石が沢山付けられたシャンデリア。
白い壁に映える赤いカーテンは左右に開かれている。
「天井は半分ぐらいにして模様は歴代国王の肖像画にでもするか?」
「マスターの肖像画がよろしいかと」
「俺かぁ。だったら全部同じだと面白味が無いからイケオジ俺とハゲデブ俺と」
ヒショの提案で天井にアイトの肖像画が描かれていく。
これはアイトのイメージをそのまま転写しただけなので作業としては非常に楽だ。
髭を生やしていたり皺があったり体型がふっくらしていたり。
若かったり年老いていたりするのだが、その全てが結構アイトである。
いや、大分アイトだ。
結構どころか大分アイトだ。
おまけで隠れアイト君としてヒショとのツーショットを入れてみるとヒショはそれを見てニヨニヨしていた。
「凄まじいな」
目の前で繰り広げられる光景に、思わずそう呟いたフォルカー。
それはそうだろう。
さっきまでは殺風景でだだっ広い空間だったのが、ものの数分で立派な王座の間へと変わったのだ。
王座が二つあるのでダブル王座の間になってしまってはいるが。
しかも大枠が出来上がると全身鎧などのインテリアも次々に作り出している。
もしもこのペースで部屋ではなくモンスターを生み出せたとしたら。
そんな疑問が頭を掠めたが、すぐさま山の向こうの隣領まで投げ飛ばした。
ヒショやワンポだけでも一国がどうにか出来る戦力を大幅に超えている。
付き合いは決して長くはないが、アイトは面白い事が好きだが争い事を好むタイプではない。
もしも敵対したならばどうなるかはわからないが、少なくとも簡単に強大過ぎる力を振おうとはしないだろう。
だったらこのダンジョンを驚異とするよりも友好的な関係を続けて。
自分達も、息子の世代も。
孫の世代もその先も。
お互いに良い関係で居続けられる方が良いに決まっている。
フォルカーは近い内にラブホテルを訪れるイレタッテにアイト達との亀裂を生む行動を取らせない様にと固く心に誓って。
そうは言っても大体宰相のレスリーに丸投げする事にはなるのだが固く心に誓って。
ダブル王座の間の完成を見届けてからそのまま酒盛りに参加をして。
夜に帰って屋敷で側近と妻達から滅茶苦茶怒られたのであった。
「ん?何やら面白の波動を感じる」
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