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ラブホテル in エライマン
ツバメの巣を食べてみたい
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「ツバメの巣を食べてみたい」
ここは休息宿ラブホテルがあるダンジョンの最上階層マスタールーム。
このダンジョンにおいては神にも等しい存在であるアイトは前世での世界三大料理の一つ。
中華料理で使われる高級食材ツバメの巣に思いを馳せていた。
中華料理で食される三大珍味と言えばフカヒレ、干しアワビに加えて件のツバメの巣である。
前世のアイトは割かし庶民派だったのだが、フカヒレは普通に食べた事があった。
干しアワビは食べた事が無いが、生アワビは食べた事があるのでオーガズの誰かにでも研究させれば似た様な物が作れるだろう。
生アワビは食べた事があるから。
生アワビは。
だがしかし。
ツバメの巣は食べた事が無いばかりか、どんなものなのか想像する事すらも難しい。
一応種類は謎だがツバメの唾液から出来ているという知識しか持ち合わせていないアイトの認識は。
「春雨みたいなもんじゃね?」
この程度である。
勿論ツバメの巣と春雨は全く違う。
春雨をツバメの巣と偽って中華料理店で出したら即刻営業停止に追い込まれるだろうと想像出来てしまうくらいに別物だ。
ツバメの巣童貞とツバメの巣ヴァージンであったならば上手くすれば騙し切れるかもしれないが。
とにかくアイトにとってツバメの巣は自分が想像してダンジョン力で生み出せる範囲の外にある。
ダンジョンではダンジョン力がある限りアイトの好き勝手に階層を作ったり物を生み出せるが、想像も出来ない物を生み出す事は出来ない。
故にダンジョンでツバメの巣を手に入れる事は出来ないので、取り敢えずツバメだし畜生ペンギンでも生み出してみようかとも思ったが。
何か色々と権利関係とか気になったので止めておいて、ツバメの巣を手に入れる為にある人物を客室に呼び出したのであった。
「唾液で巣を作る鳥ですか?」
アイトが呼び出したのは困った時のスミスだ。
スミスはアイトに対して謎に忠誠心が高いので何も考えずに口先だけで喋っていても深読みして勝手に感心してくれたりするのだから、アイトのお気に入りである。
ダンジョンから一歩も外に出る事が出来ないアイトにとって、外の世界の事は世間的には世間知らずのエマから聞きかじった情報しかない。
つまりは何もわからない。
なので外の世界にいる動物や魔物に詳しそうな冒険者のスミスを呼び出して、地球にいたツバメと同じ様な習性を持つ生物がいないかと聞き込みを行っているのだった。
「いやぁ、ちょっと心当たりないですね。こう言っちゃなんですけど、作れたりしないんですか?」
“作れたり”というのはダンジョンモンスターとして作れないのか?という意味だろう。
それに対してアイトの答えは。
「鳥系は案外少ないんだよな。だったよな?確か」
「そうですね。あれぐらいでしょうか」
ヒショに確認を取ると、肯定したので間違いがないだろう。
アイトがダンジョン内で作れるモンスターは実を言うと全てがダンジョンマスターになった時に手に入ったテンプレートの知識から作られている。
それにしては変異種オーガのバリエーションが豊か過ぎる気はするが、事実としてテンプレートのモンスターしか作り出せないのだ。
これはアイトが魔物のいない世界で生きた記憶を持っている事に起因していて。
魔石などと言う謎の石を体内に持っている生物など仕組みがイマイチ理解出来ていないのだ。
前世の知識から持って来るならば胆石とか尿管結石みたいなもんか?と想像して作ろうとしても上手くいかない。
アイトにとっては生物はあくまでも動植物の事であって、魔物は神話や物語に出て来る架空の生き物でしかないのだ。
だから想像力で補っても魔物は作れない。
その割には前世で到達していなかった技術とかを好き勝手に作っているのだが。
機械と生物とはまた少し違うのだ。
「ブラックストーンコカトリスなら作れるんだけど」
「絶対に止めて下さい!」
ブラックストーンコカトリスとは。
魔法を完全に反射する宝石を纏ったコカトリスであり、魔法だけでなく物理攻撃にも強いとんでもモンスターである。
因みにこいつが魔物として外の世界で出現した場合、国一つは余裕で滅ぶと言われている超危険魔物だ。
そんなものにラブホテルの中をウロウロされてたまるか、という話である。
ヒショがノリノリだったりするから止めないと本当に作りそうで恐いのだ。
「俺は心当たりが無いですけど、世界中を旅した経験があって俺よりも知識のある人だったら紹介出来るかもしれません」
ただツバメの巣を食べたいと思っただけなのに予想外の大事になってしまったが。
アイトは紹介を頼んで、スミスはエライマンの街へと向かい。
一時間程でラブホテルへと帰って来た。
スミスが連れて来たのはヤーサンの冒険者ギルドでギルドマスターをしていたバルナバスである。
バルナバスは妻のミキャエラに突っつかれてギルドマスターを辞め、エライマンへと移ってきた口だ。
「あー。お前ギルマス辞めたばっかりの俺に何をさせるつもりだ?」
バルナバスはエライマンの冒険者ギルドに入ろうとしていた所をスミスに呼び止められてラブホテルまで連れて来られたのであった。
そして客室へ転移する扉に入ったら目の前にはヒショの姿だ。
初めてラブホテルを訪れた時に圧倒的なヒショの力に気付いて死を覚悟したバルナバスからすると、なんて所に連れて来やがったと文句の一つでも言いたくなる状況である。
「ギルマス辞めて冒険者にでも戻る気だったんだろう?だったらこっちの方が絶対に良い。絶対に」
スミスの勧めでまずは話だけ聞いてみようとアイトと向かい合って座ったバルナバス。ヒショの前は流石に恐過ぎて気が引けた。
アイトから詳しい話を聞いて。
「唾液で巣を作る鳥ですか?一応知ってはいますけど生息地は結構遠いですね」
バルナバスにはどうやら心当たりがあるらしい。
「生け捕りにして連れて来る事は出来る?」
アイトの質問に。
「出来ない事は無いと思いますけどね。一体何に使うつもりなんです?」
質問を返して来たので巣を作らせて食べると言うとバルナバスは舌を出して嫌そうな顔をした。
アイトの前世でもツバメの巣が唾液だと知ったら食べるのを敬遠する者はいたので、食べる文化が無いとしたら受け入れ難い食材だろう。
「ただうちは今妻が身重でしてね。あんまり遠出は出来ないんですよ。ギルドマスター辞めたのも妻の事が心配だからってのもありますし」
どうやらバルナバスの妻ミキャエラは妊娠しているらしい。
何度もラブホテルに通って毎度毎度とってもお楽しみだったので子供が出来るのは自然な事であろうが。
「だったら旅に出てる間うちで預かろうか?」
アイトの言葉を受けてバルナバスは考える。
ラブホテルの方でミキャエラを預かるとして、問題は彼女自身がそれを受け入れて納得するかだ。
バルナバスはどうだろうかと考えて。
受け入れるし納得するだろうと2秒で結論に達した。
ついでに言うならラブホテルに住めるのなら遠回りをしてゆっくり行って来いと言われる事だろう。
「一応本人に聞いてみて良いですか?」
バルナバスは念の為に確認をすると言い。
「報酬は相場の倍出すよ」
アイトの依頼を受ける事がほぼ決定したのであった。
子供を生み育てるとなると、それなりに金が掛かるとは以前から何度も聞いていたのだ。
予想通りノリノリでラブホテルに移ったミキャエラを置いて唾液で巣作る鳥の捕獲に出たバルナバスは。
予定よりも随分と早く2週間強でラブホテルへと帰還した。
しかも一体だけではなく番を捕まえて。
「こいつらがクルトスワローって種類の魔物ですね。巣は雄が作るんですが、必要かなと思って番で捕獲してきました」
「でかしたぁぁ!」
アイトはバルナバスに倍々の報酬を支払ってラブホテル専属ハンターへとスカウトした。
給料はギルドマスターだった頃と同額。
更に別途出来高を払う契約となる。
はっきり言って破格だ。
ギルドマスターを辞めたのにそれ以上に稼げる仕事に就けた事に安心しつつ。
バルナバスは妻のミキャエラを献身的に支えてイチャコラするのであった。
バルナバスが戻ってから1ヶ月後。
アイトは断崖を作った階層でツバメの巣らしきものをゲットし。
ヤマオカに言って茹でさせて実食の時を迎えたのであった。
食べたいと思ってからもう1ヶ月半。
高まり続けた期待感を上回る味わいを感じられる筈である。
だって前世であんなにもお高かった食材なんだもの。
絶対に美味しいに決まってるもの。
美味し過ぎて全米が涙するに決まってるもの。
アイトはシンプルな茹でツバメの巣をスプーンで掬って口に運び。
目を瞑ってもにゅもにゅと味わってからカッと目を見開いた。
「無味!」
ラブホテルでツバメの巣が重宝される事は無かった。
ここは休息宿ラブホテルがあるダンジョンの最上階層マスタールーム。
このダンジョンにおいては神にも等しい存在であるアイトは前世での世界三大料理の一つ。
中華料理で使われる高級食材ツバメの巣に思いを馳せていた。
中華料理で食される三大珍味と言えばフカヒレ、干しアワビに加えて件のツバメの巣である。
前世のアイトは割かし庶民派だったのだが、フカヒレは普通に食べた事があった。
干しアワビは食べた事が無いが、生アワビは食べた事があるのでオーガズの誰かにでも研究させれば似た様な物が作れるだろう。
生アワビは食べた事があるから。
生アワビは。
だがしかし。
ツバメの巣は食べた事が無いばかりか、どんなものなのか想像する事すらも難しい。
一応種類は謎だがツバメの唾液から出来ているという知識しか持ち合わせていないアイトの認識は。
「春雨みたいなもんじゃね?」
この程度である。
勿論ツバメの巣と春雨は全く違う。
春雨をツバメの巣と偽って中華料理店で出したら即刻営業停止に追い込まれるだろうと想像出来てしまうくらいに別物だ。
ツバメの巣童貞とツバメの巣ヴァージンであったならば上手くすれば騙し切れるかもしれないが。
とにかくアイトにとってツバメの巣は自分が想像してダンジョン力で生み出せる範囲の外にある。
ダンジョンではダンジョン力がある限りアイトの好き勝手に階層を作ったり物を生み出せるが、想像も出来ない物を生み出す事は出来ない。
故にダンジョンでツバメの巣を手に入れる事は出来ないので、取り敢えずツバメだし畜生ペンギンでも生み出してみようかとも思ったが。
何か色々と権利関係とか気になったので止めておいて、ツバメの巣を手に入れる為にある人物を客室に呼び出したのであった。
「唾液で巣を作る鳥ですか?」
アイトが呼び出したのは困った時のスミスだ。
スミスはアイトに対して謎に忠誠心が高いので何も考えずに口先だけで喋っていても深読みして勝手に感心してくれたりするのだから、アイトのお気に入りである。
ダンジョンから一歩も外に出る事が出来ないアイトにとって、外の世界の事は世間的には世間知らずのエマから聞きかじった情報しかない。
つまりは何もわからない。
なので外の世界にいる動物や魔物に詳しそうな冒険者のスミスを呼び出して、地球にいたツバメと同じ様な習性を持つ生物がいないかと聞き込みを行っているのだった。
「いやぁ、ちょっと心当たりないですね。こう言っちゃなんですけど、作れたりしないんですか?」
“作れたり”というのはダンジョンモンスターとして作れないのか?という意味だろう。
それに対してアイトの答えは。
「鳥系は案外少ないんだよな。だったよな?確か」
「そうですね。あれぐらいでしょうか」
ヒショに確認を取ると、肯定したので間違いがないだろう。
アイトがダンジョン内で作れるモンスターは実を言うと全てがダンジョンマスターになった時に手に入ったテンプレートの知識から作られている。
それにしては変異種オーガのバリエーションが豊か過ぎる気はするが、事実としてテンプレートのモンスターしか作り出せないのだ。
これはアイトが魔物のいない世界で生きた記憶を持っている事に起因していて。
魔石などと言う謎の石を体内に持っている生物など仕組みがイマイチ理解出来ていないのだ。
前世の知識から持って来るならば胆石とか尿管結石みたいなもんか?と想像して作ろうとしても上手くいかない。
アイトにとっては生物はあくまでも動植物の事であって、魔物は神話や物語に出て来る架空の生き物でしかないのだ。
だから想像力で補っても魔物は作れない。
その割には前世で到達していなかった技術とかを好き勝手に作っているのだが。
機械と生物とはまた少し違うのだ。
「ブラックストーンコカトリスなら作れるんだけど」
「絶対に止めて下さい!」
ブラックストーンコカトリスとは。
魔法を完全に反射する宝石を纏ったコカトリスであり、魔法だけでなく物理攻撃にも強いとんでもモンスターである。
因みにこいつが魔物として外の世界で出現した場合、国一つは余裕で滅ぶと言われている超危険魔物だ。
そんなものにラブホテルの中をウロウロされてたまるか、という話である。
ヒショがノリノリだったりするから止めないと本当に作りそうで恐いのだ。
「俺は心当たりが無いですけど、世界中を旅した経験があって俺よりも知識のある人だったら紹介出来るかもしれません」
ただツバメの巣を食べたいと思っただけなのに予想外の大事になってしまったが。
アイトは紹介を頼んで、スミスはエライマンの街へと向かい。
一時間程でラブホテルへと帰って来た。
スミスが連れて来たのはヤーサンの冒険者ギルドでギルドマスターをしていたバルナバスである。
バルナバスは妻のミキャエラに突っつかれてギルドマスターを辞め、エライマンへと移ってきた口だ。
「あー。お前ギルマス辞めたばっかりの俺に何をさせるつもりだ?」
バルナバスはエライマンの冒険者ギルドに入ろうとしていた所をスミスに呼び止められてラブホテルまで連れて来られたのであった。
そして客室へ転移する扉に入ったら目の前にはヒショの姿だ。
初めてラブホテルを訪れた時に圧倒的なヒショの力に気付いて死を覚悟したバルナバスからすると、なんて所に連れて来やがったと文句の一つでも言いたくなる状況である。
「ギルマス辞めて冒険者にでも戻る気だったんだろう?だったらこっちの方が絶対に良い。絶対に」
スミスの勧めでまずは話だけ聞いてみようとアイトと向かい合って座ったバルナバス。ヒショの前は流石に恐過ぎて気が引けた。
アイトから詳しい話を聞いて。
「唾液で巣を作る鳥ですか?一応知ってはいますけど生息地は結構遠いですね」
バルナバスにはどうやら心当たりがあるらしい。
「生け捕りにして連れて来る事は出来る?」
アイトの質問に。
「出来ない事は無いと思いますけどね。一体何に使うつもりなんです?」
質問を返して来たので巣を作らせて食べると言うとバルナバスは舌を出して嫌そうな顔をした。
アイトの前世でもツバメの巣が唾液だと知ったら食べるのを敬遠する者はいたので、食べる文化が無いとしたら受け入れ難い食材だろう。
「ただうちは今妻が身重でしてね。あんまり遠出は出来ないんですよ。ギルドマスター辞めたのも妻の事が心配だからってのもありますし」
どうやらバルナバスの妻ミキャエラは妊娠しているらしい。
何度もラブホテルに通って毎度毎度とってもお楽しみだったので子供が出来るのは自然な事であろうが。
「だったら旅に出てる間うちで預かろうか?」
アイトの言葉を受けてバルナバスは考える。
ラブホテルの方でミキャエラを預かるとして、問題は彼女自身がそれを受け入れて納得するかだ。
バルナバスはどうだろうかと考えて。
受け入れるし納得するだろうと2秒で結論に達した。
ついでに言うならラブホテルに住めるのなら遠回りをしてゆっくり行って来いと言われる事だろう。
「一応本人に聞いてみて良いですか?」
バルナバスは念の為に確認をすると言い。
「報酬は相場の倍出すよ」
アイトの依頼を受ける事がほぼ決定したのであった。
子供を生み育てるとなると、それなりに金が掛かるとは以前から何度も聞いていたのだ。
予想通りノリノリでラブホテルに移ったミキャエラを置いて唾液で巣作る鳥の捕獲に出たバルナバスは。
予定よりも随分と早く2週間強でラブホテルへと帰還した。
しかも一体だけではなく番を捕まえて。
「こいつらがクルトスワローって種類の魔物ですね。巣は雄が作るんですが、必要かなと思って番で捕獲してきました」
「でかしたぁぁ!」
アイトはバルナバスに倍々の報酬を支払ってラブホテル専属ハンターへとスカウトした。
給料はギルドマスターだった頃と同額。
更に別途出来高を払う契約となる。
はっきり言って破格だ。
ギルドマスターを辞めたのにそれ以上に稼げる仕事に就けた事に安心しつつ。
バルナバスは妻のミキャエラを献身的に支えてイチャコラするのであった。
バルナバスが戻ってから1ヶ月後。
アイトは断崖を作った階層でツバメの巣らしきものをゲットし。
ヤマオカに言って茹でさせて実食の時を迎えたのであった。
食べたいと思ってからもう1ヶ月半。
高まり続けた期待感を上回る味わいを感じられる筈である。
だって前世であんなにもお高かった食材なんだもの。
絶対に美味しいに決まってるもの。
美味し過ぎて全米が涙するに決まってるもの。
アイトはシンプルな茹でツバメの巣をスプーンで掬って口に運び。
目を瞑ってもにゅもにゅと味わってからカッと目を見開いた。
「無味!」
ラブホテルでツバメの巣が重宝される事は無かった。
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