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ラブホテル in エライマン
百合の花はラブホテルで咲く③
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昼下がりのラブホテルにて。
蒼剣の誓いで魔術師をしているルイスは慌てた様子で部屋から出て来て、エマにアイトへの取次ぎを願った。
あまりにもその様子が面白かったものだからアイトはすぐさま電話を代わる。
「アイトさん!新たな百合が生まれる匂いがします!」
ルイスがこんなにも慌てるのだから百合関連であるとはアイトも予想していた。
ルイスはローブ一枚だけ羽織って部屋から出て来たのでローブの中は全裸である。
ローブがコートだったらアイトの前世的にオールドスクール変質者の格好だ。
ルイスの場合はエマにナニかを晒したらヒショに殺されるのがわかっているので、寧ろローブが開かない様に手で掴んで抑えているが。
『ほう、流石だな。ルイス君も気付いたかね』
アイトはテキトーに話を合わせた。
何言ってんだこいつ?と思いはしたが、その方が面白そうだったからだ。
この流れは確実に面白い事になるとアイトは確信していた。
「では、やはり!」
ルイスはアイトの言葉を受けて異様な程にテンションが上がる。
既にエマはドン引きしている。
しかし、そんな事などお構いなしだ。
ルイスの目には最早百合しか見えていない。
つまり何も見えていない。
『ああ。どうやら到着したらしい』
アイトの言葉にルイスが振り返ると。
そこには先日の第1回可憐な少女は百合を愛でたいの会に参加していた女性二人の姿があった。
手を繋いだりはしていないし、やや距離はあるものの。
二人は耳まで赤くなっていて、いそいそと例のパネルでランクEの部屋を選んで客室へ向かった。
二人の背中を見送ったルイスはニチャアと気持ちの悪い笑みを浮かべ。
アイトとエマに礼を言ってすぐさま自室に引き返していったのであった。
「一緒にラブホテルに行ってみない?」
そう言って誘ったのはリリィの方だった。
喫茶店の中で少しばかり大きな声を出してしまったので周囲の注目を集めている。
しかしリリィの表情は真剣で、周囲の様子など目に入っていないみたいだった。
リリィの瞳に映っているのはテーブルを挟んで向いにいるキアラだけだ。
「えっと、これから?」
キアラは少しばかり戸惑いつつ返事をする。
リリィの真意はわからないが、内心では踊り出しそうになるのを堪えて平静を装う。
「あ、ごめんなさい。これから何か予定があったかしら?」
リリィはキアラの予定も考えずにラブホテルへと誘ってしまった事を恥じた。
そもそもキアラは別の人が好きなのだ。
リリィはそんな風に認識をしているのだから。
「ああ、いや。僕は予定は無いよ。けれどリリィは僕で良いのかなって。誘った相手は僕で間違えてないのかなって思っただけで」
キアラの返事を聞く限り、嫌がってはいないのかなと思った。
もしかしたら少し前に失恋した事はすっぱりと割り切っているのかなと考えた。
だから。
「うん。私はキアラと行きたいのよ」
リリィの言葉を聞いてキアラは頭の中がぐちゃぐちゃになった。
リリィの言葉は嬉しかったけれど、頭が追い付いていなかった。
けれどこんなチャンスはもう二度と訪れないかもしれない。
だからキアラは勇気を出して。
「う、うん!い、いこう!」
かなりどもったが何とか返事を返したのであった。
近頃はエライマン⇔ラブホテル間を往復する乗合馬車が出ている。
リリィとキアラは乗合馬車を利用してラブホテルへと向かった。
この乗合馬車には護衛の冒険者も付いているので安全だ。
馬車の乗り降りはキアラがエスコートをした。
リリィにはそれが、なんだか王子様にエスコートされているみたいで嬉しかった。
エスコートをしたものの、キアラは内心ドキドキである。
何か粗相があってはいけないと気を使うし、何よりもリリィが傍にいる奇跡で胸がいっぱいだった。
ラブホテルに着いて馬車を降りた二人は。
何故だか少しだけ距離があって、恥ずかしくて耳まで赤くなっていた。
二人の頭に浮かんでいるのは百合ックスレクチャー会で見た衝撃的なシーンの数々だ。
密室に二人きりになるのだから、あんな事が実際に起こるのかもしれない。
そう考えたらもう、何処とは言わないがはしたなくも湿ってしまって仕方が無かった。
ラブホテルに入るとフロントにルイスがいたが、二人はそれ所ではないので気付かなかった。
二人で部屋に入るのをあまり見られたくなかった。
ノーラとカーラみたいに人前で堂々と手を繋いだり腕を組んだり。
見せ付ける様なのは二人にはハードルが高い。
それにまだ互いの思いを伝え合ってもいないのだ。
二人は急ぎ足でランクEの客室を選び。
急いで部屋へと転移した。
「えっと、取り敢えず座りましょうか?」
「う、うん。そうだね」
部屋に入り。
二人で利用する部屋としては十分以上の広さの部屋に驚く余裕もなく。
リリィとキアラはまず座って落ち着く事にした。
あまりにもドキドキし過ぎて息が上がっていた。
だから一度座って落ち着きたかった。
けれども気が動転していたのだろう。
キアラは柔らかな極上のベッドに腰掛けてしまって。
リリィもそれに倣ったのであった。
思わぬ形でベッドに座り。
二人の頭には百合ックスレクチャー会の映像が浮かぶ。
ベッドに置いた手が微かに触れ合って。
二人は慌ててその手を引いた。
「な、何か食べようか?」
「いい。いいわ」
緊張で少し声の裏返ったキアラに。
リリィは首を振って答えた。
そしてしばしの沈黙が続く。
二人の心音は相手に聞こえてしまっているのではないかと考えてしまう程に激しくて煩い。
顔はずっと真っ赤だし、何処とは言わないが染みが出来てしまっている。
そんな永遠に続くと思われた沈黙を破ったのはリリィの方だった。
「私。えっと。キアラと初めて会ったあの日。貴女に告白しなかった事を後悔していたの。だって貴女の事が好きだったのに断られるのが恐くって他の人に告白してしまったんだもの。だから。こんなのって狡いけれど、今日貴女に会えたのが嬉しかった。奇跡が起きたんじゃないかって思ったの。だから。貴女に告白しようって思ったの。ここまで来たのに今更だけれど。私はキアラの事が好きよ。別の人に告白しておいて、信用出来ないかもしれないけれど」
殆んど息をしていないんじゃないかと感じるぐらいに必死で。
リリィは自分の気持ちを伝えた。
リリィの本当の気持ちを聞いてキアラは。
「僕もリリィの事が好きだ。あの日は僕がもっとリリィにアピールしていたら。きっとリリィは安心して僕を選べたんだろう。他の女性なんて構わずに君と一緒にいれば良かったんだ。君といると楽しくて、心が安らいだんだ。他の人と話していた時も、ずっとリリィを目で追って。それでずっとドキドキしていたんだ」
キアラの気持ちを聞いたリリィは幸せ過ぎて泣きそうになった。
それに。
「そう。私勘違いしてたわ。キアラは私に女としての魅力を感じていないんじゃないかって」
「そんな事!ある訳、ないよ。だってほら」
キアラはリリィの方に向き直り。
リリィの手をある場所に持っていった。
「あの日だって今だってこんなになっちゃってるんだ。僕はリリィの魅力に興奮してるんだよ」
そんなキアラの告白に。
「私だってそうよ。貴女にずっと興奮してる」
二人は見つめ合い。
目を瞑って。
唇を軽く重ね合わせた。
抱き合ってお互いの体温を確かめあう。
しかしそこから先には中々進まない。
嫌われるのが恐くて。
きっと臆病になっているのだ。
誰かに背中を押して欲しい。
そんな風に二人が思っていると。
ガタッ
ベッドの横にある化粧台の引き出しが独りでに開いて。
中にしまわれていた何やら女性二人で繋がりあったり色々するアイテムを晒した。
リリィはそれの一つに手を伸ばして。
「キアラが好きよ。大好きなの」
顔の横にそれを持って来て柔らかな微笑みをキアラに向けたのであった。
それから時は経ち。
「キアラ。今日はラブホテルに宿泊しましょうよ」
街の市場で手を繋ぎながらぶらぶらしている時、リリィがそんな事を口にした。
リリィは最近、キアラの友人として彼女の実家に入り浸っている。
「またかい?リリィは本当にラブホテルが好きだね」
少々呆れた様子でキアラが答える。
ラブホテルには一昨日も休憩しに行ったばっかりだ。
「好きよ。だってラブホテルはキアラに出会えた場所なんですもの」
そう言ってリリィは柔らかな笑顔を向けた。
リリィに対するキアラの気持ちは出会った日から変わっていない。
寧ろ日に日に好きが大きくなっているぐらいだ。
「そうだね。僕にとっても大切な場所だよ。だって大好きなリリィと結ばれた場所だからね」
キアラもリリィに笑顔を向けて。
リリィはキアラに抱き着いた。
「今日も貴女と愛し合いたいの。愛しているわ。キアラ」
二人は見つめ合い。
「愛しているよリリィ」
人目を気にせず唇を重ねた。
あの日、ラブホテルで咲いた百合の花は。
今も枯れる事なく美しい花を咲かせている。
蒼剣の誓いで魔術師をしているルイスは慌てた様子で部屋から出て来て、エマにアイトへの取次ぎを願った。
あまりにもその様子が面白かったものだからアイトはすぐさま電話を代わる。
「アイトさん!新たな百合が生まれる匂いがします!」
ルイスがこんなにも慌てるのだから百合関連であるとはアイトも予想していた。
ルイスはローブ一枚だけ羽織って部屋から出て来たのでローブの中は全裸である。
ローブがコートだったらアイトの前世的にオールドスクール変質者の格好だ。
ルイスの場合はエマにナニかを晒したらヒショに殺されるのがわかっているので、寧ろローブが開かない様に手で掴んで抑えているが。
『ほう、流石だな。ルイス君も気付いたかね』
アイトはテキトーに話を合わせた。
何言ってんだこいつ?と思いはしたが、その方が面白そうだったからだ。
この流れは確実に面白い事になるとアイトは確信していた。
「では、やはり!」
ルイスはアイトの言葉を受けて異様な程にテンションが上がる。
既にエマはドン引きしている。
しかし、そんな事などお構いなしだ。
ルイスの目には最早百合しか見えていない。
つまり何も見えていない。
『ああ。どうやら到着したらしい』
アイトの言葉にルイスが振り返ると。
そこには先日の第1回可憐な少女は百合を愛でたいの会に参加していた女性二人の姿があった。
手を繋いだりはしていないし、やや距離はあるものの。
二人は耳まで赤くなっていて、いそいそと例のパネルでランクEの部屋を選んで客室へ向かった。
二人の背中を見送ったルイスはニチャアと気持ちの悪い笑みを浮かべ。
アイトとエマに礼を言ってすぐさま自室に引き返していったのであった。
「一緒にラブホテルに行ってみない?」
そう言って誘ったのはリリィの方だった。
喫茶店の中で少しばかり大きな声を出してしまったので周囲の注目を集めている。
しかしリリィの表情は真剣で、周囲の様子など目に入っていないみたいだった。
リリィの瞳に映っているのはテーブルを挟んで向いにいるキアラだけだ。
「えっと、これから?」
キアラは少しばかり戸惑いつつ返事をする。
リリィの真意はわからないが、内心では踊り出しそうになるのを堪えて平静を装う。
「あ、ごめんなさい。これから何か予定があったかしら?」
リリィはキアラの予定も考えずにラブホテルへと誘ってしまった事を恥じた。
そもそもキアラは別の人が好きなのだ。
リリィはそんな風に認識をしているのだから。
「ああ、いや。僕は予定は無いよ。けれどリリィは僕で良いのかなって。誘った相手は僕で間違えてないのかなって思っただけで」
キアラの返事を聞く限り、嫌がってはいないのかなと思った。
もしかしたら少し前に失恋した事はすっぱりと割り切っているのかなと考えた。
だから。
「うん。私はキアラと行きたいのよ」
リリィの言葉を聞いてキアラは頭の中がぐちゃぐちゃになった。
リリィの言葉は嬉しかったけれど、頭が追い付いていなかった。
けれどこんなチャンスはもう二度と訪れないかもしれない。
だからキアラは勇気を出して。
「う、うん!い、いこう!」
かなりどもったが何とか返事を返したのであった。
近頃はエライマン⇔ラブホテル間を往復する乗合馬車が出ている。
リリィとキアラは乗合馬車を利用してラブホテルへと向かった。
この乗合馬車には護衛の冒険者も付いているので安全だ。
馬車の乗り降りはキアラがエスコートをした。
リリィにはそれが、なんだか王子様にエスコートされているみたいで嬉しかった。
エスコートをしたものの、キアラは内心ドキドキである。
何か粗相があってはいけないと気を使うし、何よりもリリィが傍にいる奇跡で胸がいっぱいだった。
ラブホテルに着いて馬車を降りた二人は。
何故だか少しだけ距離があって、恥ずかしくて耳まで赤くなっていた。
二人の頭に浮かんでいるのは百合ックスレクチャー会で見た衝撃的なシーンの数々だ。
密室に二人きりになるのだから、あんな事が実際に起こるのかもしれない。
そう考えたらもう、何処とは言わないがはしたなくも湿ってしまって仕方が無かった。
ラブホテルに入るとフロントにルイスがいたが、二人はそれ所ではないので気付かなかった。
二人で部屋に入るのをあまり見られたくなかった。
ノーラとカーラみたいに人前で堂々と手を繋いだり腕を組んだり。
見せ付ける様なのは二人にはハードルが高い。
それにまだ互いの思いを伝え合ってもいないのだ。
二人は急ぎ足でランクEの客室を選び。
急いで部屋へと転移した。
「えっと、取り敢えず座りましょうか?」
「う、うん。そうだね」
部屋に入り。
二人で利用する部屋としては十分以上の広さの部屋に驚く余裕もなく。
リリィとキアラはまず座って落ち着く事にした。
あまりにもドキドキし過ぎて息が上がっていた。
だから一度座って落ち着きたかった。
けれども気が動転していたのだろう。
キアラは柔らかな極上のベッドに腰掛けてしまって。
リリィもそれに倣ったのであった。
思わぬ形でベッドに座り。
二人の頭には百合ックスレクチャー会の映像が浮かぶ。
ベッドに置いた手が微かに触れ合って。
二人は慌ててその手を引いた。
「な、何か食べようか?」
「いい。いいわ」
緊張で少し声の裏返ったキアラに。
リリィは首を振って答えた。
そしてしばしの沈黙が続く。
二人の心音は相手に聞こえてしまっているのではないかと考えてしまう程に激しくて煩い。
顔はずっと真っ赤だし、何処とは言わないが染みが出来てしまっている。
そんな永遠に続くと思われた沈黙を破ったのはリリィの方だった。
「私。えっと。キアラと初めて会ったあの日。貴女に告白しなかった事を後悔していたの。だって貴女の事が好きだったのに断られるのが恐くって他の人に告白してしまったんだもの。だから。こんなのって狡いけれど、今日貴女に会えたのが嬉しかった。奇跡が起きたんじゃないかって思ったの。だから。貴女に告白しようって思ったの。ここまで来たのに今更だけれど。私はキアラの事が好きよ。別の人に告白しておいて、信用出来ないかもしれないけれど」
殆んど息をしていないんじゃないかと感じるぐらいに必死で。
リリィは自分の気持ちを伝えた。
リリィの本当の気持ちを聞いてキアラは。
「僕もリリィの事が好きだ。あの日は僕がもっとリリィにアピールしていたら。きっとリリィは安心して僕を選べたんだろう。他の女性なんて構わずに君と一緒にいれば良かったんだ。君といると楽しくて、心が安らいだんだ。他の人と話していた時も、ずっとリリィを目で追って。それでずっとドキドキしていたんだ」
キアラの気持ちを聞いたリリィは幸せ過ぎて泣きそうになった。
それに。
「そう。私勘違いしてたわ。キアラは私に女としての魅力を感じていないんじゃないかって」
「そんな事!ある訳、ないよ。だってほら」
キアラはリリィの方に向き直り。
リリィの手をある場所に持っていった。
「あの日だって今だってこんなになっちゃってるんだ。僕はリリィの魅力に興奮してるんだよ」
そんなキアラの告白に。
「私だってそうよ。貴女にずっと興奮してる」
二人は見つめ合い。
目を瞑って。
唇を軽く重ね合わせた。
抱き合ってお互いの体温を確かめあう。
しかしそこから先には中々進まない。
嫌われるのが恐くて。
きっと臆病になっているのだ。
誰かに背中を押して欲しい。
そんな風に二人が思っていると。
ガタッ
ベッドの横にある化粧台の引き出しが独りでに開いて。
中にしまわれていた何やら女性二人で繋がりあったり色々するアイテムを晒した。
リリィはそれの一つに手を伸ばして。
「キアラが好きよ。大好きなの」
顔の横にそれを持って来て柔らかな微笑みをキアラに向けたのであった。
それから時は経ち。
「キアラ。今日はラブホテルに宿泊しましょうよ」
街の市場で手を繋ぎながらぶらぶらしている時、リリィがそんな事を口にした。
リリィは最近、キアラの友人として彼女の実家に入り浸っている。
「またかい?リリィは本当にラブホテルが好きだね」
少々呆れた様子でキアラが答える。
ラブホテルには一昨日も休憩しに行ったばっかりだ。
「好きよ。だってラブホテルはキアラに出会えた場所なんですもの」
そう言ってリリィは柔らかな笑顔を向けた。
リリィに対するキアラの気持ちは出会った日から変わっていない。
寧ろ日に日に好きが大きくなっているぐらいだ。
「そうだね。僕にとっても大切な場所だよ。だって大好きなリリィと結ばれた場所だからね」
キアラもリリィに笑顔を向けて。
リリィはキアラに抱き着いた。
「今日も貴女と愛し合いたいの。愛しているわ。キアラ」
二人は見つめ合い。
「愛しているよリリィ」
人目を気にせず唇を重ねた。
あの日、ラブホテルで咲いた百合の花は。
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