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ラブホテル in エライマン
これはどこにでもある平凡な恋の話②
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素敵な男性との運命を果たしたシャロンは。
腰を抱かれて密着している男に体を寄せた。
このまま何処にでも連れて行って滅茶苦茶にされたって良いと思った。
しかし男は何処か焦った様子で後ろに目を向けた。
それに気付いてシャロンもそちらに目を向けると。
男の背後には街中であるのにも関わらず小太りなレッドオーガが迫っていた。
「こっちよ!」
男に抱かれたまま一生密着していたかったシャロンだが。
男の腕を掴んで体の密着を解くと手を引いて市場を駆ける。
幸いにもシャロンは市場で無敵の存在である。
誰も関わりたくないからシャロンが通れば一瞬にして人垣が割れるのだ。
シャロンは市場から以前ウロウロしていた勝手知ったる路地に入ると、目くらましの為に何度も裏路地に入って小太りなレッドオーガを撒いてみせた。
男ははぁはぁと息を切らして汗を掻き、まるで父親の様な匂いがした。
しかしあんなにも不快な父親の匂いなのに不思議と嫌な気はしなかった。
「お嬢さんのお陰でどうにか逃げ切れたよ。ありがとう」
男は膝を押さえながらシャロンに礼を言う。
「いえ、こちらこそありがとうございます。私の不注意でぶつかったのに、その、腰を抱いてくれて嬉しかったです。私はシャロンって言います」
途中から腰をくねらせて少しばかり気色悪いシャロン。
「僕はスティーブと言う。鍋やフライパンを作っているしがない職人だよ」
男は一つ深く息を吐いて荒くなった呼吸を整えると。
シャロンを正面に見て名前を名乗り、ニコリと笑みを浮かべた。
シャロンはそんなスティーブの顔を見て格好良いと思った。
最近巷で流行している素敵なイケオジだなと思った。
この瞬間、シャロンはスティーブに淡い恋心を抱いた。
幼い頃のシャロンは武闘派だった。
恐らくは両親の影響だったのだろう。
1日に3試合は行われる夫婦喧嘩は拳や蹴りは当たり前。
鍋やフライパンだけでなく、時にはナイフも飛び交う様な何でもありの本気喧嘩。
まあ父親の方は守りに徹していたので、一方的に攻撃していたのは母親の方だったのだが。
そんな環境で育ったシャロンは傍若無人に同年代の男の子を殴った。
笑われれば殴り、揶揄われれば蹴り。
何となくむしゃくしゃしていれば殴った。
最悪だ。
最悪の暴君である。
今でこそ随分と大人しくはなったが、当時のシャロンはそれほどのじゃじゃ馬であった。
今の方が随分と異常性は高い気がするが。
男は殴って屈服させて奴隷の様に扱うもの。
シャロンにとってはそれが当たり前だったし、段々と殴られ慣れて気持ち良いと言い出す者もいた。
殴って欲しいと近付いて来る者にドン引きしてシャロンはその男の子を殴るのを止めたのだが。
シャロンは男にモテなかった。
殴るのを止めたとは言え、当時のシャロンを知る者は誰もシャロンに言い寄って来たりはしなかった。
近所の同年代がカップルとなって、成人して結婚して子供が生まれて。
この世界では当たり前の平凡な人生をシャロンは羨ましく思っていた。
自分は全然男にモテないのに狡い!
シャロンはそんな風に考えていたが、完全に自業自得である。
相変わらず痛めつけられるのが好きな男は何人か寄って来ていたが。
20歳を過ぎる頃には別の女王様を見付けてシャロンの前から去って行った。
あんな気持ち悪い奴らの何処が良いのだろう?
シャロンは疑問を抱きつつも年1ぐらい殴ってキープしておいても良かったと後悔した。
それからだ。
シャロンはでかい黒パンを齧りながら運命の相手と出会うのを待つようになったのは。
何故それをしようと考えたのかは、あまりにも疑問だが。
誰にも理解は出来ないであろうが。
だがシャロンはそれを続けたことで、こうして運命を感じられる相手と出会う事が出来たのだ。
この日のスティーブは急いでいる様子だったので、後日礼をさせて欲しいと言って次に会う約束だけして去って行った。
シャロンは返して貰った黒パンを齧りながらスティーブの背中が見えなくなるまで見送って。
気付かれない距離を保ちながらスティーブが何処に行くのかと尾行した。
完全なるストーキング行為である。
スティーブは街中にある鍛冶屋に入り3時間以上もそこから出て来なかったので、シャロンはそのまま自宅へと帰ったのであった。
「素敵な出会いがあったのよ!」
そう言っていつもよりも明らかに機嫌が良く空気を切り裂く拳を振るうシャロンに母親は。
遂に幻覚が見える様になってしまったかと大きな溜息を吐いて気の毒な娘を憐れんだのであった。
スティーブとの再会は3日後だった。
3日の間、シャロンはずっとスティーブの事ばかり考えていた。
寝ても覚めてもスティーブの事を考えてドキドキして。
何処とは言わないが凄く湿っていた。
もう洪水だった。
涎でビショビショになった貫頭衣の首元ぐらいビショビショだった。
市場の徘徊はしなかった。
だから市場では漸く邪魔者がいなくなったと喝采が起きた。
スティーブと会う為に家を出るシャロンはいつもよりも少しおめかしをして。
しっかりと乾かした貫頭衣を着て出掛けた。
「やあ。今日は先日のお礼に食事をご馳走したいんだが、如何かな?」
シャロンは了承して大通りにある食堂で食事をした。
スティーブは紳士的だった。
大人で優しくて。
どことなく色気もあって。
そんなスティーブにシャロンはもっと心が惹かれた。
素直に好きだと思った。
暴力で屈服させるんじゃなくって普通に好きになって貰いたいと思った。
けれど、こんな。
ほんのちょっぴりだけだけれど変わった女を彼は好きになってくれるだろうか。
シャロンは自分が変わっているのだと自覚していた。
但し周囲との認識の齟齬はどうやら大き目の川一本分ぐらいは剥離していそうだが。
「シャロンはユニークでとても魅力的な女性だね」
食事を終えて水で薄まったワインを飲みながら会話を楽しんでいる時に。
過去の武勇伝を話すシャロンに対して。
スティーブはそんな感想を漏らして笑顔を向けた。
ああ、なんて大人で懐の深い人なんだろう。
シャロンはそんな風に思って嬉しくなり。
周囲が引く程の武勇伝を語ってカパカパとワインを飲みまくった。
酒が進んで調子が出て来て、脚色まで加え始めた。
近所にいた少年が街に潜んでいたヴァンパイアだったので殴って追い払ったなんてフィクションまで語り。
どう考えたって真実とは思えないのにスティーブはうんうんと頷いてシャロンの話を聞いてくれた。
あまりにも大人な対応だった。
あまりにも大人で、シャロンにとっては初めて立派な大人に触れた気がした。
両親がアレ過ぎるのでまともな大人と関わった事が一度も無かったのだ。
シャロンは大人で優しくて、自分の事を全て包み込んでくれる様なスティーブに憧れて。
ふとした時に“ああ、この人の事が大好きだ”と気付いて顔を真っ赤にして黙り込んでしまった。
バクバクと心臓の音が鼓膜に響く。
こんなのシャロンにとっては生まれて初めての経験だった。
初めて本気で好きになった人が目の前で優しい笑顔を向けてくれている。
シャロンはその事実に嬉しくなって。
この人にだったら全てを捧げて良いと心の底から思った。
「そろそろ出ようか」
スティーブは席を立ち。
シャロンに手を差し出した。
シャロンは手を添えて立ち上がり。
二人はそのまま手を繋いで食堂を後にしたのであった。
スティーブはシャロンを家まで送ってくれて、別れ際。
「今度会う時は街の外へと行ってみないか?ラブホテルというピンクの塔が見えるだろう。僕は是非とも君とあそこに行ってみたいんだ」
頬を寄せ、優し気な言葉で囁くスティーブ。
スティーブの匂いを間近に感じて一気に顔が熱くなるシャロンは。
「うん。初めてだから優しくしてね」
少しばかり使うタイミングが早過ぎる言葉を使ってスティーブの誘いを了承したのであった。
腰を抱かれて密着している男に体を寄せた。
このまま何処にでも連れて行って滅茶苦茶にされたって良いと思った。
しかし男は何処か焦った様子で後ろに目を向けた。
それに気付いてシャロンもそちらに目を向けると。
男の背後には街中であるのにも関わらず小太りなレッドオーガが迫っていた。
「こっちよ!」
男に抱かれたまま一生密着していたかったシャロンだが。
男の腕を掴んで体の密着を解くと手を引いて市場を駆ける。
幸いにもシャロンは市場で無敵の存在である。
誰も関わりたくないからシャロンが通れば一瞬にして人垣が割れるのだ。
シャロンは市場から以前ウロウロしていた勝手知ったる路地に入ると、目くらましの為に何度も裏路地に入って小太りなレッドオーガを撒いてみせた。
男ははぁはぁと息を切らして汗を掻き、まるで父親の様な匂いがした。
しかしあんなにも不快な父親の匂いなのに不思議と嫌な気はしなかった。
「お嬢さんのお陰でどうにか逃げ切れたよ。ありがとう」
男は膝を押さえながらシャロンに礼を言う。
「いえ、こちらこそありがとうございます。私の不注意でぶつかったのに、その、腰を抱いてくれて嬉しかったです。私はシャロンって言います」
途中から腰をくねらせて少しばかり気色悪いシャロン。
「僕はスティーブと言う。鍋やフライパンを作っているしがない職人だよ」
男は一つ深く息を吐いて荒くなった呼吸を整えると。
シャロンを正面に見て名前を名乗り、ニコリと笑みを浮かべた。
シャロンはそんなスティーブの顔を見て格好良いと思った。
最近巷で流行している素敵なイケオジだなと思った。
この瞬間、シャロンはスティーブに淡い恋心を抱いた。
幼い頃のシャロンは武闘派だった。
恐らくは両親の影響だったのだろう。
1日に3試合は行われる夫婦喧嘩は拳や蹴りは当たり前。
鍋やフライパンだけでなく、時にはナイフも飛び交う様な何でもありの本気喧嘩。
まあ父親の方は守りに徹していたので、一方的に攻撃していたのは母親の方だったのだが。
そんな環境で育ったシャロンは傍若無人に同年代の男の子を殴った。
笑われれば殴り、揶揄われれば蹴り。
何となくむしゃくしゃしていれば殴った。
最悪だ。
最悪の暴君である。
今でこそ随分と大人しくはなったが、当時のシャロンはそれほどのじゃじゃ馬であった。
今の方が随分と異常性は高い気がするが。
男は殴って屈服させて奴隷の様に扱うもの。
シャロンにとってはそれが当たり前だったし、段々と殴られ慣れて気持ち良いと言い出す者もいた。
殴って欲しいと近付いて来る者にドン引きしてシャロンはその男の子を殴るのを止めたのだが。
シャロンは男にモテなかった。
殴るのを止めたとは言え、当時のシャロンを知る者は誰もシャロンに言い寄って来たりはしなかった。
近所の同年代がカップルとなって、成人して結婚して子供が生まれて。
この世界では当たり前の平凡な人生をシャロンは羨ましく思っていた。
自分は全然男にモテないのに狡い!
シャロンはそんな風に考えていたが、完全に自業自得である。
相変わらず痛めつけられるのが好きな男は何人か寄って来ていたが。
20歳を過ぎる頃には別の女王様を見付けてシャロンの前から去って行った。
あんな気持ち悪い奴らの何処が良いのだろう?
シャロンは疑問を抱きつつも年1ぐらい殴ってキープしておいても良かったと後悔した。
それからだ。
シャロンはでかい黒パンを齧りながら運命の相手と出会うのを待つようになったのは。
何故それをしようと考えたのかは、あまりにも疑問だが。
誰にも理解は出来ないであろうが。
だがシャロンはそれを続けたことで、こうして運命を感じられる相手と出会う事が出来たのだ。
この日のスティーブは急いでいる様子だったので、後日礼をさせて欲しいと言って次に会う約束だけして去って行った。
シャロンは返して貰った黒パンを齧りながらスティーブの背中が見えなくなるまで見送って。
気付かれない距離を保ちながらスティーブが何処に行くのかと尾行した。
完全なるストーキング行為である。
スティーブは街中にある鍛冶屋に入り3時間以上もそこから出て来なかったので、シャロンはそのまま自宅へと帰ったのであった。
「素敵な出会いがあったのよ!」
そう言っていつもよりも明らかに機嫌が良く空気を切り裂く拳を振るうシャロンに母親は。
遂に幻覚が見える様になってしまったかと大きな溜息を吐いて気の毒な娘を憐れんだのであった。
スティーブとの再会は3日後だった。
3日の間、シャロンはずっとスティーブの事ばかり考えていた。
寝ても覚めてもスティーブの事を考えてドキドキして。
何処とは言わないが凄く湿っていた。
もう洪水だった。
涎でビショビショになった貫頭衣の首元ぐらいビショビショだった。
市場の徘徊はしなかった。
だから市場では漸く邪魔者がいなくなったと喝采が起きた。
スティーブと会う為に家を出るシャロンはいつもよりも少しおめかしをして。
しっかりと乾かした貫頭衣を着て出掛けた。
「やあ。今日は先日のお礼に食事をご馳走したいんだが、如何かな?」
シャロンは了承して大通りにある食堂で食事をした。
スティーブは紳士的だった。
大人で優しくて。
どことなく色気もあって。
そんなスティーブにシャロンはもっと心が惹かれた。
素直に好きだと思った。
暴力で屈服させるんじゃなくって普通に好きになって貰いたいと思った。
けれど、こんな。
ほんのちょっぴりだけだけれど変わった女を彼は好きになってくれるだろうか。
シャロンは自分が変わっているのだと自覚していた。
但し周囲との認識の齟齬はどうやら大き目の川一本分ぐらいは剥離していそうだが。
「シャロンはユニークでとても魅力的な女性だね」
食事を終えて水で薄まったワインを飲みながら会話を楽しんでいる時に。
過去の武勇伝を話すシャロンに対して。
スティーブはそんな感想を漏らして笑顔を向けた。
ああ、なんて大人で懐の深い人なんだろう。
シャロンはそんな風に思って嬉しくなり。
周囲が引く程の武勇伝を語ってカパカパとワインを飲みまくった。
酒が進んで調子が出て来て、脚色まで加え始めた。
近所にいた少年が街に潜んでいたヴァンパイアだったので殴って追い払ったなんてフィクションまで語り。
どう考えたって真実とは思えないのにスティーブはうんうんと頷いてシャロンの話を聞いてくれた。
あまりにも大人な対応だった。
あまりにも大人で、シャロンにとっては初めて立派な大人に触れた気がした。
両親がアレ過ぎるのでまともな大人と関わった事が一度も無かったのだ。
シャロンは大人で優しくて、自分の事を全て包み込んでくれる様なスティーブに憧れて。
ふとした時に“ああ、この人の事が大好きだ”と気付いて顔を真っ赤にして黙り込んでしまった。
バクバクと心臓の音が鼓膜に響く。
こんなのシャロンにとっては生まれて初めての経験だった。
初めて本気で好きになった人が目の前で優しい笑顔を向けてくれている。
シャロンはその事実に嬉しくなって。
この人にだったら全てを捧げて良いと心の底から思った。
「そろそろ出ようか」
スティーブは席を立ち。
シャロンに手を差し出した。
シャロンは手を添えて立ち上がり。
二人はそのまま手を繋いで食堂を後にしたのであった。
スティーブはシャロンを家まで送ってくれて、別れ際。
「今度会う時は街の外へと行ってみないか?ラブホテルというピンクの塔が見えるだろう。僕は是非とも君とあそこに行ってみたいんだ」
頬を寄せ、優し気な言葉で囁くスティーブ。
スティーブの匂いを間近に感じて一気に顔が熱くなるシャロンは。
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